「斜陽」
景況指数 下方動向と発表されました。
「原材料の値上がりが企業の収益を圧迫し、2008年度に増収減益を見込んでおり、企業の景況感は一段と悪くなっている。」とのことです。
要するに、収入が増えてもコストが高くて儲からない と言うことらしいです。
自然の営みの中で、太陽が西に傾き、空を茜色に染める様は大変美しいものです。
ところが、人の営みにおいての「斜陽」というイメージは、「暗い・傾斜・消滅」このようなマイナスのイメージを抱きます。
最近「限界集落」という言葉を耳にするようになりました。
山間部の集落には、若い人が都会に出て行き、老人が集落の50%を越え、就学児童以下の人口が極端に少なく、老人予備軍の多い「限界集落」が存在するそうです。
「限界集落」はやがて集落としての機能を果たすことが出来なくなり、「消滅集落」へと向かって行くそうです。
「限界集落」は、山間部ばかりの現象と考えていましたが、、大都市東京の池袋でも特定の区域で山間部と同じ様な「限界集落現象」が起きていると、ニュ−スで報道されていました。 大都会の真ん中でなぜ?? そんなことが起きるのでしょうか?
住民が年を取り、人口が減少し小売店やスーパーが撤退したため、いっそう、加速度的に人口減少かが進み、老人だけが取り残された「区域」は、もはや生活共同体の機能を果たすことが出来なくり、都心部の「限界集落」になっているそうです。
バランスの壊れた「高年齢地域」は住みにくいことでしょう。 日常生活の中で、お金で買えるサービスはまだ良いとして、病気をしたり、込み入った手続きや相談など、いったいどうするのでしょうか?
大都会には沢山の若者があふれています。 その若者達が納税もなく家庭も作ることのない流動的な人達なら、生活共同体に若者は居ないに等しいのです。
「斜陽」でイメージする事に、昨今の諸問題が浮かんできます。
地球温暖化現象もその一つです。
石油の高騰・マネーゲームの暴走・食料不足・資源の枯渇
これらは別々の問題のように思えますが、実はどれもリンクしているのではないでしょうか。
人類が石油や他の地球資源を思う存分使った結果、資源が減少し、CO2が増え、経済投資は「資源・物」〜「お金」を買う「マネーゲーム」にまで暴走し、マネーゲームのターゲットは石油や食料に及んだ結果、それらの物が高騰し、貧しい人は食料さえ手に入りにくくなっているそうです。
発展途上国と呼ばれていた国々は、ここ数年の間に目覚ましく発展をし、経済大国を脅かす存在になっています。
日本は第2次世界大戦後、大きく経済発展をしましたが、今、大きな変革期に来ていることは間違い有りません。
第1に、人口の割合がバランスを欠き、老人大国「限界集落」現象があちこちで起きてくるでしょう。
第2に、資源のない日本です、他国から資源を輸入加工し、他国へ輸出して経済を拡大してきた、「経済構造」そのものが揺らいでいくでしょう。
高騰する資源を輸入しても、「採算ベース」に乗せることが出来ず、日本の物作りはこれから先どうなっていくでしょうか?
ここにも経済の「限界集落」現象が起きてくるでしょう。
第3に倫理or哲学の低下現象が、至る所に現れているようです。
学校給食の代金も払わない親、無理難題を学校に押しつける親、表の顔と裏の顔が極端に違う人、社会的重責を担っているはずの人が、低年齢買春・ストーカー・痴漢、等の行為に走り、家廷内暴力や家族間の殺人等々、心を病んで自殺する人も大変多いそうです。
自殺によって、3年間で10万人の大きな街が消えている勘定ですから、本当に驚くべき悲しいことです。
ここにも心の「限界集落」現象が見られるのではないでしょうか。
繁栄を極めた物は必ず斜陽に向い、やがては消滅していくのが、もしかしたら自然界の掟なのかもしれません。
それならばそれで良しとして、輝くばかりの茜の太陽と同じような斜陽でありたいものです。
いえいえ、そんなに簡単な問題ではありませんでした。
西に太陽が傾くならば、この日本は西から東に太陽を上げればいいのです。 一刻も早いエネルギー革命を!! 切望しています。
太陽が西から登るような「逆転の経済構造」を作り出さなければ、 「斜陽」は益々進むことでしょう。