2017/12/24  20:20

大同有毒スラグ問題を斬る!・・スラグを投棄された現場は原状回復を急ぐべきだ!  スラグ不法投棄問題

■群馬県中にダンプトラックで不法投棄された有害スラグは、今年も役所工事においては、ほとんど撤去されることなく、まもなく2017年も年末を迎えようとしています。
実は民間工事に使用されたスラグについては、あちこちで大同特殊鋼(株)自ら撤去工事を行っています。しかし公共工事で使用されたスラグについては、アスファルトでフタをする工事が進められているのです、この違いは、なぜなのでしょうか?(注:当会は行政の無駄や違法不当を追及するオンブズマン活動を主体にしているため、民間工事については相対的に余り触れていません)
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渋川市上郷の農道に投棄された有害スラグについての注意喚起のお知らせ。もう何年も前から立入を制限しているが、2017年11月になってやっと有害スラグの上にアスファルト舗装でフタをする工事が企画された。ところが、驚くことに都合3回、入札が行われ、のべ49社の建設会社に入札を辞退される異常事態が続いている。

 異常事態が続く渋川市上郷の現場については、こちらをご覧ください。↓↓
〇2017年11月19日:大同有毒スラグ問題を斬る!・・・スラグ徘徊調査「渋川市の農道もスラグだらけだった」
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2465.html#readmore
〇2017年12月17日:大同有毒スラグ問題を斬る!・・・渋川市で有害スラグにフタをする工事が落札されない!?
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2503.html

■なぜ、民間工事については大同特殊鋼が自ら有害スラグを撤去しているのに、公共工事についてはアスファルトでフタをする工事を進めているのでしょうか?

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当会が係争中の萩生川西地区の農道の様子。有害スラグを撤去せずアスファルトでフタをする工事が進められてしまった。

■その理由を当会なりに考えてみました。

 当会の見解では、民間工事については、例えば醤油製造工場の新設工事に有害スラグが使用されたと仮定すると、その醤油製造工場は大同特殊鋼に損害賠償請求をする裁判に訴えることが容易に想像されます。このため大同は、“裁判になる前に有害スラグを片づけてしまえ”と民間会社としてちょっぴりまともな判断をする訳です。

 それでは逆に、公共工事に使用されたスラグについては、どうなのでしょうか?

 公共工事に使用されたスラグについては、 工事を担当する役所(工事実施主体と呼ぶそうです)が集まり“鉄鋼スラグ連絡会議”という何の権限も責任もない怪しい組織を立ち上げ、アスファルトで有害スラグにフタをする工事を行う方針を発表しています。

 鉄鋼スラグ連絡会議は、国土交通省・群馬県県土整備部・渋川市で構成されています。この鉄鋼スラグ連絡会議は、大同特殊鋼と事前に話し合いを持ち、大同特殊鋼に有利になるよう費用負担について話し合いが持たれている(?)と仮定したとき、“この話”はスッキリ霧が晴れてくるかのようです。すなわち、役所が忖度してくれるから、ちゃっかりそれに乗っかってしまおうという訳です。

■その前提になるものは何なのでしょうか?

 当会には、群馬県廃棄物リサイクル課が“環境省の行政処分の指針を軽んじているためだ”と思えてなりません。群馬県リサイクル課には、“環境省など何するものぞ”というおバカな対抗心でも燃やしているのか?、と心配させられるほどです。

 群馬県中に投棄された有害スラグはどのように対処すればよいのでしょうか? 日本国・環境省がその指針を示しています。
https://www.env.go.jp/hourei/add/k040.pdf#search=%27%E8%A1%8C%E6%94%BF%E5%87%A6%E5%88%86%E3%81%AE%E6%8C%87%E9%87%9D+%E7%92%B0%E5%A2%83%E7%9C%81%27

 指針の冒頭には次の文言があります。
**********
「なお、本通知は、地方自治法(昭和 22 年法律第 67 号)第 245 条の4第1項の規定に基づく技術的な助言であることを申し添える。」
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 この文を見て、なぜ群馬県廃棄物リサイクル課の幹部が「行政処分の指針」を無視するのかわかりませんが、指針の趣旨に次のように書いてあります。
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第1 総論
1 行政処分の迅速化について
 違反行為(法又は法に基づく処分に違反する行為をいう。以下同じ。)を把握した場合には、生活環境の保全上の支障の発生又はその拡大を防止するため速やかに行政処分を行うこと。特に、廃棄物が不法投棄された場合には、生活環境の保全上の支障が生ずるおそれが高いことから、速やかに処分者等を確知し、措置命令により原状回復措置を講ずるよう命ずること。

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渋川市の農道にも有害スラグが投棄されている。この農道について廃棄物であるスラグを削ったり触ったりしなければ問題はないとする渋川市建設課が、アスファルトでフタをする工事を入札しているが、誰も建設会社が入札に応じていない。もうおバカなお役所とは付き合い切れない?

■環境省の行政処分の指針によれば、

「廃棄物が不法投棄された場合には、生活環境の保全上の支障が生ずるおそれが高いことから、速やかに処分者等を確知し、措置命令により原状回復措置を講ずるよう命ずること。」

と書いてあります。大同スラグは廃棄物です。それは、群馬県が廃棄物と認定していたり、大同自ら廃棄物をリサイクルしたものと発表したりしていることから、確定している事実です。

■3回も入札を実施して、応札者が現れない渋川市上郷の農道について、なぜ応札者があらわれないのでしょうか?

 それは建設業者が、今すぐにでも、“群馬県によりスラグを撤去し原状回復措置の措置命令が講じられるべき現場”と考えているからに他なりません。

■廃棄物処理法によると、大同有害スラグは、「鉱さい」という廃棄物として、最終処分場に適切に処理されなければなりません。群馬県廃棄物リサイクル課は、この群馬県を日本国から独立させてスラグ王国を目指そうなどと思わず、環境省の「行政処分の指針」に従い、有害スラグが投棄された現場を原状回復させなければなりません。

 具体的には、群馬県中に有害スラグをばら撒いた実行犯である(株)佐藤建設工業に、撤去命令が直ちに発出されますよう、お役人の皆さんには、民間では当たり前のコンプライアンスの順守徹底を強くお願いします。

■それでは最後に、次の参考資料に注目したいと思います。大同スラグは今も昔も廃棄物です。大同特殊鋼が実質的に運営する最終処分場について、地元住民に説明した資料をご覧ください。↓↓

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2017年9月9日:大同スラグ訴訟・・・9月8日に開かれた第11回口頭弁論で裁判長が示した次回弁論での結審方針↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2377.html#readmore
*****甲71号証*****PDF ⇒ b71hj.pdf


 「(2)埋め立てている産業廃棄物とその具体例」を抜き出してみると、大同ははっきりと「鉱さいを(無許可で)リサイクルしている」と発表しています。↓
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 このように、最終処分場に埋め立てているスラグを“ほとんどはリサイクルしている”そうです。ごみを排出している大同特殊鋼自ら埋め立てているゴミをリサイクルしていると申し出ているのですから、大同スラグは今も昔も「産業廃棄物」です。

 最終処分している廃棄物をリサイクルする場合、都道府県知事の許可が必要です。まして大同特殊鋼のスラグには猛毒が含まれているので、なおさら許可が必要なのではないのでしょうか?

 さながら釈迦問答のようですが、なぜ大同特殊鋼様は許可を取らなかったのでしょうか?それはスラグに猛毒が含まれているから、申請しても認可されないと考えたからでしょう。それでもなお群馬県中に有害スラグをばら撒いてしまいました。これを世の中では「不法投棄」というのではないのでしょうか?

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
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