2017/9/22 | 投稿者: 中田雅喜

ポケモンを10日間やり続けてレベル20になった。

初めてレイドバトルというやつに参加した。
これは仲間を集めてレアなポケモンをやっつけるイベントなのだが、コイキングだと誰も来ない。
仕方なく、一人で戦って一人で勝った。
その報酬がこのコイキング? なんかCP(強さ)一桁間違ってない?
クリックすると元のサイズで表示します
ともかくポケモンのおかげで毎日2キロ以上歩いている。歩かないと卵が孵らないので。

町内の公園や神社を毎日ぐるぐる巡っている。
うちの娘も十三参りのお祓いをしてもらった地元の神社では、毎日のように結婚式やお宮参りをやっている。
昨日は美男美女の結婚式の写真撮影。今日は生まれたての赤ちゃんを連れて一族でお宮参りだ。
少子化なんて絶対にウソ!ってほど、中野区では子供が増えている。10月になったら七五三のラッシュになるだろう。

ポケモンのおかげで、幸せそうな家族の笑顔を朝から見られる。





0

2017/9/17 | 投稿者: 中田雅喜

日曜日にタブレットを契約して、月曜日から「ポケモンGO」を始めた。
今日で連続7日目。雨ニモマケズ風ニモマケズ、近所の公園を歩き回ってポケモンを集めている。
一日2キロ歩いて、すでに80種捕まえた。ポケモンのお陰で引きこもりだった私が毎日ウォーキングだよ。

近所の公園ではスマホなどを手にポケモン狩りしているのは20代以上の男性(主におっさん)で、子供達は狩りなどしていない。
小学生達は大芝生でボールを蹴ったり、池でザリガニ獲りに余念がない。出来てから30年しか経ってない公園だが、すっかり広葉樹が茂って、子供達にとってはもう“裏山”状態だ。
お天気の良い午前中は幼児達がわんさか保母さんに連れられてやって来る。一周400メートルのウォーキングコースをぐるぐる廻っている中高年の方々は、晴れでも雨でも走っている。そして高齢者の方々は、これまた集団で枯れ枝やゴミを「これでもか」ってほど綺麗に拾い集めている。
そんな精力的な街の人々を横目で見ながら私はポケモン狩りだ。

10キロ歩いたら「卵」が孵った。
ヨーギラスとかいうレアなポケモンらしいが、最終形態のバンギラスまで進化させるにはヨーギラスの飴が100個要る。
この飴は5キロ歩いて一個得られるので・・・、つまり私は500キロ歩かねばならない。
ポケモンの道のりは長い。
だが、いままで見てこなかった自分の街の風景を私に見せてくれる。

クリックすると元のサイズで表示します
ヨーギラスが進化してサナギラス。
クリックすると元のサイズで表示します
ここから最終形態のバンギラスに進化するには500キロ歩かなくてはならない。
0

2017/9/12 | 投稿者: 中田雅喜

天候不順で体調ガタガタ。
毎日へばってごろごろしてる。

春に食べたパブリカの種を「まさかね・・・」とプランターに撒いたら、芽が出て来て育った。
日照不足で病気も出て、育った五本のうち食べられる実が付いたのは一本だけだ。

種は苗と違ってスーパーで買った美味しいパブリカの性質をそのまま引き継いでいるとは限らない。
食べてみると、パプリカというよりピーマンに近い味。が、タダと思えば美味しく食べられる。
それにしても種って、すごいね。

クリックすると元のサイズで表示します
花は咲いても半分くらい落ちてしまう。
クリックすると元のサイズで表示します
赤くなるまで時間がかかる。
クリックすると元のサイズで表示します
パプリカよりもピーマンのほうが簡単かも?
0

2017/9/7 | 投稿者: 中田雅喜

タブレットを契約して「ポケモンGO」を始めた。
近所の公園をぐるぐる廻っているだけで、二日で50種ポケモン捕まえた。
タブレットは月額4500円ほどだから、フィットネスクラブより安いが、遊び方が結構ややこしく、ネット内にしか攻略解説がないので目が疲れる。
無課金範囲で図鑑を完成したら飽きてしまうかも?
ともかく引きこもりの私を散歩させるのだから、「ポケモンGO」は偉大かも。


〇『ガス人間第一号』(1960/本多猪四郎)−−―特撮監督:円谷英二。脚本:木村武。カラー。91分。
究極の悲恋もの。
【近寄りがたいほどの美しい女性に恋した男は、ガス人間になって初めて彼女の前に進み出ることが出来た。
孤独なる二つの魂は引き合い、彼女も唯一の理解者である彼を受け入れたが、二人は社会的に抹殺される運命にあった。
女が己の芸道を極めたとき、男は今夜こそ二人は結ばれると信じた。が、女は死をもって二人の恋を成就させるのだった・・・。】

土屋嘉男の代表作。ミステリアスで抑えた素晴らしい演技。
そして八千草薫にとっても代表作。あまりにも美しい。美しいのは女優のお仕事だが、何かを極める女性を演じて凛としている。ただ、踊りの吹き替え部分はガラリと変わるので違和感はある。
ガス人間を表現する円谷英二の特撮は、手作り感があり雰囲気がとても良い。特撮はただキレイにCGすれば良いってもんじゃない。この濃密な人間ドラマを理解し、視覚的に盛り上げている。
土屋嘉男は89歳で亡くなったが、本を何冊か書いているので読んでみたい。

https://www.youtube.com/watch?v=s3qgRCtaC9s
クリックすると元のサイズで表示します
0

2017/8/31 | 投稿者: 中田雅喜

「第12回 映画の復元と保存に関するワークショップ」
27日(日)夜。
〇18:00〜19:30上映会 

会場:株式会社東京現像。第2試写室へ。160席の試写室が満席。
上映の前に、「修復にこんなに苦労した」と各担当者の解説が入る。


○『ヴァリエテ』(1925/E・A・デュポン)日本語字幕付き、部分上映。
前説:常石史子(フィルムアルヒーフ・オーストリア)。電子ピアノ演奏:柳下美恵。
空中ブランコのシーン少しと、終盤の三角関係のクライマックスシーン。
あまりにも大げさすぎて、いまならパロディーの嵐だ。全く瞬きしないで恋敵を睨み付ける中年オヤジとか、美女が転げ落ちる階段シーンが印象的。たとえお笑いでも、印象に残ることが映画では大事だ。
クリックすると元のサイズで表示します

○『川口消防組』『日本油勝会盃事 血盟式実況 昭和6年4月5日』(1931)
提供:神戸資料館。前説:田中範子(神戸資料館)。電子ピアノ演奏:柳下美恵。
古い8ミリフィルム。ヤクザの儀式だというので柳下さんがオドロオドロしい伴奏を付けた。やりすぎ!会場からは笑いが。
奈良の油勝会は、おそらく土木工事や運送などの生業を持つカタギヤクザなのだろう。血盟式の招待客に運送をやっていた私の祖父が映ってないか目をこらして探してしまった。

○『大分県竹田市の地域映画「竹8シネマプロジェクト」の予告』
提供・前説:三好大輔(東京芸術大学・株式会社アルプスピクチャーズ)
平均年齢65才の住民が、8ミリフィルムを探し出して町おこしするプロジェクトの紹介。

○『東京物語』(1953/小津安二郎)4Kデジタル復元への挑戦。
提供:松竹株式会社。前説:新井陽子(株式会社IMAGICA)
オイオイ・・・。ただ4Kで綺麗な画面に修復すりゃいいってもんじゃないぞ?
たしかに画面の揺れや傷は修復されて、とても見やすくなっている。そこは良い。
しかしコントラストを強くする必要はなかった。黒をくっきりはっきりさせるためにデリケートなグレイ部分を潰してしまっている。それでいて白い部分が明るくない。
特に良くないのは、原節子を綺麗に見せるソフト・フォーカスが修復作業ですべて失われて、後家のくせにぬけぬけと着ている真っ白の清純ブラウスが光り輝いてないことだ。顔も手も黒ずんでいる。
原節子が白く光り輝いているからこそ、笠智衆がすっかり騙されて、「本当の娘たちよりも、あんたのほうが良くしてくれた」と妻の形見の時計を渡してしまうのだ。
そもそも原節子みたいな嫁とか娘とか、居るわけ無い! 
小津安の世界は夢の世界なのだ。現実ではない。だから、ぼ〜っとぼやけていて構わないのだ。それをハイコントラストに4Kしてどうする!?
この修復は映画の内容を理解していない。残念だ。
クリックすると元のサイズで表示します

○『嫉妬』(1962/土居通芳)KADOKAWA CINEMA DIGの取組と発覚した劣化の進行について。
提供:株式会社KADAKAWA。前説:五影雅和(株式会社KADAKAWA)
ワカメ状になって画面が揺れているが、珍しい作品。
クリックすると元のサイズで表示します

○『新幹線大爆破』(1975/佐藤純弥)4Kスキャニング/2Kデジタル修復版より部分上映。
提供:東映株式会社。前説:椎原史隆(東映ラボ・テック株式会社)
デジタル修復の技術が進むにつれ、ただ綺麗にするだけではなく、フィルムらしさわざと残したり、公開当時の映像に出来るだけ近づけようとする方向に向かっている。
この修復映像はデジタルの嫌らしさが気にならない、色調もフィルムっぽい修復でお見事。最後まで見たくなる。まだ円い鼻の新幹線が可愛い!
クリックすると元のサイズで表示します

○『To the light 1.0』(2014/七里圭)、『To the light 3.0』(2017/七里圭)
提供:七里圭。
自作のデジタル映像を一日目の実習でフィルムに焼き直したものの上映。

等々・・・ 盛りだくさんで、8:30になった。これで本当に全てのプログラムはお終い!
みなさん「お疲れ様でした!」と互いに挨拶し合って、散会。
虫がリーリーと鳴く道を駅に向かって歩いていく。


〇おまけ

どうしてもコーヒーが一杯飲みたくなって、信号待ちしているお仲間を誘ったら、タイミングの神様・鈴木美康さんだった。
駅前のスタバに寄って、15分ほどタイミングの話を伺う。
「鈴木さんの予防医学の話が面白かった。後で修正するのではなくて、最初から良い映像を撮ってもらうには、いったい映画製作のどの段階から打合せするのですか?」と訊くと、「シナリオ段階からだ」との答え。
オドロキ! タイミングマンは、監督やキャメラマンと最初から打ち合わせをして映像に関わる。

そこで、「さっきの『東京物語』の修復は間違っていますよね。全くあのシーンの意図を理解してない!」と感想を述べたら、
鈴木さんは、「そう、男はみんなあの原節子に騙されるんだよ!」と嬉しそうに笑いながら、「でも、あのシーンを理解するのには人生経験が必要なんだ」と。
つまり若い人にはムリってこと?
鈴木さんは私の意見に同調してくれるが、若い人に口を出す気はないらしい。
「でも、音声は修復で聞き取りやすくなってましたね」と少し修復版を持ち上げると、
「聞き取りやすくすりゃ良いってもんじゃない」と、ポロッと本音が。アリャリャ。
確かに修復音声は聞きやすかったが、味が全て飛んでしまって笠智衆の棒読み度が増してしまっていた。
鈴木さん、お話有り難うございました。

これで全てお終い。
濃い濃い、有意義なワークショップだった。スタッフの皆さん、登壇者の皆さん、参加者の皆さん、有り難うございました!
(了)
クリックすると元のサイズで表示します
0

2017/8/30 | 投稿者: 中田雅喜

「第12回 映画の復元と保存に関するワークショップ」
27日(日) 講義と上映。濃い話はまだまだ続く!


○13:15〜14:45 セッション3「フィルムラボの技術継承〜タイミング編〜」
モデレーター:三浦和己(東京国立近代美術館フィルムセンター)
登壇者:鈴木美康(国立近代美術館フィルムセンター)、郷田真理子・益森利博(株式会社IMAGICAウエスト)、小泉洋子(株式会社東京現像所)
タイミングとは、フィルムの色調を補正すること。デジタルの場合はグレーディング、またはカラー・コレクションとも言う。意味は、ほぼ同じ。
70年代後半からあらゆる名監督&名キャメラマンと組み何百本も、あの『幻の湖』(1982)までやったという、タイミングの神様である鈴木氏が登壇。
しかし、「苦労話は監督の悪口になるからなあ」と、あまりしゃべってくれない。
「出来あがったフィルムを直すのではなくて、最初から良い状態で撮ってもらうことが大事。症状が悪化してから直すのではなくて、“予防医学”みたいなもんだよ」という話が面白かった。
クリックすると元のサイズで表示します


○15:15〜16:45 セッション4「旧作宣伝会議!」
モデレーター:高木希世江(日本映像アーキビストの会(仮称)呼びかけ人会)
登壇者:山下泰司(株式会社IMAGICA TV)、鵜澤由紀(松竹ブロードキャスティング株式会社)、内藤由美子(シネマヴェーラ渋谷:支配人)
名画座の古い映画上映に、どうやったら足を運んでもらえるか? 古い名画のDVDをどうやったら買って貰えるか? ただ「名画だから」という理由では金を出して貰えない。そこには付加価値が必要なのだ。
―――しかし、その付加価値とはいったい何か? 

それは劇場でのゲスト・トークであったり、無声映画の音楽ライブ付きであったり、学習向上に役立つものであったり、未放映の希少価値があったり、充実感を与えるモノだったりする。
近頃は声優ファンのために、DVDに昔の吹替音声を入れるのが“付加価値”になる。(確かに、ルパン・メンバーの吹き替えでなければ、私はセルジオ・レオーネDVD-boxを8000円も出して買わなかった)
『女と男のいる舗道』(1962)のDVDに、昔の吹替が入ってないという理由で★一つ減らされたらしいが、発売側は「そんな吹替があるわけないだろ!」とブチ切れたとのこと。
クリックすると元のサイズで表示します
面白かったのは、『8 1/2』(1963)をニコニコで実況したときに、まったくフェリーニを知らない人が書き込みのリアクションを読みながら最後まで鑑賞(?)出来たというエピソード。
古い名画はいろいろと売り方を考えなければならない。
などなど・・・、悩みは尽きないようだ。
クリックすると元のサイズで表示します

さて、やっとこさで終盤だ。
○16:45〜17:15 実習報告会
初日の実習風景と報告。・・・ああ、悔しい!参加したかった!

そして、
〇17:15〜17:45 閉会の辞
登壇者:太田米男(おもちゃ映画ミュージアム 一般社団法人京都映画芸術文化研究所)
太田先生が京都で10年間頑張ったことを、東京がたった二年で追い抜いてしまった。悔しさたっぷりに、「東京も来年やったらマンネリになるから、来年は京都でやる!」と、今年も負け惜しみ宣言。
東京だからこそ、首都圏からこんなに若い人や業界人がたくさん参加してくれたのに、それをマンネリなどと腐してはいけないでしょ?そもそも今回も京都からは誰一人として(京都文博も大学さえも)参加してないのに。 
京都人でもない太田先生は、どうも「東洋のハリウッド・京都」に幻想があるようだね。


最後に集合写真撮影をして解散。
これで講義は終了。
しかし、最後の上映会が、まだ残ってた!隣の東京現像所に移動だ!
(続く!)
0

2017/8/29 | 投稿者: 中田雅喜

「第12回 映画の復元と保存に関するワークショップ」
3日目:8月27日(日) 講義と上映。
会場:国立大学法人 電気通信大学 B 棟 202 教室

私はまだ二日目だが、実習から参加した方々は三日目だ。
さすがに疲れてきて、席で居眠りする若い人もチラホラと。しかし中高年や高齢者はよそ見もせずに聴講している。
(だから後でガクッと疲れが出るんだよな!)


○10:10〜11:45 セッション2「無声映画 発見-復元-保存-上映!」
モデレーター:柳下美恵(無声映画伴奏者)
登壇者:常石史子(フィルムアルヒーフ・オーストリア)、村川英(城西国際大学)、松戸誠(株式会社マツダ映画社)
無声映画と音楽の関係について。
映画は保存も大事だが、上映も大事だ。
サイレント映画はトーキーと違って、映像に合わせてライブで音楽が演奏される。近年では音楽ライブが主になって、映像や内容に合ってなかったり騒がしすぎたり、音楽のほうが主役になっている場合もあるという。
・その柳下さんのいうところの『ヴァリエテ』(1925)の一部が(柳下さん的には)不満な音楽付きで上映された。(いや・・・、別に悪くないですけど?)
『ヴァリエテ』の空中ブランコのシーン。当時の撮影技術の範囲で緊張度高くドラマチックに、そして素晴らしく美しく撮れている。これはDVDが欲しくなる。
無声映画はいろいろ後から楽しみを付け加えることが出来る大変面白い素材だ。
クリックすると元のサイズで表示します
・柳下さんの電子ピアノ伴奏が付いて、マツダ映画社の『雄呂血』(1925)も一部上映された。
有名すぎる殺陣だが、これはチョコマカ動きのままだった。
正しい速度のデジタル修復版が見たい。マツダ映画社が門外不出にしているのかも?
クリックすると元のサイズで表示します


○11:45〜12:00 ライトニングトーク
誰でも自由に研究発表できる場。ただし5分以内。
・「可搬性フィルムスキャナー&デジタルビュアーのご紹介」清水禎二(株式会社ヨコシネディーアイエー)
・「MPTE70周年記念 映像アーカイブ・シンポジウム」吉野香子(日本映画テレビ技術協会)
・「マラウイ共和国の視聴覚資料保存」鈴木伸和(株式会社東京光音)
南アフリカのマラウイまで行って、フィルムの保存を指導してきた報告。
マラウイ唯一のフィルム保存施設(単なる収納庫)に行くと、直射日光のガンガン当たる廊下にフィルム缶が縦に並べて置かれている。中身のフィルムはすでにいびつに歪んで、お亡くなり寸前。
とりあえずクーラーを取り付けるとこから始める。(無かったのか!)しかしクーラーを取り付けた天井を見ると雨漏りのシミが・・・! この次行くときは雨漏りを直すそうだ。
そこまでして見たいフィルムは、マラウイ人が撮影したマラウイのフィルムとか。
クリックすると元のサイズで表示します

○12:00〜13:15 昼食と「ホームムービーの日」世話人会議
26日(土)ではなくて、会合は27日(日)でした。
この日記はダメージから回復してからまとめ書きしているので昨日と間違えてました。
(もう日記書くのも疲れてきた。なおかつ、まだ続く!)

0

2017/8/28 | 投稿者: 中田雅喜

「第12回 映画の復元と保存に関するワークショップ」26日(土)続き。
濃い話はまだまだ続く。

○15:15〜18:45 特別企画「映画資料カンファレンスin 東京」
司会:岡田秀則(東京国立近代美術館フィルムセンター)、馬場祐輔(鎌倉市川喜多映画記念館)
井川繭子(松竹大谷図書館)、庭山貴裕(世田谷文学館)、吉江夏子(調布市立図書館)、中村秀之(立教大学現代心理学部教授)、冨居隆之(市川市文学ミュージアム)、松村浩士(江東区古石場文化センター)、市川健美(市川崑記念館)。
(残念ながら早稲田演劇博物館は都合が付かず欠席)
フィルム以外の資料をどう保存するか? と首都圏各館の学芸員が集まって自館の管理状態を報告し相談する、貴重すぎるセッション。
当時のチラシや新聞の切り抜きなどの紙媒体は、閲覧する度にパラパラと崩壊していく。
それをどう食い止めるか? それをどういう形で公開するか?
また、一つの館の予算や広報活動は少なく限られているので、みなさんクラウド・ハンティングを活用して情報発信したり、あるいは寄付寄贈をつのったりしている。
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します


○18:45〜19:00 ライトニングトーク

・「映画保存に世の中の共感を集めるためにIMAGICAグループが立ち上がるプロジェクト」関口智子(株式会社IMAGICA)
・「映像保存の常識では分からない映画音声素材の復元」宮野起(Audio Mechanice)
・「Restoration Asia W」Adrian Wood
三名の活動報告。もしくは宣伝。これは誰でも参加できる。何か参加者に訊きたいことがあってもOKだ。


〇19:00〜懇親会
夜は親睦会。電気通信大学B棟ロビーにて開催。
これでやっとワークショップ二日目のプログラム終了だ。な、長かった・・・!
会費3,000円だったので、ピザとコーラくらいかなあと思っていたら、これがどっこい、オードブルからデザートまで並べられ、ビール飲み放題の食べ放題で美味しくいただいた。

8ミリフィルムの件で登壇された日本福祉大学の来島さんが、
「君はどうしてここに居るの!?」と。
私は来島さんが講師を務める「認知症予防と回想法」の研修に一昨年参加していたのだ。
映画と無関係な福祉の世界の来島さんは、この熱くて濃い映画のワークショップに面食らっていて、そこにアホな私がいるのが意外だったのだろう。
私はただ映画が好きでこのワークショップに参加し続けていることや、映画保存の必要性や、デジタル・ジレンマについて分かりやすく来島さんに説明した。
来島先生、また研修の機会があればよろしくお願いします。

クリックすると元のサイズで表示します
懇親会ではフィルムセンターの岡田さんにも久々に会って話すことができた。
岡田さんには、娘が「フィルムセンターの人になりたい」などと身の程知らずなことを言い出した時にお世話になった。
結局娘はフィルムセンターにもIMAGICAにも電通大にも入れなかったが・・・。
「岡田さん。お陰様で娘は映像の仕事に就けました」と言ったら、「ええっ!どうやって!?」とびっくりしてた。そして娘の隊での仕事を説明したらとても喜んでもらえた。
他にも優秀な方々から貴重な話をいっぱい・・・

9時過ぎになって解散。有意義すぎる会合だった。
皆さんは二次会に流れて行ったが、私は退散。駅前のホテルにて明日に備えて早寝する。バッタリ!
(明日もまだまだ熱く濃い話は続く!)
0

2017/8/27 | 投稿者: 中田雅喜

「第12回 映画の復元と保存に関するワークショップ」26日(土)続き。

お昼は電通大の隣の東京現像さんの会議室を借りて、弁当を食べながら、「ホームムービーの日」世話人会議だ。
各地の世話人メンバーが10人集まって、今年の上映会の予定と「今年の一本上映会」の日程相談。私は中野区担当だが、今年は会場を世話してくれた方が定年退職してしまったので、会場探しを一から始めなければならないと報告。
九州の方はスカイブ通信で会合に参加した。


急いで会場に戻って、午後の講義、続き。
○13:15〜14:45 セッション1「地域映画〜8ミリフィルムの新たな可能性〜」
モデレーター:三好大輔(東京藝術大学・株式会社アルプスピクチャーズ)
登壇者:畑中章宏(作家・民俗学者・編集者)、来島修志(日本福祉大学)、澤田誠(名古屋大学環境医学研究所)、須永剛司(東京藝術大学)、川嶋稔夫(はこだて未来大学)
「家庭映画」から「地域映画」へ。
家庭で撮られたホームムービーを保存して上映する啓発活動は、日本では10年以上前から行われている。私も中野区で上映会を二回開催した。今年も秋に全国で上映会が開催される。
しかし、ただ懐かしいだけではなくて、「地域の役に立つ」とか「認知症予防になる」とか、何か付加価値を付けて、押し入れの中の8ミリフィルムを探して貰おうじゃないかというのが、三好さんの戦略だ。
まずは、地域映画とはどういうものか?↓見てね!
https://www.youtube.com/watch?v=hdmvsoSv0Bg
竹田市の取り組み。
http://take8.jp/

そもそも素人が家族を撮った8ミリフィルムは、何故こんなにも心に染み入るのだろう? 

登壇者の皆さんによると―――、
・画像が荒く見る部分が限られているせいで、情報が選択され、逆に想像力をかき立てられる。
・たとえば祭なら、プロは式次第を順に撮るだけだが、家庭映画は家族が祭に行く準備から撮る。行く途中や帰り道、あるいは祭ではなく見ている側の反応を撮っている。それが共感を呼ぶ。
・海馬は場所と時間を記憶していて、エピソードは記憶しやすい。時と共に頭の中で美しく作り上げていく。
・だったら、いったいいつから映像は懐かしくなるのか? いつから頭の中で美しく作り上げられるのか? それには50年待たねばならないのか?
・たんに8ミリ全盛期は高度成長期と重なっているので、明るい未来があった時代が撮されているからか?
・いや、ただ懐かしい映像を上映するだけでなく、高齢者には発言する時間を作ることが大事だ。

等々・・・。映像表現に関わる大変興味深い話だった。
(まだまだ続く!)

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します
0

2017/8/26 | 投稿者: 中田雅喜

実習に参加できなかった私は仕方なく、講義のみの二日目から参加。
調布の電気通信大学へ。
調布の駅前は、以前とまるで違っていた。駅も線路も地下化してファッションビルなど駅前に建っている。そこのホテルに一泊した。

「第12回 映画の復元と保存に関するワークショップ」
2日目:8月26日(土) 講義
会場:調布市の国立大学法人 電気通信大学 B 棟 202 教室
昨年から、もうワークショップではなくて「学会」だ。
ライバル会社だろうが何だろうが、各社、各施設、各博物館が一堂に会して映像保存について熱く意見を交わしている。

この10年間でフィルムの修復技術はものすごい進歩で、機械化とデジタル化が進んだ。
それは良いのだが、フィルムをデジタル修復してDVDに遺していても、フロッピーやレーザーディスクと同じで、すぐに映像を呼び出さなくなってしまう。
あるいは4Kに移し替えるとしても、何万本もある作品を一体誰が移し替えるのか? それを何度繰り返せばデジタルの進化は止まるのか?
−−−これがデジタル・ジレンマだ。

だからデジタル修復したものを再度フィルムに焼き付けて残しておかねばならない。しかし、フィルムは徐々に確実に溶けていくのだ。
劣化を止めることはできない。
だから全国から300人近く集まって、「なんとかしなくちゃ!」と話し合っている。


○10:10〜11:00 基調講演「デジタル時代の映画が、いまフィルムから受け継ぐべきこと」
登壇者:常石史子(フィルムアルヒーフ・オーストリア)
日本だけでなく海外のフィルムも何とか出来る範囲の設備でフィルムが溶けて行くのを防ごうとする報告。
フィルムは低温保存をするのがキホンだが、この報告では気温よりも湿度の調整が大事とのこと。
とりあえず湿度調整に優れている桐の箱に入れておけばマシ!という、正倉院のようなアドバイスと報告には目から鱗だった。
ヒトラー総統がオーストリアでの熱烈歓迎を受ける新たに発見されたフィルムも紹介された。
オーストリアは被害者ヅラしているが、この歓迎ぶりは何?という・・・、民間レベルの映像保存の大切さを訴える。


○11:00〜12:00 基礎講義「映画保存のテクニカルソリューション」
登壇者:株式会社足柄製作所、株式会社 IMAGICA ウェスト、コダック合同会社、共進倉庫株式会社、株式会社資料保存器材、富士フイルム株式会社
フィルム劣化の酢酸ガスを吸着するシートの発表。フィルムの結露を防ぐための慣らし室の温度調整研究発表。紙保存箱について。等々。

何かとりあえず吸着シートとフィルムを桐の箱に入れておけば良いのか?・・・と素人の結論。
午前の部、終わり。猛暑の中、スーパーで弁当を買って来て午後も頑張る。
(続く)
クリックすると元のサイズで表示します
0

2017/8/25 | 投稿者: 中田雅喜

「第12回 映画の復元と保存に関するワークショップ」

今年もワークショップの季節がやってきた。
これにはもう10回参加しているが、年々濃く!年々暑く!ますます濃い!暑い!

【日程】
2017年8月25日(金):見学・実習
2017年8月26日(土):講義・懇親会
2017年8月27日(日):講義・上映会
―――――――――――――――――――
【受講料】
全日程 一般 8,000円/学生 3,000円
講義のみ 一般 6,000円/学生 2,000円
―――――――――――――――――――
【定員】
実習110名、講義300名、上映140名


研究者、技術者、学生、映像の保存に興味ある者なら誰でも申し込める。
あまりの申し込み多数に、昨年はあっというまに会場であるIMAGICA本社試写室の100席が埋まってしまった。
今年は「400席ありゃ大丈夫!」と会場が電通大の階段講義室ホールになった。参加人数270人で会場は熱気に包まれた。
一日目の実習は申し込みが殺到し、私は間に合わなかった。悔しい〜〜!
その内容は、日本一の会社とアーキビストの方々が手を取って教えてくれるという、これ以上はない、すごい実習!
この中からどれか一つ選べる↓↓↓

(1)東京国立近代美術館フィルムセンター(京橋)「ノンフィルム資料の保存と修復」
内容:映画のアーカイビングにおいて、現在注目が高まっている紙資料の取り扱い。フィルムセンターの資料収蔵庫・図書室や所蔵資料を閲覧。プロの講師による資料修復の実習。
(※あっという間に定員が埋まった一番人気の実習!)

(2)株式会社IMAGICA東京映像センター 「映画のデジタル修復実習」
内容:映画のデジタル修復の見学及び体験。
(※昨年はこれやりました。IMAGICAの機材を使っての画像修復!)

(3)株式会社IMAGICA東京映像センター 「あなたの映像をフィルムにしよう!ー手現像と染色体験つきー」
内容:スマホやデジタルカメラで撮影した映像を、フィルムレコーディングという手法でフィルム化する仕組みを学ぶ。簡易的な手現像や、戦前の技法である白黒フィルムの染色体験。ネガ・ポジフィルムとも参加者の皆様にプレゼント。

(4)鎌倉市川喜多映画記念館「施設見学+「鎌倉映画地図」探訪」
内容:映画関連資料を展示している当施設の見学、庭園内にある旧川喜多別邸(旧和辻邸)の案内。

(5)株式会社東京光音「ビネガーシンドロームの対策実習」
内容:できるだけ予算をかけずにどこまで酢酸対策ができるのかについて考える。

(6)株式会社東京現像所 「フィルムワーク体験」
内容:伝統的なフィルムプロセスの体験・見学。映画用ネガフィルムを使用して、フィルムの編集を体験。さらに参加者が自分で繋いだフィルムの色補正を行う。プリンターでポジフィルムを焼き付ける過程や現像機、映写室を見学。ネガ・ポジフィルムとも参加者のお土産。
(※東京現像所に入れるんだよ!渡辺さん自らの指導だよ!)

(7)東宝スタジオ 「「ゴジラ」「七人の侍」を生んだ東宝スタジオ見学」
内容:東宝の10の撮影ステージ、日本映画美術の伝統を受け継ぐセット製作、豊富な衣裳・小道具、特殊メイクアップ工房。更にポストプロダクションセンターの2つのダビングステージや録音ステージ等の見学。


・・・などという、映像を学ぶ者にとっては信じられないくらい凄い内容!
これが学生3000円!芸大も美大も何してる!大学単位で申し込むべきだろ!
(続く!)
クリックすると元のサイズで表示します
0

2017/8/24 | 投稿者: 中田雅喜

DQ5「天空の花嫁」を今までやってた・・・。

ようやる! と呆れられるかもしれんが、裏ボスのエスタークが倒せなくて何年も中断してたのだ。
新作のDQ11がやりたくなって、これはクリアーしてしまわねばと主人公をLV.96まで上げ、やっと13ターンでエスタークを倒した。
15ターン以内で貰える「闇のトロフィー」を手に入れて、名産博物館に飛んでいき、最後の逸品を展示した。
最後の双六場もクリアーし、宝箱のなかのエスターク坊やを手に入れ、坊やを連れて行って、縮まったプオーンも手に入れた。
これですべてのイベントをクリアーだ。心置きなくDQ11に移れる。

それで、闇のトロフィーを名産博物館に持っていくと、館長のデス爺さんは(もともと幽霊なのだが)とても満足して永い眠りにつく。
主人公が爺さんの宝箱を開けようとすると、「開けずにそっとしておいてあげよう」とナレーションが流れる。(いままでさんざん開けまくったくせに、最後の最期で!)
DQシリーズは年寄りの描き方に哀愁がある。
ルーラの呪文を授けてくれたベネット爺さんのところに飛んでいくと、爺さんは病床についている。
「わしはお前が何者か分かるつもりじゃ。わしの研究がお前さんの役に立つことを祈っとるよ・・・」と。
恩返しがしたいが、主人公は何もできない。

もともとDQの主人公は「はい/いいえ」しか発せられない。
近年は、自分の感情を自己申告するばかりのドラマが多いのに、DQのプレイヤーは主人公の想いを想像するしかないのだ。
だから余計に切なく心に沁みる。
全編に哀愁漂うDQ5「天空の花嫁」はドラマとしても名作だ。

クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
↓ルーラを授けてくれたベネット爺さんは孤独のまま死ぬしかないのか?
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
1

2017/8/23 | 投稿者: 中田雅喜

損保ジャパン美術館の「吉田博展」へ。
平日なのに大盛況の入り。私はまったくこの作家を知らなかったのだが、その作風はまさに日本人好みで、印象派のような現代的な感覚と日本情緒がミックスされている。

吉田は十代のとき京都で水彩画を学んだ。その時代から晩年までのスケッチも多く展示されていて、風景画を学んでいる学生にとってはお手本のようだ。
丁寧な鉛筆スケッチに水彩が施され、それは朝靄に煙る山村であったり雨上がりの小径であったり・・・
夕焼け、花、わき上がる雲に流れ落ちる水・・・。
いまは失われた日本の原風景だ。
べったりと描かれた油絵よりも、やはり透明感のある水彩画と色を重ねた多色刷り版画が素晴らしい。
特に版画は、主線が同じで色調だけ変えて朝の風景や夕暮れの風景が表されている。

吉田は商売も上手く、何度も洋行して欧米人の求めているものを知っていた。
街の風景には(対比のためのマッチやタバコのように)欧米人好みの赤い傘を差した和服女性が添えてある。その人物には残念ながら色気も面白味も無い。
人物よりも風景が描きたい人だった。

吉田ファミリーは吉田の名を世界的に広め、ダイアナ妃も版画を購入されている。
会場は中高年層で満員で、情感溢れる版画はまさに日本人好み。もしかしてリピーターのファンが多いのかも知れない。
軽く言えばインテリア絵画として部屋に飾っておきたい。
疲れた心を山と水が癒してくれる。

クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
三点とも多色刷り版画。
0

2017/8/17 | 投稿者: 中田雅喜

フィルムセンターの帰りに三井記念美術館に寄る。
「地獄絵ワンダーランド」なる夏休み向け企画(お盆向け企画かな)が開催されていた。
ちょうど昨日8月16日は地獄の釜の蓋が開く、地獄の休日だ。

三井記念美術館は重要文化財にも指定されている美しい建物で、木造のエレベーターもお洒落。買い物ついでにふらっと寄りたくなる。
スタンプラリーか? 小学生や若い人がたくさん見に来ていた。
入った第一室に、水木しげるの「のんのばあ」との地獄巡りの原画が10点ほど展示してあり、小学生向けに「つかみはOK」だ。

あとは寺社仏閣から借りてきた貴重な地獄絵図の展示。
真面目な地獄絵図の歴史から、地獄絵の変遷、地獄の解釈など、分かりやすく展示してある。
結論−−−。結局地獄は「己の心の中」にあり、極楽と表裏一体であると。
しかし舌を1メートルほど引き出されて、釘を打たれたり熱い茶を舌の上に乗せられる責め苦はそういう心理的な描写とは程遠く、ユーモラスすぎだ。
クリックすると元のサイズで表示します
クリックすると元のサイズで表示します
0

2017/8/16 | 投稿者: 中田雅喜

フィルムセンターへ。「高橋克雄作品集」の珍しい人形映画を見る。
会場は関係者以外のお客は20名も入ってなかった。
高橋監督の娘さんがわざわざ私の席までいらっしゃって、「雨の中、来ていただいてありがとうございます」とご挨拶された。
以前どこかの上映会でお会いしていたらしいのだが、私は人の顔を覚えられないのだ。どうも失礼しました。

解説を書きたいが、何度書いても文字化けしてしまう。
とりあえず『野ばら』はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=M4BZ8TCLWOo
0




AutoPage最新お知らせ