2018/2/2  22:13

【読者からの情報提供】アカハラ処分と公表にかかる木更津高専と群馬高専の校長の対応の違いに関する考察  群馬高専アカハラ問題

 この度、当会のブログのメッセージボックスに次の内容の情報提供がありました。提供された情報は、木更津高専におけるアカハラによる教員の処分2件に係るものです。情報をお寄せくださった読者のかたに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
QUOTE
木更津高専ではハラスメントをはたらいた教員の処分が2年続けて出ています。
http://www.kisarazu.ac.jp/wp-content/uploads/2017/02/407576ab063a3533a7fa496b61bf3f07.pdf
http://www.kisarazu.ac.jp/wp-content/uploads/2018/01/ee26e0546f9fc915a4c5d23735ea4579.pdf
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 当該懲戒処分通知書2件の内容を見てみましょう。

*****懲戒処分通知(1件目)*****PDF ⇒ 20170228_kisarazu_kosen_choukai_shobun_nituite.pdf
                         平成29年2月28日
        本校教員に対する懲戒処分について
 このたび、本校において下記のとおり懲戒処分を行いましたので、公表いたします。
               記
1.処分年月日  平成29年2月28日
2.被処分者   教員(50歳代・男性)
3.処分の内容  停職1月
4.処分事由の概要
 被処分者は、ハラスメントにより学生に苦痛を与えた。これは、本校及び独立行政法人国立高等専門学校機構の名誉及び信用を著しく傷つける行為である。
5.校長コメント
 本校の教員に対して本件懲戒処分を行う事態になったことは、誠に遺憾であり、関係各位へ大変ご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。
 今後は、このようなことが起こらないよう、教職員に対する一層の意識啓発を行い、ハラスメント防止に向けた取り組みを推進するとともに、本校の信頼回復に努めて参ります。
                  独立行政法人国立高等専門学校機構
                  木更津工業高等専門学校長
                         前 野 一 夫

*****懲戒処分通知(2件目)*****PDF ⇒ 20180105_kisarazu_kosen_choukai_shobun_nituite.pdf
                         平成30年 1月 5日
        本校教員に対する懲戒処分について
 このたび、本校において下記のとおり懲戒処分を行いましたので、公表いたします。
               記
1.処分年月日  平成29年12月31日
2.被処分者   教員(50歳代・男性)
3.処分の内容  停職6月
4.処分事由の概要
 被処分者は、ハラスメントにより学生に苦痛を与えた。これは、本校及び独立行政法人国立高等専門学校機構の名誉及び信用を著しく傷つける行為である。
5.校長コメント
 本校の教員に対して本件懲戒処分を行う事態になったことは、誠に遺憾であり、苦痛を与えられた学生はじめ関係の皆様へ大変ご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。
 今後は、学生への心のケアに努めるとともに、このようなことが起こらないよう、教職員に対する一層の意識啓発を行い、ハラスメント防止に向けた取り組みを推進するとともに、本校の信頼回復に努めて参ります。
                   独立行政法人国立高等専門学校機構
                   木更津工業高等専門学校長
                          前 野 一 夫
*********

■木更津高専のアカハラ事件の詳細は、つまびらかではありませんが、2年立て続けに発生したことは、大変悲しいことです。そのことは勿論重大事ですが、当会では、この情報提供において、アカハラ発生にともなう危機管理の観点から、校長の対応について着目しました。

 取り急ぎ、この処分を行っている同校校長の前野一夫氏について調べてみました。

 同氏は、東大工学部を出て以降エンジニアリングの研究者として転々と奉職している教育・研究のプロパーで、さらに大学教員としてのキャリアが長いため、「高専」の枠に絡め取られず、しっかりと大学=高等教育機関としての視点を導入できていることが伺えます。
※参考URL「Publications & Histories of Maeno Laboratory」
http://wave.ap.teacup.com/publications/1.html

■翻って、深刻なアカハラ事件の起きた群馬高専の場合はどうでしょうか。

 改革を担当していた高専プロパーということで当初はめざましい改革を期待された山崎誠校長ですが、その期待は見事に裏切られ、西尾前校長より劣悪かつ強硬な徹底抗戦方針を貫いています。

 西尾前校長の敷いたレールを走っているだけでなく、遂に自ら控訴を行うという手段を選択したわけですから、彼は自らの意思でアカハラ情報の完全隠蔽を決めたことになります。一線を越えたわけです。

 プロパーにも関わらずこの惨状はどうしたことか、と考えて山崎校長のキャリアを再度確認してみました。すると、名古屋大を出て以降、群馬高専校長に就任するまで30年以上長岡高専に奉職していることが分かります。

 文科省・機構の下僕である高専の教員として長期間在職し、それしか知らないようになってしまったことで、そのアイデンティティが文科省や機構へのポチに染まりきったものになってしまったのかもしれません。もっと根本的で重要な学生教育や教員の福祉は忘れ去られたまま……。

 キャリアといえば、官僚出身の西尾前校長の経歴が今一つよく分かりません。いわゆる「キャリア」官僚として入省したのでしょうが、ハッキリしないのです。経歴や年齢すら明かさぬまま校長の椅子に座る本人の、或いは校長の椅子に座らせた機構=群馬高専の神経がわかりませんし、このような一切得体の知れない人物が高専の校長をやっていたという時点で寒気を禁じ得ません。

■西尾前校長に関して、文科省からの天下りである事実すら、当初インターネット検索でかつての記録があったことから判明しただけであり、群馬高専は校長の生年月日(年齢)、出身大学、経歴等について一切公表していません。

 教員に関してはその出身大学から経歴に至るまで全てを公表させているにも関わらず、校長に関して年齢も出身校も経歴も一切明かさない群馬高専の姿勢はまったくもって、謎としか言いようがありません。西尾前校長以前は言うまでもなく文科省からの天下りだったので、書く必要もなく自明ということでしょうか。

 またもちろん、経歴だけで人格までもが決めつけられていい訳ではありません。しかし、その人物の発言や行動などが常軌を逸したものであった場合は、そうした「結果」に呼応する原因として、その人物のバックグラウンドに疑いの目が向けられることは、むしろ自然なのではないでしょうか。

 西尾前校長は文科省のキャリア官僚としての、山崎現校長は高専に長らく奉職したプロパーとしての、重い責任と名誉を背負い任に就いたわけですから、軽々しくその名誉を傷付ける行為に及ぶことは、まさに自分の誇りとするバックグラウンドそのものに泥を投げる行為に他ならないということを、強く自覚していただきたかったし、自覚していただきたいと考えます。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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