2017/8/24  0:31

東電の毒牙から赤城と県土を守れ!…貯木場に関する当会の公開質問状に対して回答拒否をした群馬県知事  東北関東大震災・東電福島原発事故

■東電グループの筆頭企業である関電工による放射能汚染間伐材等を燃料源とした前橋バイオマス発電計画では、木質チップ製造工場を発電施設に併設しますが、当初計画になかった貯木場が、発電施設の近くに突然造成されるなど、集材ステーションとなるべき貯木場設置は不透明な事柄だらけです。そのため当会では、群馬県知事に対して次の内容の公開質問状を2017年8月4日付で提出しました。
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貯木場の現況。2017年8月6日撮影。以下同様。





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未舗装の箇所には早くも浸食による亀裂が。
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バックグラウンド条件把握のため、空間放射線量を予め測定。

*****県知事あて公開質問状*****PDF ⇒ 20170804jij825x.pdf
                           2017年8月4日
〒371-8570 群馬県前橋市大手町1丁目1−1
群馬県知事 大澤正明 様
 (環境森林部)
                         市民オンブズマン群馬
                          代表 小川 賢

             公 開 質 問 状

 拝啓、貴殿ますますご清栄のこととお慶び申しあげます。
 当会は、群馬県において、行政及びその関連機関を外部から監視し、当該機関による税金の無駄遣いや行政及び関連する権限を不当に行使することによる住民・関係者の権利・利益の侵害に対する調査及び救済の勧告を図る活動をしているボランティア団体です。
 さて、当会に最近よせられた情報によると、貴殿が司る群馬県環境森林部が監督している前橋バイオマス燃料鰍フ事業計画に関連して、とりわけ貯木場について、これまで貴殿に提出されてきた事業計画の経緯で不明な事項があります。
 つきましては、貴殿に対して質問形式で確認をさせていただきます。そこで、次の質問があります。

質問1
 平成27年6月末に県に提出された事業計画【総事業費864,000,000円(税込)】によれば、次の機材の調達や施設の工事が含まれています。
@ トラックハッカー
A ホイールローダー
B フォークリスト
C グラップル
D 計量装置
E 貯木場舗装工事(8,300u)等
F 作業用建物兼燃料貯蔵庫
G 燃料乾燥施設
H 事務所
○質問1−1:このうちEの貯木場舗装工事(8.300u)とありますが、グーグルマップで見る限り、最大でも、5,000u程度しか土地が確認できません。残りの3,300uはどこに存在するのでしょうか?
○質問1−2:この事業計画に対する補助金の金額や原資の出所、支給条件について教えてください。
○質問1−3:このうち貯木場舗装工事にかかる補助金の金額や原資の出所を教えてください。


質問2
 平成28年6月28日に県に提出された補助金申請書【総事業費864,000,000円(税込)】によれば、次の機材や施設が含まれています。
@ 貯木場(一か所)11,000u
A 作業用建物兼燃料貯蔵庫
B 管理棟
C 移動用チッパー
D グラップル
E 燃料乾燥施設
F 計量装置
G フォークリフト
○質問2−1:これを見ると、@貯木場(一か所)11,000uに変更されています。そのほかの項目も変更されているものがあります。この理由について貴殿は事業者からどのような報告を受けていたのでしょうか。
○質問1−2:このうち貯木場にかかる補助金の金額や原資の出所を教えてください。


質問3
 平成28年7月11日に県に提出された着手届整理表【総事業費864,000,000円(税込)】によれば、次の機材や施設が含まれています。
@ 移動用チッパー 101,520,000円(税込)
A グラップル 29,160,000円(税込)
B フォークリフト 7,020,000円(税込)
C 計量装置 13,500,000円(税込)
D 貯木場一カ所(11,000u)
E 作業用建物兼燃料貯蔵庫 
F 管理棟        DEFで334,800,000円(税込)
G 燃料乾燥施設 378,000,000円(税込)
○質問3−1:D貯木場一か所(11.000u)とありますが、これに関連して県が二カ所の貯木場に対する補助金を用意しました。ところが、前橋バイオマス燃料らはそれを拒否しました。そして、突然、住民に一切の説明もなく、前橋バイオマス燃料鰍フチップ工場の西側に7,500u前後の貯木場を建設しました。この場所について、同社は「ここには、貯木場を作らない」と、はっきりと明言してきた経緯があります。にもかかわらず、なぜここに貯木場が作られたのか、行政としての見解を教示ください。
○質問3−2:さらに、補助金は、11,000uの貯木場に支給されています。しかも上記の通り「一カ所」とはっきりと書かれています。この貯木場の場所は、いったいどこなのでしょうか?
○質問3−3:追加された西側の7,500uの貯木場と工場内の貯木場を合わせるとちょうど11,000uになります。しかし、それでは貯木場は二カ所でなければなりません。この疑問について行政の見解を教えてください。
○質問3−4:あるいはまた、この事業計画の変更届は、県に対して提出されているのでしょうか?


質問4
 平成28年7月11日に県に提出された着手届整理表【総事業費864,000,000円(税込)】によれば、次の機材や施設が含まれています。
@ 移動用チッパー 101,520,000円(税込)
A グラップル 29,160,000円(税込)
B フォークリフト 7,020,000円(税込)
C 計量装置 13,500,000円(税込)
D 貯木場一カ所(11,000u)
E 作業用建物兼燃料貯蔵庫 
F 管理棟        DEFで334,800,000円(税込)
G 燃料乾燥施設 378,000,000円(税込)
○質問4−1:燃料乾燥施設として3億7800円とありますが、この燃料乾燥施設の仕様や価格の妥当性について貴殿は精査したのでしょうか?
○質問4−2:おそらく相見積もりが提出されていないと思いますが、いかがでしょうか?
○質問4−3:その場合、値段があってないようなもので、自分の会社が所有しているので、当初予算と総額は変えずに、この自社開発の燃料乾燥施設という贅沢品が補助金額を調整できるバッファーとなった可能性が想定されます。このことについて、貴殿の見解をご説明ください。



なお、面談時に貴殿のご回答を直接得たいと存じますが、時間の関係で貴ご回答を得られなかったときには8月14日(月)までに書面で下記の連絡先にFAXしていただければ幸いです。なお、この公開質問状は、当市民オンブズマン群馬のウェブサイト上で、貴ご回答の経緯や結果を明らかにしてまいりたいと考えております。

          記
市民オンブズマン群馬  事務局長 鈴木 庸
〒371-0801 群馬県前橋市文京町1-15-10
電話027-224-8567  FAX027-224-6624
**********

■その回答が8月17日付で群馬県環境森林部の林業振興課長名で届きました。ご覧の通り、「係争中なので回答を拒否する」という趣旨の内容です。

20170817ocixjijuiu.jpg
20170817ocixjiju.jpg

*****県林業振興課からの回答*****JPEG ⇒ 20170817ocixjiju.jpg
                      (公印省略)
                    林振第30260−15号
                    平成29年8月17日
市民オンブズマン群馬
   代表 小川 賢  様

                   群馬県環境森林部
                     林業振興課長 桑原 雅美

          公開質問状について(回答)

 平素、群馬県の発展のために、ご活動いただき、誠にありがとうございます。
 平成29年8月4日付けで提出いただきました「公開質問状」は、前橋バイオマス燃料製造施設への補助金支出に関して住民訴訟を提起され、前橋地方裁判所で審理中の案件となりますので、回答は差し控えさせていただきます。
 今後とも、県政の推進に対し、ご理解、ご協力いただきますよう、お願い申し上げます。
                 担当:群馬県観光森林部林業振興課
                    TEL:027−226−3241
                    FAX:027−223−0154
**********

■係争中だからこそ、県民納税者の疑問点に対して、真摯に回答するという当然のマナーが行政には完全に欠如していることがわかります。

 なお、8月23日に前橋地裁で開催された前橋バイオマス発電施設にかんする環境アセスメント条例の運用に係る情報不開示処分取消訴訟において、裁判長の塩田直也裁判官は、原告オンブズマンが提出した甲10号証の内部起案書類を奇貨として、当会が提出した群馬県知事への文書送付嘱託申立について、「既にオンブズマンが不存在であるべき書類を保有しているから、群馬県知事に文書送付嘱託をする意味がない」として採用せず、当会が提出した関電工に関する調査嘱託申立について、「これは情報不存在処分取消訴訟と直接の関係がない」として、これまた却下しました。

 そのうえで、塩田裁判長は「これで審理を打ち切り、判決は2017年11月8日五語1時10分に告げる」と言明しました。なお、この口頭弁論の模様については追って詳しくご報告いたします。

 現在もなお係争中の前橋バイオマス発電施設用の燃料を供給する木質チップ工場への補助金に関する返還請求訴訟についても、同じく塩田直也裁判長が指揮をしているため、先行き不透明感が濃厚になりつつあります。

 こうした中で、群馬県環境森林部が打ち出してきた回答拒否の姿勢は、「なんとしても、来年1月から運転開始が予定されている前橋バイオマス発電施設計画をこれ以上、住民訴訟により邪魔をされないよう、今年中にカタをつける」とする東電グループの思惑に、行政と司法が同調して対処している有様を強く感じさせます。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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