2018/5/3  13:23

前南橘公民館長の市職員による勤務不正申告の実態について前橋市長に報告書を提出  オンブズマン活動

■公務員の勤怠管理については、各地でズサンな事例が取りざたされており、まさに公務員天国の様相を呈していることは当会のブログでもいくつかの事例を紹介してきました。そうした中、2018年3月29日付の新聞朝刊各紙に「他人の印鑑を無断で押印した前橋市職員が懲戒処分」という記事が掲載されたのはまだ記憶に新しいことと思います。この事件では、当会に寄せられた情報をもとに、群馬県警に告発したことをきっかけに、明るみに出て、前橋市も動かざるを得ない状況に追い込まれたわけですが、報道のとおり当該職員は僅か減給10分の1、1カ月の懲戒処分を下されただけでした。この時の報道内容は次のブログをご覧ください。
〇2018年3月29日:再発防止になるの?…印章偽造の職員に減給10分の1(1か月間)の大甘処分を決めた前橋市
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2600.html
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前橋市役所玄関ロビーの案内板。市長室、秘書課は4階。


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エレベーターホールにある各階案内表示。

 しかし、当該職員の行状問題は、単なる印鑑無断使用よる公文書偽造、公印偽造及び不正使用等容疑に留まらず、勤務時間中の自らの勤怠不正申告のほか、不倫相手の勤怠不正管理という問題も孕んでいたことです。

 そうした実態について、警戒を促し、再発防止の警鐘を鳴らすべく、当会では5月2日(水)午前11時に前橋市役所4階の秘書課を訪れて、前橋市長あてに次の実態報告を文書で提出しました。

*****実態報告書*****PDF ⇒ 20180502_maebashisicho_ate_jittaihoukoku.pdf
                          2018年(平成30年)5月2日
前橋市長 山本龍様

   前橋市役所(南橘公民館)で起きていた(いる)こと

                      市民オンブズマン群馬
                      代表 小川 賢
                      携帯090-5302-8312

 貴殿をはじめ、ひとりでも多くの市民の皆さまに知っていただきたいことがあります。
 平成30年3月29日、地元群馬県の朝刊各紙(読売、産経、上毛)に次の内容の報道記事が掲載されました。
*********産経2018.3.29 07:09
他人の印鑑無断使用 前橋市、職員を減給処分
 他人の印鑑を無断で使用したとして、前橋市は28日、市民部生活課の課長補佐の男性職員(49)を減給10分の1、1カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。監督責任者の市民部長ら2人も訓告処分(口頭注意)とした。
 市によると、男性は監査を控えた昨年12月ごろ、代休を取得するための手続き書類に必要な事務担当職員の押印がないことに気付き、この担当職員と同姓の印鑑を職場で見つけ、使用したという。後日、同僚が気付き、既に退職していた担当職員を通じて市に伝わり、発覚した。
**********
 しかし、不正はこれだけに留まりません。
 当会には、今月末まで前橋市の南橘公民館・市民サービスセンターで勤務する予定のこの市役所の職員とその関係相手の職員の仰天すべき行動について、複数の市民から情報提供を受けています。
 その情報の内容からうかがえる前橋市のこの一部職員の行状は、あまりにも酷すぎるため、この南橘公民館における、こうした一部職員による不正行為の実態について、前橋市のトップである貴殿をはじめ、ひろく情報を知っていただくことが再発防止の為にも必要だと考えて、以下にその概要について報告させていただきます。
 こうした実態が、今回の処分の背景となった内部告発を誘発したのも、当然の成り行きだったと言うことができます。それでは、どのような経緯で、内部告発に至ったのか、時系列の若干の前後はご容赦いただき、次のとおり報告させていただきます。

1. 不正の当事者

 この南橘公民館における不正の対象者は2名です。
 所長のB氏(49歳)とC氏(25歳)であります。
 勤務中にこの2名に対し【不信感や不正】を感じ始めたのは平成29年4月頃からです。

2. 不正発覚の端緒

 この二人は平成29年4月から不倫関係にありました。
 現に、後日不倫関係が明るみになった時に、この関係を認める少なからぬ関係者のかたがたが証言をしております。C氏の配偶者の証言もそのなかに含まれます。
 不倫発覚の発端となったのは、幾度となく課業時間内に二人で外出を繰り返すようになったことです。あまりの外出頻度に「また買い物? 何しに行ってるの?業務と関係あるの?」という発言や不信感が、まっとうに勤務している南橘公民館の職員の皆さんの間で取り沙汰されるようにもなりました。
 この2人の行動から、【休日出勤手当や残業手当や休暇取得】について、不正がありそうだという疑惑が職場内で広がりました。そして、不正の疑惑は真実となりました。

3.不正の実態例

<不正その@>平成29年6月10日(土)
 この日は週末の土曜日でした。前橋市田口町のホタル祭りにおいて、C氏は配偶者と子供と参加しました。ここで偶然居合わせた南橘公民館のまっとうな職員のかたが、C氏の飲酒をしている現場を確認しております。子供と配偶者と参加しているだけにも関わらず、時間外手当が支給されるように申請されていました。この件に関して、B氏が自ら記載した簿冊もあります。
 この日の時間外勤務申請は、「17:30〜20:30」と記載されていました。
 ここで当然のことですが、次の疑念が湧いてきます。
 家族で出かけているだけにも関わらず、この時間外手当の申請は一体何なのでしょうか?この時間外勤務については、その後、平成29年6月28日(水)に職場で同僚たちから「不正受給だ」と追及を受けたため、C氏は「B氏が勝手に記載しただけだから」と自ら不満そうに取消しました。この関係の資料もあります。

<不正そのA>平成29年6月13日(火)
 このときの不正は、公民館事務所内で行われました。
 不正に取得された時間外受給は「17:15〜19:30」と記載されております。この日もいつものようにB氏とC氏の二人で残業するとのことだったので、「本当に業務をしているのかどうか」を確かめるべく、ひとりの職員のかたがボランティアとして張り込みました。
 ここで彼らがしていたのは、地域行政に関わる残業などではなく、【おしゃべりと淫行】だったのです。ここでの状況につきましては、C氏が体調不良(発熱?)の子供と電話をしていた様子も併せて、当該張り込み職員が、確認をしております。この後ようやく、公民館内事務所での淫行が終了しました。そして19時25分に二人は職場を後にしております。
 ここは市民の行政窓口であり、税金で建設されている公民館です。ホテルではありません。残業と嘘をつき、このような行為をして、税金による時間外手当を受給している事は市民感情として到底許せることではありません。もちろん税金の無遣い撲滅を活動の柱の一つに掲げている当会としても同じ気持ちです。

<不正そのB>平成29年6月18日(日)
 この日は前橋地域づくりフェスタが開催されました。ここでもC氏は配偶者と子供と参加しました。その様子は南橘公民館の職員のかたがたが確かに目撃しております。家族連れで参加しているにも関わらず、時間外勤務手当が「10:00〜12:00分」が受給しております。
 しかもC氏は、この地域づくりフェスタの担当者ではありませんでした。わざわざ休日出勤をする必要もない事は明らかですので、誰がみても不自然な出勤です。
 本来の担当者はB氏と出勤していますので、南橘公民館の職員からも「なぜ、担当者が出勤しているのに、担当者以外が休日出勤をして時間外勤務手当を受給するのだ?」との声も上がっておりました。
 恋愛関係・不倫関係に熱を上げるのは自己責任の範囲内で自由なのかもしれません。しかし、市民の大切な税金が【正当な理由のない時間外勤務手当が、B氏の一存で】支払われていたのです。
 こうした事実を見れば、上記の行為は、まさに正当な理由のない「時間外手当」の支給、すなわち「不正支給」と疑われても反論の余地は無いのではないのでしょうか?
 この日の支給金額についても詳細な情報は当会としてもまだ入手できておりませんが、確実に市民の税金がB氏の一存で目的外に費消されたことは明らかです。
 この件(不正そのB)に関しては、本庁の職員課に報告が上がり、そのあおりで南橘公民館の職員の皆さんは平成30年2月5日(月)に聞き取り調査を公民館において受けております。
 ここで驚くべきことは、【正当な理由のない時間外勤務手当の受給はおかしい!】と勇気をもって声をあげたまっとうな職員に対し、職員課の課長補佐は「証拠はあるのか? 証拠は無いでしょう? テント内部で勤務していたそうだが、それは見たのか?」と逆に高圧的に、追及をしてきたとの事です。
 なお、この聞き取り調査を絶好の機会と捉えた職員からは、併せて【B氏からの宴席等でのセクハラ】についての重要な報告が申し述べられました。ところが、この件に関しても、調査役の課長補佐は、B氏の不正行為に係る大事な情報なのに、あろうことか「証拠はあるのか?・・・・・・」などというトンデモナイ発言を繰り返していたとのことです。勇気をもっての報告にも耳を貸そうともしないのでは、一体何の為の聞き取り調査なのでしょうか。これでは、市民としては行政への不信感のみが増幅するばかりです。
 勇気を振り絞ってセクハラの被害を報告した職員のかたは、逆に自ら正しいと思ってした行動を否定されたかたちとなったことから、吐き気を催し、その日は体調不良となってしまいました。不正を報告してもすべてもみ消されてしまうのが前橋市役所内の現状です。
 話しが前後してしまいますが、再び不正項目に戻ります。

<不正そのC>【不正行為に対する前橋市の事なかれ主義】
 B氏・C氏の目に余る秩序を乱す行動そして、公務員として地域行政携わる者としての、品格の欠如や業務不履行に我慢のできなくなったある職員のかたは、平成29年7月10日(月)夜半、この二人に対して、直接会話で「通常業務をさせてほしい、窓口業務に支障がでている。恋愛ごっこは職場外でやって欲しい。もし変わらないのであればC氏の配偶者にも相談する。」とこれ以上職場の規律が乱されないようにすべく懇願しました。調べによると、C氏の配偶者のかたも市役所職員であることが分かっています。後日判明したことですが、その当日の夜、C氏は自ら配偶者に不倫関係の概要をカミングアウトしたということです。
 平成29年7月12日(水)、C氏の配偶者は不倫関係を確認するため南橘公民館に来館してきました。その時の内容はCD−R資料に遺してあります。
 ここで大きな問題かつ重要な項目は、不倫が明るみになるや否や、C氏は平成29年7月14日(金)に傷病休暇申請をし、平成29年7月18日(火)より以後4か月間の傷病休暇を取得したことです。これは言わば、勝手に不倫をした挙句、自らの立場が悪くなったと察すれば、傷病休暇で雲隠れをしておいて、しかし給料はしっかりともらい受けるという、民間では有り得ないウルトラC(今でいうG難度やH難度)を発揮したことです。
 そして、こうした社会のコンプライアンスに反する行動さえも、不倫相手のB氏は無論のこと、市役所さえ容認していることが最大の問題であると言うことができます。
 南橘公民館の職員の皆さん全員が、この問題について本庁の関係部署に報告していたにもかかわらず、こんなにも理不尽な事が実際にまかり通っているのですから、モラルもコンプライアンスもあったものではありません。身勝手な不倫をした挙句に、なおも市民の税金を食い物にした行動が、果たして許されてよいのでしょうか?
 現在、C氏の傷病理由は「職場内のいじめ」ということにすり替えられてしまいました。しかし、到底「いじめ」を受けていた者とは思えない宴会等においてはしゃぐ姿を記録した写真も多数当会に寄せられております。傷病休暇理由を「いじめ」にすり替える事で、正当な理由に対して許されるべき傷病休暇の取得がないがしろにされてしまった事に、オンブズマンとしては、看過するわけにはまいりません。ここでも給料(税金)受領の為に偽装行為がまかりとおっていることをうかがわせます。

<不正そのD>【他人名の印鑑を無許可購入後の不正利用】
 平成30年3月29日のマスコミ記事でも報じられたように、B氏は平成29年8月31日に退職した職員の名前と同じの印鑑を購入し、自らの休暇簿の【不正改ざん】をしていました。改ざん日付は平成29年6月20日(火)でした。
 平成29年6月20日(火)、B氏は休暇を取得していましたが、他人の名前の印鑑を購入後に、不正に出勤簿を作り替えました。
 平成29年6月20日(火)の休暇取得は、「無かったこと」として作り替え(いわゆる森友問題でも取りざたされている「改ざん」と同義語)られました。概要は平成29年8月31日に退職した「庶務職員」がいなくなったのちに、B氏は自らの休暇簿を新たに作成し直し、上記記載の退職した職員の印鑑を勝手に購入し、自らの休暇取得の隠ぺいのために使用しました。
 所属長であれば、部下の印鑑も勝手に購入して、不正に使用し、休暇簿の不正修正にも利用する事が許されるのでしょうか?まさに、当会が23年前に群馬県庁で蔓延していた悪弊を浮き彫りにした「カラ出張」「出張費の水増し」「官官接待」をほうふつとさせる「カラ出勤」「傷病休暇の水増し」「官官同士の慣れ合い」であります。

4.不正に関わる結言

 平成30年3月29日の新聞報道は、B氏の印章偽造についての「きわめて軽〜い」処分についてでしたが、真の実態の問題はそれだけにとどまらないことが、よくお分かりいただけたのではないでしょうか?
 今回、問題提起をさせていただいたのは、B氏との不倫関係の結果、“実現”してしまったC氏の「家族同伴(不正時間外勤務)出勤」についてです。
 民間の家庭においては、「休日出勤」をどうしてもしなければならないなら、子供さんを休日料金のかかる保育園・託児所等に預けて出勤・生活をするのが、常識ではないかと思います。ところが、あろうことか、C氏は「所属長が許可したことだから!」と悪びれる様子もなく、上記に記したとおりの行動にもかかわらず、なぜか【正当な理由のない時間外勤務手当】を受給していました。あるいは誰も知らないところで、今でもその状況が続いているかもしれません。
 所属長の一存で、こんなにも市民からすれば理不尽な税金の使われ方があっていいのでしょうか?ごく一部の不正に手を染めた公務員だけが手厚い待遇を受けることも許されるのでしょうか?
 結果的に、不倫関係の“おかげ”であらゆる不正手当を許されていたから、何の躊躇もなく、市民の税金を使用した【正当な理由のない傷病休暇】も取得できるわけです。
 今回の一件で、上記のような理不尽な実態から眼を逸らせることなく、決して個人的な感情ではなく、公務員倫理に照らしてきちんと判断された南橘公民館のまっとうな職員の皆さんには、当会として最大限の賛辞を贈りたいと思います。
 皆さんは、社会人として、大人として、目の前で起きている不正に対し声を上げてくださいました。もしこうした行為がなされなければ、彼ら二人は何の不利益も被ることなく税金をこれからも食い物にしていくことでしょう。
 公務員であれば常にこうした気持ちを強く持ち続けなければなりません。真面目に働いている職員の皆さんも沢山います。しかし、今回報告させていただいた上記の内容のとおり、前橋市役所には、何のためらいもないまま、このような不正を働く者が存在するのです。
 これらの問題を、まっとうな職員の皆さんが。勇気を出して上層部に報告しても、取り合ってもらえないのが前橋市である事もまた事実なのです。実際に、今回の事案では、職員の皆さんは、職員課、生活課、生涯学習課等に報告をして来ました。なぜもっと円滑時克迅速に問題解決が図れなかったのでしょうか。
 B氏のこの事案により、館長の一存で南橘公民館の時間外手当等は何とでもなることがわかりました。市民の大切な税金のこのような使い方を、我々オンブズマンとしては、決して許すわけにはまいりません。
 事実、今回の事件では一方の当事者に、極めて「軽〜い」処分がおりましたが、相方の職員には、未だに彼らには何の処分もくだされておりません。恐らく今後もされない可能性が高いとみられます。
 こうした問題が繰り返されないように、よってここに報告いたしました。本件に関する貴殿からのご意見、ご感想をお聞かせいただければ幸甚です。

                           以上
**********

■当会の調査によれば、B前公民館長は、平成29年6月23日(金)に南橘公民館職員による親睦会のボーリング大会が開催された後の打ち上げで、ビールを飲酒し、代行を呼んだあと、おおぎやラーメン屋で下車し、しばらくして今度は自走で自宅へ帰っていったことが職員ら4名に目撃されており、証拠写真もあります。

 このように、本庁内はもとより、出先の機関に配属され、そこのトップに居座ると、このように傍若無人に振舞いたがる公務員がいるのは、他のまじめに勤務する部下の職員に対して示しがつかず、中には自分もあのような立場になったら同じことをしたい」などと、よからぬ願望を抱く者も現れかねません。

 B前公民館長は現在、ごみ処理施設関係にこの4月から異動になっているようですが、南橘公民館長時代、ほかにも上記の文書でも触れているセクハラ事件や、会計処理などで不正行為が取りざたされており、今後も新たな事実が発覚する可能性があります。当会では不良公務員の撲滅を目指し、引き続きこの問題を注視してまいります。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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