ネットで就職情報を収集していると、ある旅行会社で、日本語ネイティブで韓国語もある程度可能な人間を正社員として募集していた。
さっそく、メールで応募する。
作っておいた履歴書と自己紹介書を添付して、今日中に面接してほしいと書いておいたら、10時ごろ、会社より電話があり、今から来て欲しいとのこと。
J&Rのスカート、22OCTOBERのカットソー、UNTITLEのジャケットでモノトーンでキャリア風にビシッと決めて、いざ出陣。
しかしこの格好で、ワンルームテルを出て市場を歩くと、どうも浮いていた・・・。
会社は梨大駅徒歩1分と、なかなか交通の便もよかった。
オフィスに入ると、さっそく韓国人の社長さんが会ってくれた。若くて感じのいい人だった。
この旅行者で扱っているのはホテルのみ。
といってもここ最近電話がじゃんじゃん鳴って大変忙しいそうだ。
一時間ほど話していると、じゃあ16日から来てください、と言われる。
えっ、採用?いいの?やったー。
ちょうどお昼時だったので、みんなとお昼を食べていきなさいと言われ、社員さんたちと一緒に、料理店へ。
日本人が一人。韓国人が4人。
といっても韓国人の社員さんはみな日本語がうまいので、積極的に日本語で話をされる。更なる語学力向上のためだろう。勉強熱心だ。
まあ、それでもやはりネイティブの日本語とは明らかに違う。
社長いわく、日本のお客様から電話がかかってきたときに、ネイティブの日本語で出たほうが安心してもらえるから、日本語ネイティブが欲しかったとおっしゃっていた。
なるほど、確かに顔の見えない取引ではそうかもしれない。
社長さんはたら鍋・寿司・刺身などを注文してくれた。
韓国で寿司を食べるのは初めてだが、味は悪くなかった。
テーブルいっぱいに並んだ料理をみんなで楽しく食べていると、なんだか胸がいっぱいになった。
お昼ごはん代は会社から出るらしい。これはありがたい。
会社に戻って、帰るのもなんなので、仕事を手伝うことにした。
面接に行ったその日にいきなり働くことになろうとは、さすがに思わなかった。
といっても領収証きったり、簡単なメール返信業務だけ。
WINDOWSのOPはばっちりなので、こういうのは得意分野だった。
金さん早いねえ、と言ってくださるので、いやあ、そんな、へへへ・・・と言っておく。
やっぱり前の会社で習得したPC知識はほんとにどんなことにも役立つ。感謝、感謝である。
4時ごろお先に退社する。
うわー、職が決まった。
本当に私、韓国で働くんだなあ、と思うと、
うれしくもあり、なんだか、少しだけ怖くなった。

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