2009/10/1

●またまた仕事の合間にちまちま更新。
ここんところ仕事で地方の工場街を回ったり
してるんですが、住んでる人にとっては
パチンコ屋くらいしか娯楽のない町ですね、ここは。
自分は作業が終わると
レンタルのワゴンで古いビデオをあさったりとか
ユルーい地域色のメリットを味わってます。
(名産物とか郷土の味とかならともかく
そんなのは地域色とはいわんじゃろう)
東京だともう残ってないようなソフトがけっこうあったり。
知る人ぞ知るMIMIビデオとかSHOWAのビデオとか
あって感動。でも地方に行くと何かおもちゃでも古物が
あるかというと、それは昭和の話。
当然ながらソフビ度0ですw
しかし海沿いなんですけど昨日今日と、妙に暑いな。
台風の前兆かも。スーフェスのときは
涼しくてすごしやすかったけど。。。

●てなわけで昭和の秘境に潜み怪しい光を
放っていた、普通の図鑑に載ってない
怪獣たちを紹介する
「昭和の奇獣」シリーズ、またまた再開してみます。
最近入手した古物なんですが、米澤玩具のワニバ。
話には聞いたことがあったのですが
やっと姿と名前が一致しました。自分もまだ学生の頃、
スモゴンやヘドロら今をときめく(?)
パチ怪獣たちがまだレア物扱いもされておらず
ビンテージトイショップの軒先特売ダンボールに
陽光を浴びてぐんにゃりとなりながら
拾う者無く転がっていた時代、
下北沢などをふらついても
こいつだけは見たことなかったな。。。
米澤玩具の当時の広告を見ても
サイドン、ガメゴン、宇宙原人、ダブラの
4大怪獣は載っているもののこいつは
載ってません。もしかしたら当時
いっしょに発売されたけど広告掲載には
間に合わず納品段階には5匹目として居た、
急遽参入ラインナップだったりして。
他の米澤4匹が二足歩行系の怪獣ですが
4足の彼は地味っちゃ地味であまりネットでも
見かけたことがなかったな。。。
今回入手できても、足のサクラマークで
もしかしてこれがヘビーコレクターさんの
話に伝え聞くワニバ?と思ったくらいで。
他の4匹は広告にも名前が
記載されており、メーカー命名なのが
はっきりしているのですが、
彼の「ワニバ」って名前は
いつついたんですかね。じつはヘッダーに判子でも
押してあったのかな。
いわば答えのないミステリイです。

●彼も米澤オリジナル怪獣独特の
「アクの強い」ディティール
をしっかり持ち合わせている。
ガメゴンやサイドンのように
表情がむやみに攻撃的に作られている点。
ダブラのようにノドぼとけがついていたり
爬虫類の皮膚のウロコのモールドなど
おもちゃとしては非常にリアルへ傾斜した
造形ポイントが見るものに
「くどさ」すら感じさせる点。このあたりは
造形上の共通点として注目できそうですね。
ただ、ワニのような怪獣といっても歯が
草食動物のような角ばった歯列で並んでいるので
妙に哺乳類っぽいのが気になります。
表情も、どことなく普通に人語をしゃべりそうで
何か嫌ですね。
そういえば、同じ米澤の首ふり怪獣3体のうち
サザエさんみたいなトサカのついた、ウロコに
全身包まれた怪獣に似ているような。
同じ原形師さんの仕事だったのでしょうか。


昭和の時代はソフビ怪獣とビニールの
爬虫類や節足動物などのニョロニョロ動物も
ほとんどいっしょくくたな扱いだったと
思うんですが、このワニバはどちらかという
ビニールの爬虫類的な佇まいがあります。
日東科学のプラモで恐竜も怪獣も
ごっちゃになってたな。
そうだ!50〜60年代の古いアメリカ映画
「原始人百万年」とか「地底探検」
「失われた世界」なんかには
実物の生きてるトカゲにツノや
エリマキやら背ビレをつけて
無理矢理恐竜にしてたことがありましたね
ああいう映画は特撮ファンにはキワモノ扱いなんですが
(いまだったら動物愛護団体にも大目玉ですね)
このワニバはそういう海外の心無い特撮映画の
生もの恐竜のビジュアルを当時見て
作ったような、いかがわしい雰囲気も
かもし出されてるソフビですね。

マルサンの華々しい存在である
ブランド怪獣たち−−
ウルトラや東宝怪獣を尻目に
おもちゃ屋の軒先にいつからかぶるさがっていた
これらの出自不明なオリジナル怪獣たち。
この米澤玩具の怪獣たちを見てもどこか
アウトロー的な無頼感から
今も好事家を刺激するアクの強いミリキを放ち
怪獣たちが次々と生まれ出ていた混沌の
昭和のあらぶるエネルギーを
思い起こさせる存在といえるのでは。
IKBや大協、三浦トーイ、
米澤のオリジナル怪獣はどこか
ガラパゴス諸島のような離れ小島に閉じ込められて
独自の進化を遂げた特殊な生物のような
ビジュアルインパクトが神秘性を漂わせつつ、
マニアの心を捉えて離さないことでしょう。
つ【昭和の奇獣・米澤玩具 ダブラ】http://pink.ap.teacup.com/kadomiumtank/195.html#comment
つ【昭和の奇獣・マルサン ベラ】http://pink.ap.teacup.com/kadomiumtank/273.html
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投稿者:タコペッティ
スーフェスはここ数回、古物の展示が
同じようだったので、このワニバは
珍しいでした。これも50回効果なのかな?
いつもこうなら見甲斐があるんですけどね。
結局見方の問題っていうんですか、
自分の嗜好が根底の部分ではっきりしてると
現行で入手してる
インディーズソフビの怪獣にも
見立て次第で新しい面で面白く見える
瞬間ってあると思うんですよね。
うまく言えない話なんですが。
ここのところ情報・供給過多で
お客も速度消費のペースが
早すぎるんかもなあ、この市場って。
皆、ついてくの
たいへんなんですよ、きっと。
お金だけでなく、次はコレ!って目の前に
出てくると嗜好とは別なところで
造形がどうとか、こうとか客観的に
批評しなきゃならないわけで。
少し間を置いて、自分の好きなソフビで
たわむれる時期が必要なのかも
しれんなあ。それってリハビリみたいな。
ああ、キュマラスの通販、
気付いてくれましたね。
良かった。あまりあると
ハッキリ書いちゃうと
会場にいけなくて
欲しい人が静かに待ってる場合が
あるからどうかなあと思って。
受注ならいいでしょうけど会場で売った
残数が全然わからなかったし。
>自分好みの怪獣ソフビ
なんか最近はっきりしてきたんじゃ
ないですか?ともっぺさんも。
けっこう集めてきて自分の好きな
傾向って最近、読めてくるときが
あるようです。
出来のすごいと思う物と、
そばに置いときたい物は違う、
みたいな見分けが
ついてきたというか。
これはヴァイナルオーバードーズだった
自分への自戒ももちろんこめて
言ってます(微笑)
投稿者:ともっぺ
スーフェスで ・・・ そ〜だったのかぁ〜 灯台下暗しだった。 よっしゃ! 今度 行く機会があったら 僕も当時物ソフビ精力的に探してみることにします。 近年 インディーズ・ソフビメーカーも乱立気味で オリジナル怪獣も想像以上に相当数 出回ってると思うんですが、 ワニバみたいなタイプの怪獣は見たことないっす。 タコさん よい拾物しましたね。 うらやましいっす ・・・
そぉそぉ〜 そういへば 先日は キュマラスの件 寝ぼけた質問してまって申し訳なかったっす。 あの後 ありがたいことに ドリロケさん通販してくれましたね。 お陰で入手できました。 お隣で グモーズまでサイケデリックにイメチェンしちゃって ・・・ あれには かなり惹かれました ・・・ でも 最近は自分好みの怪獣ソフビが めっきり減ってきちゃったので、 今後は ワニバみたいな いかした当時物にも目を光らせときます ・・・ 今回の記事を見て 目からコンタクトが ・・・ じゃなくて 鱗が落ちました ・・・
投稿者:タコペッティ
こんばんわ。
こやつはこないだのスーフェスにあった
んですが、見た瞬間しびれました。
値段も何をどうしてか
高めのインディーズソフビにちょっと
たしたくらいでした。実は会場にいらした
コスモナイトαのYODAさんに
鑑定(微笑)していただいたら
ワニバは背ビレにスプレーが
かかってるものが多いのだが、
これはそれが無いようだ、との話
だったんですが、ヨネザワ物は宇宙原人も
スプレーパターンが一定でなかった
のであまりバージョン違いの認識で
見なくてもよさそうですね。
調べてみると、肘にくっきりと
緑を吹いた製品画像も
ネットにあったので、
個体差がだいぶありそうです。
そう、足の付き方も4足怪獣のソフビでは
変わってて面白いんですよ。
裏返すとカエルみたいで。ヨネザワの
センスってほんとに独特ですね。
もっと製品を遺していてほしかったな。
>復刻
ヨネザワもキレイな状態で欲しいですね〜。
ダブラは自分の手元のはスプレー
ボロボロに落ちてるし。
一番イカレてるとされるサイドンは
自分、現物みたことないっす。
投稿者:ともっぺ
うわっ! なんだ この怪獣! すげ〜なぁ!!
パチ怪獣も 近年の昭和レトロブームに便乗して 大分 市場も確立しつつあるように思ってたし、それにともない 巷じゃ珍しい パチソフビも 随分発掘されてるように思ってたんだけど、 まだまだ 凄い掘り出し物があったんですね! この前足の形状凄い! エリマキ着けるあたりも凄い! くびれた背びれも良い感じだし、 彩色( 配色 )も けっこ〜 凝ってますよねぇ〜 これ 僕も欲しいなぁ ・・・ ちなみに こういったモンを いったい どこで見っけてくるんすか? マニアックな専門店でしょうか? けっこう お値段も張るんでしょうねぇ〜 やはり しょっちゅ〜 探し回ってないと 偶然 出会うなんてこたぁ〜 ほとんど無いでしょうしねぇ ・・・ 残念ながら 地方都市に生息する僕にとっては 一生縁の無い怪獣なのか ・・・ 復刻堂さん 宇宙怪獣の6号あたりで復刻してくんないかなぁ ・・・