自分の話す言葉や書いたモノを見返すと、自らの内にある「他者の言葉」を聞く、または「他者の思考」を知る、という事になると、
内田樹さんの著書やブログには頻繁に出てきます。
コレは、ジャック・ラカンさんの言だそうです。
内田さんのブログには、自分の書いたモノを読まれて、「自分はこんな事を考えていたのか」とヒラメキを得られたような記述が多いのです。
自分の予想外の事が、自らの文章に潜んでいる・・・、ということでしょうか。
当ブログを読み返してみても、ホントにオレは莫迦だなぁ・・・とか、恥ずかしいなぁ・・・とか、そんな感想しか出てこないので、羨ましいですね。
自分の文章を一番沢山読んでいるのは、自分なワケですし、一番最初に読むのも自分ですので、面白いモノを書きたいとは思っているのですが、恥ずかしいだけの文章を量産しているように思います。
もっと頑張れ、テツハル内の他者!
というワケで、昨日の日記を読み返してみましたら、ちょっと面白い事に気付きました。
昨日のテツハルさんは、少し「ビリーバー」よりに見えます。
実は、ビリーバー【believer 訳:信奉者】という有り方は、危険だと思っています。
幽霊・妖怪・UFO・UMA・怪奇現象、等々をテツハルは信じていません。
ソレらを「信じる」という事は、「既知の事実ですよ、だから怖くないですよ」というディフェンスであって、ソレらに失礼なのではないか?と考えています。
怪異の元とされるモノの多くが、恨み辛みである事を考えれば、ソレらに遭遇した際に、腰を抜かす程驚くのが筋であり、信じない事が礼儀なのではないでしょうか。
居もしないモノに礼を尽くすと言うのも矛盾していますけど、存在自体が矛盾だらけなモノですから、仕方がありません。
テツハルお坊ちゃまが、幼少の頃からお気に入りだったアニメ「まんが日本昔ばなし」で、強欲な爺婆が怪異によって懲らしめられる際に、「ひゃー」と叫んで転げるように逃げ惑うのは、ソレらを信じていないからであって、礼儀正しい有り方なのだと思います。
流石、国民的アニメですね。
話を、昨日の少し「ビリーバー」よりに見えるテツハルさんに戻します。
「鰯の頭も信心から」と俚諺にも言う等と書いて、勾玉の効能を期待するような〆方だったので、「ビリーバー」よりに捉えられるかもしれませんが、ちょっと違います。
購入した勾玉に、何を期待しているかを明確にすれば、ご理解頂けるかも・・・と思います。
何もテツハルは、勾玉を身に付ける事によって、花粉症・肩凝り・莫迦の快癒を期待しているワケでもなく、金運や仕事運を開いてもらおうと思っているワケでもなく、身体的なポテンシャルが劇的に向上するかも・・・と夢を見ているワケでもありません。
テツハルが勾玉に期待しているのは、精神の高揚の助けになって欲しいという事です。
分かり易く言えば、「ご機嫌な毎日を過す」手助けをして欲しいという事です。
お気に入りの服を着る時と、嫌いな色の服を着せられる時では、気分に有意の差が出ます。
更に例を挙げれば、前々から欲しかったモノを買い、何度も見たり撫でたり聞いたりしますと多幸感で満たされますし、ソレらを汚損されますと凹みます。
テツハルが購入した勾玉には「お気に入り」にする為に、「ビリーバー」よりの理由付けがされていますので、礼に反して「鵜呑みにする」事が求められています。
「ソレは似非科学です」と突っぱねるより、『そりゃ粋だね』と納得する方が、「ご機嫌な毎日を過す」助力を得られるのなら、後者の方がお得ではないかと、算盤を弾いた次第です。
中沢新一さんの著書から<神話的思考>の話を持ち出し、より自分が納得できるような物語を付加して、カスタマイズする事によって、「ビリーバー」的な視点から逸らしてはいるつもりですので、本当のトコロは「鵜呑み」にはなっていないハズなんですけどね。
ただ、所詮「鰯の頭」ですので、ソレに何十万という金額を出すのは間違っていると思います。
面白い話が聞けて、食事も出来て、¥3K程度だったから良かったのです。
友人知人が「鰯の頭」を高額で購入したいと相談に来れば、殴ってでも止めます。
「鰯の頭」は、どれだけお金を積んで購入しても、「鰯の頭」以上の効果をもたらさないからです。
関連して、モノとの付き合い方の話を少し。
テツハルは左利きでして、左利き用の十徳ナイフを持ち歩いています。
十徳とは言え、ナイフを持ち歩くと言うのは、「キレる現代の若者」チックで気恥ずかしいのですが、世の中の作りは左利きに優しくないように出来ていますので、自前で用意しておく方が無難なのです。
テツハルが愛用している十徳はウェンガーのハイカーレフトで、現在は製造中止になっているモノです。
ボーイスカウト時代、先輩が格好良く使っていた十徳ナイフに憧れていた事と、マクガイバーが十徳ナイフとガムテープでどんな困難も切り抜けていくドラマに痺れていた事も、このナイフを大事に扱う要因の一つなのですが、大きな理由が一つあります。
ファーストアタッカーという習慣です。
ファーストアタッカーの習慣について、誰に教わったのか覚えていないのですが、随分と昔から、当然のようにやっていました。
やり方は簡単で、自分の大切な人や尊敬する人に、刃物を最初に使ってもらうだけです。
テツハルが愛用している十徳ナイフは、高校時代からの友人・冷水氏にファーストアタックしてもらいました。
コレをやってもらいますと、刃物で怪我をしないと言われています。
その刃物を使う時、「大切な人にファーストアタックをしてもらった」という事実が良いように作用し、取り扱いに慎重になり、結果、怪我が少なくなるというのは、理に適った物語ですね。
このファーストアタッカーの習慣の思考と、勾玉について講習・販売してくれた喫茶店のマスターが教えてくれた「勾玉の取り扱い注意事項」の思考が通底していた事が、購入の決め手となりました。
↑以上、長い言い訳、ココで終了。
以下、日記を書かせてもらいます。↓
昨日、帰城したのが2330(フタサンサンマル)。
思うトコロを直ぐに書いてしまいたいという衝動に駆られ、云々唸って書いては消しを繰り返していますと、0230(マルニサンマル)になっていました。
結局、言いたい事が纏まらず(いつもの事です)、全部書き直そうと決めて就寝したのが0300(マルサンマルマル)頃でしたので、寝不足です。
書き直してアレか・・・と、皆様も吃驚の事実ですね。
コレから毎朝『今日も一日頼んだよ』と声を掛けようと決めた勾玉を、ネクタイの下に隠れるように掛け、いざ、出陣です。
自転車を欠伸をしながら漕いで、0850(マルハリゴマル)に出社。
伝票を眉間に皺を寄らせて捌いていますと、デザイナーさんからメール。
おや〃〃、昨日の件ですかい?と確認しますと、そうではなく、「本日は、パートさんの誕生日だから、サプライズ・イベントをしよう」とのお誘いでした。
即OKの返信をし、携帯電話で有志を募ります。
デザイナーさんと社長がお花を買ってきて下さり、パートさんが台所に入った隙を突いて、有志一同をフロアに集めました。
出てこられたのを合図に、皆さんでパッピーバースデーの歌を唱和。
可愛く照れてられ、顔を赤らめるパートさんに、拍手を送りました。
花束の香りがフロア一面に広がって、お祝いムードを盛り上げます。
いやぁ・・・良かった・・・と思っていますと、社長が「うーん・・・」と悩み始められました。
はて?
エエ感じに成功したのでは?と思っていますと、「○○君【注:テツハルの上司】のお祝い、忘れてた」との事。
訊けば、上司のお誕生日は、パートさんと二日前だったのです。
パートさんだけやって、上司のをやらない・・・となると、ちょっと問題です。
その上司も、パートさんのサプライズ・イベントに出資していましたので、尚の事です。
ソコで、いつもの高級鍋専門店で、呑みニケーションを含めた誕生日会をやろうという事になりました。
何かとカコツけて宴を設けるのは、呑ん兵衛のヤリ口です。
仕事を終え、いつもの高級鍋専門店に1930(ヒトキュウサンマル)集合。
さぁ、今日は社長もいらっしゃる事ですし、安く呑めるぞ、いや〃〃全額奢りかも・・・と期待に胸を膨らませ、初手から飛ばしました。
社長も率先して鍋を取り分けたりしながら、ご機嫌です。
誕生日会の主賓となった上司は肝臓が悪い下戸なので、食べるモノも多く注文して、贅沢な宴席となりました。
いつもご一緒して下さる上司は、普段注文されないような造りを注文したり、ソレ程お酒も強くないのに、高めの焼酎を注文されたりして、ココぞとばかり召し上がっています。
ほー、本日はそういう日なのか・・・と理解し、テツハルも負けじと泡盛のロックの杯を干していきます。
宴席の話題は、お子さんの進学について。
また、学校の偏差値や、塾の月謝についてなどでしたので、話に咬めないテツハルは、注文を取り纏めたり、店員さんを呼んだり、皿を片付けたりと、セバスチャンなポジションで時間を潰しました。
まぁコレも、ロハで呑む為のお仕事と思えば、安いモノ。
さて。
お支払いの段になり、社長が「じゃ、私、コレだけ支払う」と¥10Kを出されました。
お?
確かに、社長+本日の主賓である上司の2人分くらいの金額にはなります。
ですが、全体で考えますと、全く足りません。
いつもケチ臭い事を言って、造りを食べる順番を指定したり、支払いの段になると渋る上司が、急に慌てだしました。
「じゃぁ、ボクはコレだけ出そう」と、¥3Kをテーブルに出されます。
他の皆さんもソレに倣って、大体¥3Kくらいを出していかれました。
「じゃ、テツハル君、お勘定お願いね」と、社長。
ちょっと待って下さいよ、と。
全体の金額も分からないのに、「お願いね」と言われてもなぁ・・・と頭を悩ましていますと、「君はいつも甘え過ぎなのよ」と怒られてしまいました。
キレました。
この中で、未婚なのはテツハルだけです。
育てる子供もおらず、ローンもありません。
好きに出来るお金は、社長を除く全社員の中で、最も多いと予想されます。
でもね、この中で、最も給料が安いのも、テツハルなのです。
金銭的な面だけでなく、精神的にも、社長を含めた上司だけの呑み会に、気を遣いにやってきて、「甘え過ぎ」等と言われたら、凹みます。
腹中煮えるような思いになり、『分かりました。足らずは、自分一人で清算します』と宣言。
上司の皆様より¥1K多い¥4200を支払って、お店を辞去。
社長のお誘いに付き合う事は、仕事ですよね・・・。
この考えが、「甘え」なのでしょうか?

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