ソフビブログ
電鋳槽より愛をこめて…ヴァイナル・オーバードーズの渦を抜けスローソフビライフを考究してみたりするブログ
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2010/3/7
「新ブログ立ち上げました」
インディーズソフビ
●移転するかはまだ実験段階なのですが、新ブログを
立ち上げております。よろしければどうぞ。
つ【KADOMIUMTANKソフビブログ】
http://blog.goo.ne.jp/kadomiumtank/
●マークナガタと怪獣仲間2(12日〜14日
原宿デザインフェスタギャラリーEAST 初日ルポ掲載)
●13日よりスタートした
「REALHEAD×ウアモウ下町大行進」ルポ掲載しました。
マークナガタ展も2日目は展示が増加していたので続報しときます。
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投稿者: タコペッティ
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2010/2/16
「リンデン ナメクジとムーピー」
コミック・アニメ
●ワンフェス2010冬限定品として
リンデンさんが販売した手塚治虫の名作
「火の鳥」登場の不定形生物・ムーピー。
今回発売されたのは「望郷編」に登場する
長老のムーピー。
そして「未来編」にもムーピーの別個体・
タマミが登場します。
黄昏を迎えた人類が刹那的な快楽として
たわむれ続ける、ムーピーによる催眠ゲーム。
飼い主の気持ちにこたえて
あらゆるものに変身でき、欲したビジョンを
見せてくれるこのムーピーを
究極の快楽として人々が自らの人生を、
未来を目指さず過去の美しい思い出を
再現することのみで逃避、
このままでは文明を崩壊させかねない
忌むべき存在とみなした「永遠の都」当局は
世界から一匹のこらずムーピーを抹消しようと
局員を派遣するが。。。
「火の鳥未来編」で
ハードな冒頭からも想像がつかない
壮大な人類の終末、
そして地球の長い午後を目撃せよ!
今夜、このブログは遠い未来の
地球を支配する驚異の生物たちのセカイに
タイムスリップするのです。
もちろんそこにわれわれ人類は
とっくに滅びてもういません。
そしてあなたは、ひとり生き残って
その蒼茫のセカイを支配する
生物を見る勇気がありますか?!
●ソフビは永遠なるもの、過去と現在、未来を
自由に偏在する時の旅人。。。
てなわけで時間を越えて黄昏の地球に
到達したムーピー捜索隊の
ハニービーとグロービィが人類のいなくなった
ドームシティで何か探してます。
ここらで手塚漫画のお約束シーン再現
ハニービー「アッ〜!これが噂のムーピーね。
なんかブルブルしてるけど」
グロービィ「うーん、
違うんじゃないかな〜
なんかあちこちツギがあたってるんだけど」
●「おむかえでごんす」
ハニービー「コレダ!あなたムーピー??」
グロービィ「ボケかまさんでも後ろにいるよ〜」
ナメクジA「われわれは残念ながら
そのムーピーとやらではないよ。
なんだい君たちは?
ぼくたち万物の霊長であるナメクジとは
体のつくりがぜんぜん違うね。
君たち下等動物?」
●リンデンさんが発売したナメクジ。
劇中で「造物主」の作ったドームシティの
中を群れをなして進み探索する場面をイメージして
撮影してみました。
ナメクジたちも火の鳥未来編の重要かつ
センセーショナルなキーキャラクター。
滅亡した人類の後に地球を支配する生物として
漫画の神様・手塚先生は、なんとナメクジを選びました。
地球が古生代からやり直した後に生まれた
すべての他の生物を狩り、肥大化した頭脳を
もって街や文化、科学、宗教、交通手段と
あらゆる人間と同じ文明を作りこの地球に
繁栄の都を築き上げたナメクジたち。
ナメクジたちは神となりこの再生した
セカイを見守る主人公マサトと対話さえします。
やっぱり火の鳥ナメクジは数あると
劇中の群体シーンが
イメージしやすくて楽しいですね。
●ナメクジ「われわれはもっと進歩します。
そしてこの地球を支配するのです!」
かつての人類と同じように
進歩という病にとりつかれていたナメクジたち。
自分たちの輝かしい未来を信じて疑わない
ナメクジたちの堂々とした地球支配宣言。
それはあたかも現在の
何の疑問も持たず地球を汚しながら
紛争を繰り返してもしかすると緩慢な滅びの道を
歩んでいるのかもしれない、
人類の姿そのままといえるもの。
そしてその果てには。。。
●ナメクジたちの興亡の歴史の中で強烈な
ビジュアルショックのひとつ、恐竜たちを
狩るシーン。大協や三浦トーイの恐竜ソフビたちに
ヤラレ役として特別出演してもらい
劇中再現しました(微笑)。
●ハニービー「キャー、恐竜狩りよ!
生存競争を賭け相手を滅びに追い込む暴力、
無意味な皆殺し!!
いやー、野蛮、やばん。これぞ文明よねえ。
ヤコペッティ監督の残酷ドキュメントや
デオダード監督の食人族でもこれだけモンド&
ビザールな光景は見れないっす〜未来に来てよかった」
グロービィ「君はこの光景を見ても
イタリアの悪趣味映画の一場面にしか
見えないのか?これは人類の昨日までの
野蛮な成長の姿、
そして明日には仲間同士で互いの血肉を
貪り食い合う未来、そのものだ!!」
ハニービー「オー!そのキャッチコピー、イイネ!
ポスターにいただくとするわ!腹々時計もびっくりよ!!」
グロービィ「っておいおい録画してんのかよ!」
ハニービー「映画化決定じゃない!セカイの70%は
ぶっちゃけやらせで動いてるのよ!」
●ナメクジ「かまわないさ!
さあどんどん我々の
勇猛な戦の景色を撮りたまえ!
そして自分たちの時代に
戻って知らしめておけ!未来の地球は
我々ナメクジのものであったことを!
旧時代のヘンテコ恐竜たちもこの通り!
われわれナメクジこそ、この地球で
もっとも賢く、最強の生物!!」
●ハニービー「あっ、旅の途中ではぐれてた
ゾッキソフビの三つ目くん!無事だった?
ナメクジさん、彼はかつてこの地球を支配した
三つ目族の末裔なのよ!」
ムーピーを連れて三つ目くん乱入
(注・本物の未来編にはそんな人出てきませんw)
「ハニービー、おれの自己紹介はそこまでだ!
やいナメクジども、愚行をくりかえしてる
下等動物のお前らに特別に忠告しといてやる。
耳があるのかしらねえがよく聞くんだな。
お前たちも馬鹿でヘタレな三つ目族のご先祖様と同じ
ワダチを踏みかねないなんて、中ピ連ならぬ
全ピキ連だってお見通しだぞ!俺様の言うとおりに
今後は国の統治を改め、全ナメクジを統率して
他の生物と共存しないと最後には
お前らみんな干からびて死ぬぞ!」
ナメクジA「ハア?何いってんです?
三つ目だか蛇の目だかしらないっすけど
今、あなたの目前にあるわれわれの栄華こそ
リアルな現実なんですけど。
それに過去に栄華を誇った一族の末裔さんに
言われてもね〜」
ナメクジB「シャラクさいってやつですな」
黒いナメクジ「なんだよー!
お前、前から気に入らなかったんだ
白ナメクジのくせに。自分で自分のこと
尊大な種族とかいってんなよなー!」
白いナメクジ「なんだチカラばかりの
黒ナメクジ!」
三つ目くん「ほら見ろ!人種の違うナメクジ同士が
ケンカしてるじゃねえか!このいさかいが広がって
やがてお前たちのセカイは想像もし得ない
同族同士による人種間抗争の
地獄絵図に見舞われるんだよ!」
ナメクジB「それは文明が栄えるゆえの
病ってものでしょう。われわれはそれを超えた
繁栄と永続を手にいれる覚悟なのですよ。
そうそう、前文明の古文書を解析したら
あんたたち三つ目族は、
自分らの欲で品種改良しすぎた
球根に反乱されて滅びたそうじゃないですか?
自分らで出来てないこと他人に言われてもね。
人の振り見てわが身に、ってな話なら
丁重にいただいときましょ」
三つ目くん「ムッカー!!口ばかり達者な!
ヘンテコ機械でおまいらの頭上から
高濃度の塩水でもまいたろか!…おっといかんいかん。
とにかく俺のいうことを聞け!!
(第三の目から催眠術)」
●原作ではナメクジたちが迎える輝かしい文明の末路は
ぜひコミックスを手にとってお楽しみを。
滅亡の瞬間は手塚氏の筆も熱がこもっている
みたいで、なんともせつないですよ。。。
痛烈な手塚先生の風刺精神が読むものの心に
シニカルに突き刺さります。人類最期の
瞬間は人類すべての人間が見ることはできない。
しかし、それが目前に書き記されているとなると
読まずにいられない。
「火の鳥」の人の生み出した物語としての
キャパシティを超えた神の視点のような語り口には
感動、恐怖、畏怖、諦念、すべての人間の
感情を引き出すチカラが備わっています。
●三つ目くん「しかたない!ムーピーを生み出した
人類と同じ、くりかえされる愚行を見ろ!
ナメクジども」
ハニービー「ちょ、ちょっと何よ。
せっかく未来まで来てアタシに手ぶらで帰れっての?
これつれて帰ってもいいでしょ?一匹くらい」
グロービィ「どうせムーピーを手なづけて日替わりで
超レアものの当時ものソフビだらけの
露店の幻想でも出してもらうつもりなんだろ〜ぉ
君が崇拝している当時ものソフビの
貴重なカラバリはしょせん
塗装現場のパートタイマーのオバチャンの
きまぐれなスプレー交換が生み出したもの、
マボロシに過ぎないんだよ」
ハニービー「はっはなせー!PVCは永遠不滅!!
レアソフビ!じゃないわ、わたしのムーピー!!
三つ目!バンソウコウはっちゃうぞ!
私のグッドオールドデイズが!私のムーピー!!
はなせ〜」
ナメクジ一同「うーん、これが
ムーピーのジャンキーか!ものすごくバカバカしく
まんが化された人類の歴史を見るようだな。
三つ目くん、欲望の果ての破滅って
諸行無常な現実をわれわれも
再度深考してみたくなりましたな。。。ハアア」
●手塚ワールドの名キャラを版権品のラインナップに
すえるリンデンさんは
ソフビ造形によって壮大なSFクロニクル
「火の鳥」を語るメーカーさん。
ファンプロダクツとしての需要に手堅く応えて
くれるであろうキャラセレクションと造形で
次の新製品展開も、今から楽しみですね。
つ【リンデン BLOG】
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2010/2/15
「マーミット ベロクロンの復讐」
特撮/ SF
●届いてから少し経ったのだけど
前々から取り上げたかったマーミットさんの
ベロクロン2世。初代ベロクロンは
フラダンサーのように全身に
イボ状の突起をまとった、第1話を飾る
華麗な超獣。
番組のプレゼン的存在の超獣なため
地球防衛軍を壊滅に追い込んだ強大な存在として
描かれていました。
造形的に気合が入っていたことで
なんとも2代目はスーツのつくりももうひとつで
分の悪い存在でした。
(彼は超獣マッハレスのキグルミを
改造して生まれたそうです)
しかしヨノナカよくしたもので、最近は
出来が悪いはずのベロクロン2世や
「タロウ」の酔っ払って他人の星で悪態を
ついてるようなメフィラス星人2代目の
ファンだって居たりします。
幼児期の刷り込みがなせる業
(わざにあらず、ごう)でしょうか。
立体物、ソフビもそれを忠実に再現したことで
ファン垂涎のメモリアルアイテム的な
評価を得たりします。
ひねくれたもので、有名怪獣の2代目とか
再生怪獣のソフビを愛してこそマニア、ってな
困ったちゃんなフェチズムも働きかけるのでしょう。
かくいう自分もそんな嗜好があったりします(苦笑)
いやむしろ、ソフビ化されたことで隠れた魅力に
気づく超獣ファン、怪獣ファンも多いのではないでしょうか。
どういうわけか再生・2代目系怪獣や宇宙人は
一度もソフビ化してない怪獣たちをさておき
製品化率が高いんですよね。
イベント限定品などで出た場合は
マイナーキャラとしての話題度・
そしてお客の酔狂度など競わせつつ
つい買わせちゃうようなところもある気がします。
●てなわけでソフビ化記念でネットでも初?(だよなあ)
ベロクロン2代目特集。
こういうアイテムを出すのは大手おもちゃメーカー
ではなくインディーズ系メーカーの面目
躍如というところでしょうね。
このベロクロン2世もスタンダード
ソフビとしては初。映像本編と見比べてみると
初代よりもアトラクチックなキグルミをよく
ソフビに落とし込んであります。
再生ベロクロン2世としてやまなやさんの
再生ベムスターなどと飾っても楽しめそうですネ。
●小さいベロクロンはマルサン製。
突起がところどころ折れたジャンクを
安く入手できたのでパテで直してリペイント。
コンディションのいいものはこれが
結構なお値段なんですな。
突起を盛り付けて筋を入れる作業が
当時のソフビ職人気分で結構楽しかったデス。
マルサンのミニ(ミドル?)の
Aは造形といいシンプルなカラーリングといい
ソフビとしての佇まいがミリキありますね。
当時ブルマァクから出ていた超獣のミニソフビで
ベロクロンが出てなかったと知ったのはある程度の
年になってからだったのですが、それが残念でした。
●そういえば初代ベロクロンて
NGになったフィルムで
広島の原爆ドームも破壊してたそうですね。
もし本放送でその場面がオンエアされてたら
今般の放送事情下の自粛傾向では
物議をかもしてカットされたでしょうね。
やはり単に1話登場のスーツの出来がいいだけでない
禁断の超獣ってな感じがします。
●映像本編「ベロクロンの復讐」は、
一時期、Aの現場を離れていた
初期話のメインライター市川森一氏自身が再登板して
自らが番組開始時に作り出したベロクロンと北斗との
因縁から世界観を広げた続編にして
異次元人ヤプールの怨念の物語に
深みを持たせるという、終盤話数にあって
A全体のシリーズ構成を引き締める
サスペンスストーリーとして、
異色作に位置づけられています。
●異色作扱いなのはなんといっても
北斗がヤプールの罠にはまり白昼、人々の
行きかう街中であたかもドンキホーテのように
自分以外には誰にも見えないベロクロンに向かって
タックガンを乱射して街を恐怖のどん底に落とすという、
セブンの「狙われた街」さながらの
スキャンダラスなシーンがある所以でですね。
北斗役の高峰さんも目を剥いての熱演で、
サンダーマスクの「サンダーマスク発狂」
(シンナーマン登場)もかくやという有様です。
TAC隊員たちもまさか北斗が!と
どよめくシーンはあるものの、
これまでヤプールの罠に堕ちた
時もかばってくれたパートナーの夕子もおらず、
ひたすら孤立した神経衰弱ギリギリの戦いを
強いられる北斗。Q歯科医役の
高毬子さんは東映の「プレイガール」でも妖艶さを
発揮していた女優さん。Aの怪奇シリーズとしての
テイストによく応えた怪演が見事です。
●年季の入った特撮好きに聞くと幼児期に見た
この回の女ヤプールが虎視眈々と北斗を
罠にはめるアジトであるQ歯科のセット、
シュールな撮影アングルなどが忘れがたい
ものとなっていると異口同音に聞くことが多いです。
ベロクロン2世のキグルミも女ヤプールの
変身した姿(Q歯科の女ヤプールとは
別個体?)と妄想すると
ちょい細身というのは造形的にアリかも。
●シルバー仮面の等身大編でも
存在を信じてもらえない凶悪星人たちとの
人知れぬ戦いを強いられる春日兄弟のストーリーで
佳作を次々と生み出していた市川氏。
ファン同士の話題にはよく挙がるテーマなのですが、
もし市川氏が降板しないでメインライターとして
Aのターニングポイントシナリオを
引き続き、意欲的に書いていたら…
そんなもはや実現しえないIFの可能性を、
このベロクロン2世の回が唯一一本だけ
(と、もちろん氏により締めくくられた最終回)
示してくれている点でこの話の存在価値は高い。
本話は演出のシュールさとあいまって
A後半の忘れがたい一本です。
●「あのベロクロンが君たちには
見えないのか!・・・あっ!わかった
おまえたちも宇宙人だな!」
思わず警官隊に向けた北斗のタックガンを
駆けつけた竜隊長が撃ち落とす。
嗚呼 北斗。。。
初期話数でもたびたび似たような罠にかかり
(成長ないなあ)北斗だけが異変を目撃すると
山中隊員に「おまえ、ぶったるんどる!」と
一閃叱責されるような場面も
お約束でたびたびあったのですが
この回ではさすがに鬼の山中隊員も
「精神鑑定でシロ」と出ていてさえ
さすがに心配顔です。
●次第に追い詰められていく北斗…
ついに実体をあらわした
巨大なベロクロン2世との白昼の一騎打ち。
このベロクロンは本物か偽者か?
ラブリーなベロクロン2世の歩行時
アップショット。シリーズがAから
次作のタロウに移った時に、地面を
ドコドコと闊歩する怪獣たちは
あたかもシンドバッドものの映画に出てくる
巨人のように人間を追い回しながら
コミカルに歩む時が多かったのですが
すでにその前哨的なアングルのようにも思えます。
ベロクロンの体のブツブツしたディティールは
その後の超獣たちの外見でも
統一感を持たせているかのように
多用される井口昭彦デザイン独特のアイコンですが、
ソフビ化されたときに映えますね。
手に取ったときに何かケンコーサンダルみたいな
触感がたまらないというか。マイナーな
超獣もどんどん製品化されマニアが
棚を充実させて楽しめている現状は
インディーズソフビブームの収穫の
ひとつではないでしょうか。
マーミットさんも、ベアモデルさんも
受注制で展開してくれているので
マニアには喜ばしいところです。
●シリーズ終盤にあっても
緻密なカット構成で魅せる戦闘シーン。
うち引きのビルの向こう側にベロクロンが
進撃しているシーンをビルの中から
撮ったり、ベロクロンが突っ込んで
ビルが崩壊するシーンなど、
ショットとしてはまだ試作的な部分もあるのですが
のちのウルトラマンタロウや
レオでもたびたび多用される迫力のあるミニチュア
崩壊シーンが満喫できます。
●この回で奇妙なのが、ベロクロンとの戦いで
Aがボクシングのジャブを連続して打ち込んだり、
画面が「ゴジラ対ヘドラ」の1シーンみたいに
9分割され、相撲を取るシーン(笑)。
シリアスなストーリーの中に子供受けする
場面を入れて盛り上げようとしたのでしょうけど
世界の崩壊が迫っているのに
恐獣と輪投げをして気をそらそうとしている
流星人間ゾーン並みに珍妙なシーンとなっています。
逆に現代だといろんなつくりの作品がある
中でこういう場面をシリアスなストーリーに
さしはさむのは自由度の高い特撮番組でも
無自覚にやるのはけっこう難しいと思います。
昭和の時代ならではというところですね。
●倒したベロクロンを宇宙に連れて行くA。
強敵ベロクロンの超獣細胞をこの大地に残さない
ようにどこかの星に葬ることで
再び忌まわしい憎しみの連鎖を
断ち切ろうとしたのか。。。?
1話において北斗(と南)を一度殺し、
ウルトラマンとして再生させた超獣ベロクロンは
いわば神の使いの再生誕を促した存在
でもある。ベロクロンの背後に居るヤプールは
闇の使徒でありながら、ウルトラマンという
光の使徒と相対する存在として
このエピソードで互いが互い足りうる立ち位置が
より明確になったように思われます。
(この設定はメビウスがより
プロットを先鋭化して引き継いでいますね)
ベロクロンは超獣とはいえ、レオにおける
マグマ星人のようないわばライバルキャラなんですね。
宇宙のどこかに葬られたベロクロンの流刑地は
かつてのゴルゴダ星のようにヤプールにとって
ウルトラ族に向けた新たな復讐の聖地として
数えられるようになったのだろうか。。。
●そしてベロクロンを失い、狂女と化したヤプールの女が
最後にQ歯科に駆けつけた北斗に吐きつけるように
放った言葉「勝った者は、負けた者の
恨みと怨念をその身に受けつつ、
ずっと戦い続けなければならない」
怨嗟の中に確実に存在する
すでに正邪の概念をも超越した
勝者がとらわれ、追われつづける残酷な真理。。。
修羅の道。
北斗はこの戦いでベロクロンと
女ヤプールを辛くも制したものの、
ラストショットでは勝利感と程遠い、
砂を噛むような思いつめた表情で
処刑人が処刑された、Q歯科の廃墟を去ります。
あたかも勝ったことであらたな十字架を
背負ったかのような表情で。
●おまけ。ヘビーなお話だったので
今回の美川隊員の癒しの笑顔。
●そしてベロクロンのあくなきチャレンジ魂、
ウルトラ族への復讐はその後のウルトラシリーズでも
続きます。
「ウルトラマンタロウ」では再生ヤプールの率いる
再生怪獣軍団の一匹として、細面でユルイ造形の
再生ベムスターと、キュウリのような
やはり新造形によるサボテンダー再生と共に登場。
「こうなったら最後の手段だ!!
超獣ベロクロンいけえ〜」と
なんとも威勢のいいシャウトでヤプール氏に召還され
爆発とのび太が驚いた時みたいな
効果音とともに、コンビナートを戦場にした死闘に
乱入するベロクロン再生タソなんですが、
タロウとZATとこの話前後編ゲストキャラの
勇敢な寺小屋の若者・大和田獏氏の勢いづいた
連携プレーにより、あっという間に倒されます。
ほとんど演出をつけられる間もなく
にぎやかしに出てきて袋叩きにされたような
印象。ベロクロン再生のスーツはAの2世と
同様のようです。
●そして平成のウルトラマンAリメイクと
言っても異論はないであろう「メビウス」。
超獣たちはCG−VFXを武器に携え
昭和アナログ特撮のイマジネイティブに比肩する
最新の映像表現でその異形の
インパクトを高めつつ
華麗な復活を飾ることとなりました。
上は空を割って異次元空間に戻るドラゴリー。
空を割る場面の合成も今ではCGですが、こ
うしてみると昭和のビジュアルイメージの
開拓振りは見事だったことがわかります。
下はGUYSの市民感謝祭を訪れた
女子高生や子供たちなど
市民の姿を借りてミライだけに
復讐宣言するヤプール。
「滅ぼされた者たちの恨み、
思い知るがいい!」
これはAの「ベロクロンの復讐」や
最終回と地続きに、依然邪悪な
異次元人ヤプールの健在を示す
名トラウマシーンだったな。
あと市川脚本の新マン「悪魔と天使の
間に」もオマージュ入ってるか。
●ヤプールエネルギーを全開して
異次元の城門を開くべく
送り込まれたベロクロン。
昭和ではけっして見れなかった映像。
「マクロス」「メガゾーン23」「鉄のラインバレル」など
ロボットアニメのスピード感満点の戦闘演出における
鬼才・板野一郎氏によるベロクロンの
情容赦ないハイスピードスパイダーミサイル攻撃!
マリナ「あぶない!」
ミライ「だめだ!ミサイルが多すぎる!」
Aの初代ベロクロンと同様のコンディションの
完成度のキグルミと共に
ベロクロンは25年以上を経て
本来ある姿を取り戻しヤプールの再攻勢における
尖兵として復活を果たした。
ベロクロンの復讐、ウルトラ族との
光と闇の攻防はまだ続く。
さて、主人のヤプール、そしてベロクロンが
再びウルトラ族とあいまみえる日はまた来るのでしょうか?
つ【メビウスのベロクロンスパイダーミサイル】
さがしたらあった〜
UPしてくれた人ありがとうです
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5687345
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投稿者: タコペッティ
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