2018/5/7  8:38

公立碓氷病院で不正行為?…不祥事損害回収等の立入り調査をしたのかどうかを関東信越厚生局にヒヤリング  茂木市政

■安中市原市の公立碓氷病院で職員が診療報酬の請求文書に虚偽記載した疑いと、同じく有給休暇の不正取得の疑いで、当会が安中市長に通報した事件では、調査の結果、後者のほうの不正は54時間分だとして当会の試算の半分に過ぎず、前者の方は依然として全容が判明しないまま、不祥事が公に発覚してから半年以上が過ぎようとしています。このため、当会では3月27日付で安中市監査委員に対して公立碓氷病院の事務部長にかかる職員措置請求、いわゆる住民監査請求を行いました。その結果、4月27日に配達証明郵便で監査結果却下通知が当会に届いたため、5月2日に安中市監査委員事務局を訪れ、どのような監査をしたのか問い質しました。その結果、監査委員事務局長ら幹部も「詳細は監査委員に聞かないとわからない」と言うことが分かりました。
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たまたま市長室の前を通りがかったところ「在席中」のサインが点灯していた。本件のことはご存知の筈。

 住民監査請求の提出と監査結果に関しては次のブログを参照ください。
〇2018年3月28日:公立碓氷病院で不正行為?…不祥事の損害回収等を担保すべく住民監査請求を提出
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2605.html
〇2018年4月27日:公立碓氷病院で不正行為?…不祥事の損害回収等を求めた住民監査請求を門前払いした安中市監査委員
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2624.html

■このように、安中市監査委員がまったく監査をする気力を見せない為、公立碓氷病院で発覚した不祥事件は、事務部の神宮部長の3月末の退職とともに、幕引きが図れていることがはっきりしました。これはタゴ51億円事件と同様に、こうしたやり方で市民の追及から遠ざけることで、少しずつ市民の記憶から消去されていくという、安中市行政サイドの常套手段ともいえるものです。

 しかし、今回の市長選でも争点となった碓氷病院の経営立て直しは待ったなしの状況にあると考えられます。

 そのため、改革プランが進行中とみられますが、不祥事が発覚しても、臭いものに蓋をしてきた体質では、一般会計からの繰入金に頼ってみても、過去最低の経営状態に突入するのは不可避と見られます。

 最大の課題は人件費だと思いますが、今回の不祥事件の原因者を庇って依然として雇用の継続を容認していることからも、経営立て直しは至難の業とみられます。

 4月1日に就任した事務部長はタゴ事件を知る最後の現役職員のかたです。安中市土地開発公社を巡る多くの不祥事件の経験を活かして、なんとかリストラによる人件費削減の大ナタを振るい、汚名返上をして頂きたいと思います。ゆめゆめ、定年までノウノウと過ごすことのないように願いたいと思います。

■ところで、公立碓氷病院を監督する立場にある関東信越厚生局では、不祥事発覚のあと、どのような対応をとってきたのでしょうか。住民監査請求が却下された理由として、「市に損害がない」などという監査結果通知の内容も気になるところですので、先日5月2日の午後2時ごろ、前橋市の同局群馬事務所を訪れました。
※参考URL:関東信越厚生局群馬事務所
https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/gyomu/bu_ka/gunma/index.html

 同事務所のHPを見ると「業務」として次の項目が並んでいます。
 ・健康保険事業、政府が管掌する船員保険事業、国民健康保険事業及び後期高齢者医療制度に係る療養に関する監督(群馬県内)
 ・保険医療機関、保険薬局、保険医、保険薬剤師、指定訪問看護事業者その他医療保険事業の療養担当者に対する監督(群馬県内)
 ・関東信越地方社会保険医療協議会群馬部会の運営


 実際に、群馬大学病院における診療報酬の不正請求事件では、昨年2017年3月に同局が群大病院と医師1名に戒告処分を出していたことが報じられました。

**********産経ニュース2017.3.31 19:10
厚労省、診療報酬不正請求で群馬大病院を戒告
 群馬大病院で腹腔鏡などの手術を受けた患者が相次いで死亡した問題に絡み、病院側が31日記者会見し、診療報酬を不正請求していたなどとして、厚生労働省関東信越厚生局から同病院と医師1人が戒告の行政措置を受けたと明らかにした。別の医師2人も注意を受けた。いずれも29日付。
 厚労省などが平成27〜29年に監査を実施。医師らに聞き取るなどし、342件、計約8千万円の不正・不当請求があったと指摘した。保険適用外の腹腔鏡手術を保険適用の手術としたほか、実際より保険点数の高い麻酔を施したなどとして請求していたという。
 病院は診療報酬を点検し、多く受け取っていた額を返還する。
 群馬大病院では同じ男性医師(退職、懲戒解雇相当)の腹腔鏡や開腹の手術を受けた18人の死亡が26年に判明。その後、さらに12人の死亡なども明らかになった。病院によると、この中にも不正・不当請求と指摘された事案があるという。
**********

■以上のとおり、今回の不祥事件について、現在どのような調査がどの程度進んでいるのかどうか、関東信越厚生局の群馬事務所を訪ねて直接ヒヤリングを試みました。

 訪問に先立ち事前に電話で10分ほど、「本件に係る調査は、現在、どのような進捗なのか? 碓氷病院への立入検査は既に行ったのか?それともおやりになっていないのかどうか?」を確認したところ「特定の医療事業者の情報については、守秘義務があるので尋ねられても一切話せません」と連れない返事がありました。

 「でも、安中市は被害がないといっていますが、被害があったのかどうか、まだ病院側も発表していないし、貴局側も何も公表していない為、本件、財務会計上の観点から住民訴訟を視野に入れて対応を検討しているところ、本当に損害がないのかどうか、確認させてください」と当会から何度もお願いしたところ「どういったことをやっているのかについて、一般論としてなら話せないこともない」というので、なんとか訪問を許可して頂きました。

■前橋市駅前のケヤキ並木を北に向かって変則交差点の近くまで歩いていくと左手の第一生命ビルの7階に関東信越厚生局群馬事務所があります。

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関東信越厚生局群馬事務所のある前橋市表町2丁目2−6の前橋ファーストビルディング。事務所は7階。2017年12月1日より前は、前橋第一生命ビルディングと呼ばれていた。
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一階ロビーの各階案内表。
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エレベーター内の各階案内表示。
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七階の配置図。
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群馬事務所の入口の看板。

 中に入ると、さっそく金子、斉藤の両名の職員が応対してくれました。

 面談はもっぱら当会が持参した独自調査結果および情報開示請求で入手した資料を示して、住民監査請求の手続と、その結果、監査委員からの監査結果通知として「却下」された経緯をこちらから説明しました。

 これに対して、厚生局側の担当者の口は重く、「違法請求がされたのかどうかは答えられませんが、一般的には通常のカルテと請求とが異なれば当方で指導する。そうした際には『ここは違いますね』ということで指導をして、病院の方でチェックしてもらい、その結果として返還を求めるという形をとっています」という説明と、虚偽の診療報酬申告について、罰条は公文書偽造などに相当するのか、との当会の質問に対して、「診療報酬の請求は、保険者に対して、いくらなのかという請求書なので、公文書ではありません。あくまでも請求書です」という話を聞くので精いっぱいでした。

 こうして25分間にわたる面談の間、厚生局側からは結局ほとんど説明もなく、当会からの経過と現状についての報告と今後の行動予定について説明したにとどまりました。

 しかし、「住民訴訟をするな」とは言われませんでしたので、これまでまだ病院側への処分等が出ていないことから、損害がないのかどうかのか確証は得られないにしても、住民訴訟を視野にいれていることはきちんと伝えることができました。

■当会では、外部から圧力をかけないと何の対応も取らない体質の改善のためには、本件を風化させずに、不祥事の実態が明らかにすることが不可欠だとい考えのもとで住民監査請求をしたものの、監査委員には却下されてしまい、監督官庁の厚生局においても、立入り調査をまだ実施しておらず、書類チェックのみで済ませている現状には納得できません。

 仮に3月末で公立碓氷病院を退職した事務部長が、「虚偽の申告でもなんでも、病院の売上げに寄与するのであれば、そんなに目くじらを立てる必要はない」などと考えて、消極的な対応に終始したのではないかとすれば、きちんと責任の所在を明確化する必要があるからです。

【市政をひらく安中市民の会事務局からの報告】
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