2009/10/21

3c123
エメラルドの湖
人々は山に上って行く
崇拝のように
凝縮された碧白色を狩りに
ぼくらは湿原に下って行く
ヤギのように
苔の海に突き落とされ
あたたかい石の上に蹲る
硫化水素の谷を過ぎ
熊笹の斜面を横切ると
朱や緑や紫の
色違いの恐竜のように山々は横たわっている
人々は色違いの山に上って行く
凝縮されたエメラルドの幸せが
銅の指輪を曇らせる
プラタナス落ちてがさりと運去りぬ

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