飲み干せる出汁(だし)! 釜揚げうどん 桂(けい)ちゃん
今年の日本は暖冬ですが、それでも冬は寒いもの。そんな夜は温か〜い、美味し〜い麺類がありがたいものです。
そこで今回は温かい麺類の代表である「うどん」をご紹介したいと思います。
一口に「うどん」と言ってもバリエーションは色々ありますが、やはり麺の口当たりと出汁の美味しさを堪能するには、シンプルに「釜揚げうどん」といきたいものです。
大阪はうどんの街なのですが、そんな大阪でも
化学調味料一切無添加のこだわりの店、「釜揚げうどん桂ちゃん」をご紹介いたします。
実は桂ちゃんも昔は化学調味料を嫌々ながら使用していたのですが
「こんな事ではイカン!」と一発念気!
今では最高級の枕崎の鰹の荒ブシを利用しつつも、昆布の甘味を引き出すのに日夜研究を重ねておられる消費者想いのありがたいお店なのです。
もちろん、そんな毎日なので味には日々、微妙なばらつきがあり、それも我々「美味いもん好き」にとっては一つの楽しみなんですよね。
それはともかく、桂ちゃんのメニューはいたってシンプルで、豆だぬき五00円、たぬき六五0円、おたぬき八00円と非常にありがたい庶民価格なのであります。
おっと、ここで説明不足。メニューのたぬきシリーズは豆だぬきが【小】、たぬきが【中】、おたぬきが【大】、と遊び心満点のメニューなのです。
その他、細うどんやざるうどんもあるのですが、残るは、おにぎりとビールしかない、正に「うどんと出汁」を堪能するためだけに存在するのが、こちらの「桂ちゃん」なのです。
それでは早速、「桂ちゃん」ワールドへと皆さんをご案内いたします。
まずは店先のタヌキ親子にご挨拶。
なんて冗談はともかく、暖簾をくぐると、いきなり鼻を突くカツオの香り。実は「桂ちゃん」は隠れた名店なのですが、うどん通の間で徐々に噂になりまして、お昼時には待ち時間が出来つつある人気店になっております。
しかし待ち時間があれども入り口に設置してある、赤い敷毛氈(しきもうせん)がありがたい。
編集長と行ったこの日は待ち時間も無く難なく着席。注文は編集長はたぬき。編集長の彼女さんは豆だぬき。猫舌の僕はたぬきのざるうどん。
もちろん注文してから茹でるので到着までは時間がかかります。
待ってる間に備え付けの昆布と鰹の佃煮を賞味。これがまた鰹と山椒のコラボレーションに昆布のトロトロが美味いんだよなぁ。いわば佃煮をおかずに釜揚げうどんを食
べるのが正統派かな。
そして待つこと10分。運ばれてきたうどんに目をむく編集長。それもそのはず。見てみて下さい、この「うどん」の輝き!
本当に美味しいうどんは、この様に光輝いているのです。
それでは「いただきまーす」。ズルズルズルっと、一気に吸い込み、「モチッ、プチッ」とした食感を楽しみつつ、一気に喉へ流し込む。
口中から鼻にかけて漂う「鰹」の香りが素晴らしい。有無をもいわせず一気に完食。
もちろん残った出汁も全部飲み干します。ん?
しかし徳利にまだ出汁が残ってるではないか。そうなんです。更に残った出汁に、これまた備え付けの天玉を浮かべて、コクのある出汁を楽しむのもご一興。
更に更に、かねてご用意のすりおろし生姜を加えての楽しみも待ち構えております。

そんな「釜揚げうどん 桂ちゃん」ですが、じつは地方発送も承っておりまして、手打ちうどんと枕崎のカツオ出汁を、ご家庭で簡単に召し上がっていただけます。
詳しくは
→ 桂ちゃんのHP をご覧下さい。
この味は絶対の自信があります。是非ともお試しあれ。ご注文待ってまーす。
地方発送向けのラベルの表示には「調味料(アミノ酸等)」と書かれてますが、これは以前、作ったグラビア印刷の名残です。現在は一切使用しておりませんので、ご理解の程よろしくお願い申しあげます。
[編集長-補足]
今回、取材させていただいた「桂ちゃん」には感激しました。
関西で鰹ぶしといえば「ソウダカツオ」を使った「めじかぶし」なんですが、高級料亭や関東の蕎麦屋さんが使っている「本鰹の節」を自然発酵させたものと、力強い「うるめぶし」、そして昆布は道南の....これ以上、書くと企業秘密レベルどころではありませんので、割愛させていただきます。
醤油や味醂のこだわり、「かえし」を使わずにまろやかさと力強さを、バランスよく醸し出す熟練の技と感性。
そして、この完璧なまでの味が、ご主人にとっては「完成形」では無いのです。
あくなき味への追求と、うどんに込めた愛情が、食べる者を感動させるのです。
僕は
「化学調味料を一切使っていない」と聞き、この店を訪れましたが、食べている間に、美味しさで...涙がこぼれ落ちてしまいました。
「飲み干せる出汁」がこの店のウリですが、まさしく、その通りです。
僕は高血圧なんですが、塩分とか、ぶっ倒れるとか、そんなものおかまいなしに、とっくりの出し醤油を飲み続けていました。(途中、彼女に止められましたが...)
いくら美辞麗句を並べたところで、このうどんの「味とのどごし」を伝えることは不可能です。
とにかく、食べてください。百聞は一食に如かず!
釜揚げうどん 桂(けい)ちゃん
〒547-0013大阪市平野区長吉長原東3丁目1-68(地下鉄谷町線長原駅A番出口より中央環状線沿いに南へ徒歩約1分。近畿自動車道「長原IC」前)
TEL&FAX:06(6790)1555
営業時間 11時〜15時・17時〜20時 定休日:毎週木曜日
※麺がなくなりますと、閉店となりますのでご了承下さい。
「通信販売」と「出し汁へのこだわり」は
→ 桂ちゃんのHP へ
「桂ちゃん」のご主人 桂治さん
麺打ち台-ここから腰のあるうどんが生まれる
茹で時間とお湯の温度、そして引き上げ方で全てが決まる
秘伝ともいえる出汁は「とっくり」に入れられて、出番を待つ
「化学調味料撲滅」を熱く語るNaoと、ご主人
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