2005/4/16

mrcさま  ◎ブート

↓のZepデュッセル70のコメント欄に記載されたmrcさまへの返信コメントです。
長文になったのでこちらで書き込むことにします。


というわけで思ったことを個人的ですが。
『』内はそのブロクからの抜粋。

1『自分の曲をDJにサンプリングされ、利用された伝統的な「価値ある」アーティストは怒りました。しかし、今、こうした「伝統的で価値ある」アーティストの主張に耳を傾けているのは、老人くらいなものでしょう。iPod世代の若者達は、自分達がノレて踊れるグルーヴを求めているのです。「伝統的で価値のある」アーティストの主張など関係がないのです。』

という文章の「価値ある」アーティストが怒ったり嘆いたりするのは当然のことと思いますし、i-pod世代の若者が自分達がのれるグルーヴのみを求めてると一括りにされたこの若者達が一番可愛そう(笑)。こんな一括りなされ方ってあんまりだなと。若者やこの筆者にとって関係なくともアーティスト側からは大有りなのです。夜中に爆音で暴走して「何かを見つけるる」とかいってる暴走族となんら変わりありません。


2、『視聴者は、「DJ」が「サンプリングした曲」を求めているのです。』

というあまりにもひろーい世界地図のひとつの島だけ指差して「この島以外はみんなくず。」みたいなよく分からない主張に愕然。ブログを書いた彼が「いや!そんな短絡的な意味で書いたのと違うんですわ!」という声が聴こえてきそうですがこんな書き方したらそう思ってくださいって言ってるようなものです。
もし本当に視聴者がDJがサンプリングしたもの、のみ望んでるのなら何故毎月何百枚とリリースされる「オリジナル」が相当数売れ続けてるのかという疑問。ってか疑問にもならない(笑)。どう考えてもその質は別にしてサンプリングミュージックが「価値ある」ミュージックより売れてるとも思えません。そしてこの人の文章、「オリジナル」があっての「サンプリング」であることをもう少し客観的に明記できないものか。
サンプリングなDJは所詮「塩味」、ビートルズに至っても行列が出来る老舗ラーメン屋の「とんこつ」程度の差ではないんじゃないでしょうか?
音楽っていう嗜好品は。

3、個人的に気が付いたのがブートレグを推奨する自分の立場。ある意味僕らがやってることはこのくされDJのやってることと案外変わらないなと。
そこに「僕らがリスペクトした結果、無断でサンプリング(ブートを買う)ことが彼らアーティストの評価向上や、マーケットの拡大になることはあっても、商品価値や売り上げを下げたり、彼らの歴史的評価を落とすことにはならない。」というおそらく共通のスタンスがあるにしろ、される側からはあんまり理解出来るもんじゃなさそうだなということ。

ロバートフリップの気持ちも多少分かる気がしてきました(笑)。



4『 「作者」主導から、「利用者」主導へと移行していくだろうと思っています。ミュージックシーンでいうDJカルチャーの例がわかりやすいかと思い、取り上げてみました。』

この部分のみ共感を受けます。昔は聴き手が選べるほど選択肢は無かった。今は逆に氾濫していてどれをチョイスするか?という時代に突入していますよね。プレスの価格破壊、インディがある意味本来の意味になった自費出版の手ごろ具合を理由にCDが簡単に出しやすくなった作り手は「出したかったのか聴かせたかったのか…」という袋小路に迷い込む時代になったということです。事実は「出しにくくなった」のではないでしょうか…。

というわけでこんな感じの気持ちです。
このブログを書いた人の独りよがりな気持ちはいろんな人に読まれるとよいでしょうね。
いい反面教師です。(笑)

最後に個人的なサンプリングに対しての個人的な音楽的見解を。
サンプリングといっても「街の雑踏」「川の音」「恐山の頂上の音」「己のトイレの排泄音」「自分の作ったほかの作品」などをサンプリングし、自らの作品に使用した人達を知っていますが、そういったサンプリングは作品として有効だと思います。
では今回のテーマである「他人の音楽」の一部分を抜き取り、聴く価値に値する音楽に再生利用するサンプリング。個人的意見ではオリジナルとは違う様相を呈し、価値ある作品に仕上がってるとかいう場合はそりゃぁ著作権的にはXでしょうけど気持ち的には◎(ブート的発想)。あ〜なんかあのボンゾみたいなドラムサウンド出したいけどだされへんわ〜、よっしゃZEPのあの曲の頭のドラムトラックサンプリングしてループさせて曲にしよ〜。見たいな安易なやつは個人的にも権利的にもX。まぁ許可もらえば後者に関してはオッケーなのですが、個人的にはできたら無しでお願いしたい感じです。

というわけでサンプリングにしてもその元を作るにしても才能、センスがあればオッケーって事ですよね。
この言葉は才能さえあればなにぱくってもいい。という意味ではないので念のため。



2005/4/17  21:28

投稿者:愛

きゃーたのしいwめっちゃ笑いました。またきます!


http://blog.livedoor.jp/quike_hand/

2005/4/17  8:04

投稿者:mrc

ものすっげえありがとうございます!
全体に渡ってほぼ同意ですし、すごく参考になった。

実はオレもブログに書いたんだけど、腹立たしさのあまり無茶苦茶な文になってしまって。自分が正しいのかそうでないのか判らなくなってしまった。オルタナ以降のロックシーンというものも詳しくないし、その辺マエタツ氏ならどう考えるか、ふと知りたくなったわけです。とりあえずマジアリガトウです。

>ブートレグを推奨する自分の立場

マエタツ氏に見解を聞いてみたかったもうひとつの理由は、まさしくこれなのです。やっぱりこういうことってアーティスト側の多大なる寛大なご好意の元に成り立ってるのだなあと最近つくづく思うわけです。そんな流れで、創ったやつがいなければそもそもこっちは何も出来んのだ、という当たり前のことを分かってほしいという気持ちがありました。金よこせ、ということではないが「タダで拾ったものを売る商売」の「正当化」はいくらなんでもマズイでしょ?と思った。
DJとかhiphopって最先端のように錯覚していたけど、なんかあいかわらずチンタラしてるんだな、とちょっと落胆したっす。

ここに書いていいのかアレなんだけど、東京でライブやるとき是非行きたいと思ってます。これからも良い音作ってください。

それでは!

http://marcomusi-blog.seesaa.net/article/2909337.html

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