2018/8/12  22:23

鉛・ヒ素入りスラグ不法投棄問題!…群馬県中にばら撒かれているかも?  スラグ不法投棄問題

■2018年7月27日に群馬県が「県道に使用された建設資材の基準値超過について(建設企画課)」と題して記者発表しましたが、その内容たるやビックリ仰天!鉛やヒ素が基準値を爆発的に超えて含まれているというものでした。テレビや新聞報道でも大きく取り上げられたことを、当会のブログでも皆様に報告済みです。
○2018年7月27日:【速報】群馬県スラグ行政を象徴!…当会の告発から1年かかってようやく公表の背後に東邦亜鉛の影か
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2708.html
○2018年7月29日:【速報】高崎渋川線バイパスにスラグ汚染報道・・鉄鋼スラグに続いて非鉄スラグの不法投棄か
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2710.html
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基準値を大幅に超える鉛やヒ素が見つかった、高崎渋川線バイパスの中央分離帯の様子。群馬県県土整備部は盛り土の中から有害物が見つかったような説明をしているが、ご覧の通り建設資材に有害物が不法投棄されていると考えるのが普通だ!


 大同特殊鋼(株)が排出し、(株)佐藤建設工業がその販売する全ての建設資材に不法に混ぜ広く群馬県にばら撒いた、基準超フッ素入り鉄鋼スラグと同様に、鉛やヒ素が基準値を超過した非鉄スラグも群馬県中ばら撒かれているのではないか?と疑問を持った当会は、定評ある大同有害スラグ不法投棄特別調査チーム「リットン調査団」に非鉄スラグの調査を依頼しました。

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今回のスラグ調査の場所は“みさと芝桜公園”というとにかく広い公園が舞台です。

 みさと芝桜公園の場所はこちらです。↓↓


 衛星写真はこちらです。↓↓


*****リットン調査団の非鉄スラグレポート*****
 リットン調査団集合(^^)/。

団長Aの訓示:今まで我々は(株)佐藤建設工業が群馬県中にばら撒いた大同有害スラグを調査してきましたが、これからは非鉄スラグも調査するように依頼がありました。

団員B:質問いいですか?何ですか?その非鉄スラグというのは?それも、畑の近くでも情け容赦なく大同スラグをばら撒いた(株)佐藤建設工業の仕業なのかな?

団員C:大同スラグを大量に天然石と混ぜた(株)佐藤建設工業のことだから、スラグと名がつけば鉛やヒ素が基準値を超えて含まれていようが、すぐに飛びつくだろうね。

団長A:まずは鉛とヒ素が大量に含まれている非鉄スラグというものを下の写真で見て覚えておくように!さて、さっそく徘徊調査に出発じゃ!

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当会が高崎渋川線バイパスの中央分離帯で撮影した非鉄スラグの様子。赤茶色の建設資材が非鉄スラグだ。

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“みさと芝桜公園”と書かれたモニュメントの左手を上ると、まずは木製のベンチが見えてくる。残念ながら、芝桜がきれいな時期ではなかった。

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さらに緩い坂を少し歩くとマンホールが見えてきた。あれあれ〜全体に丈が短い雑草が生えているのに、ここだけは草が全然生えていない場所が所々あるね。

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お〜い、赤茶色の建設資材があるぞ〜。久しぶりに指差し記念撮影じゃ。ん?その右に黒光り角張り石があるが、(株)佐藤建設工業がばら撒いたスラグみたいですね。

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お、黒光り角張り石が結構あるぞ。もういっちょう指差し写真撮影じゃ。こちらの角張石は、ひっくり返したら一部赤茶色の部分があった。(株)佐藤建設工業の大同スラグとはちょっと違うね。しかしまだ調査が始まったばかりで断定はできないが、非鉄スラグといっても、大同スラグの様な固そうな黒光り角張り石もあることが今回分かったね。もしかしたら鉄鋼スラグと非鉄スラグを混合しているかもしれないから、これから注意して見ていこう!
**********リットン調査団レポート続く**********

■リットン調査団の非鉄スラグレポートをご覧いただきました。群馬県県土整備部建設企画課が発表した高崎渋川線バイパスの中央分離帯の非鉄スラグは現場の状況から明らかに、建設資材として道路工事に施工されています。

 当会では東邦亜鉛という会社に非鉄スラグの排出状況を質問したことがありますが、2010年ごろ(当会の推測)から2016年初めまで、年間1万トンもの大量の非鉄スラグが県内に出回っていることが分かっています。そこで高崎渋川線バイパス同様、非鉄スラグ入り建設資材が広く県内各所に投棄されているのではないか?と考え、スラグ調査の実績が豊富なリットン調査団に非鉄スラグの投棄状況調査を依頼していました。

 調査の結果、今回、無惨にも“みさと芝桜公園”という、シーズンにはきれいな芝桜が咲き誇る公園に有毒スラグがばら撒かれていることが分かりました。体の弱い子供やお年寄りが楽しみにやってくる公園に情け容赦なく鉛やヒ素をばら撒いたことは到底許されるものではなく、驚きを超えて怒りがこみ上げてくるのを禁じ得ません。

■大同有害スラグ問題を適当にごまかしてきたことで悪名高き、群馬県県土整備部建設企画課の常とう手段は、とにかく土壌が汚染されていることにして土壌汚染対策法により対処するというものです。

 この常とう手段を今回も匂わせるように、記者発表では「盛り土に鉛やヒ素が含まれている」と説明したようです。あのアスファルトや上層・下層路盤材、路床材など建設資材で出来た高崎渋川線バイパスは、“土壌”であるかのように振る舞っているのです。

 土壌汚染対策法はすでに起きてしまった土壌汚染に対処する法律で、土壌の汚染源について対処する法律ではありません。責任問題ばかり気に掛ける群馬県県土整備部建設企画課にとって、責任追及をせずに済む土壌汚染対策法は都合がよいのです。

 しかし土壌汚染対策ガイドラインなどを読むと、「汚染元は廃棄物処理法等で対処する」としっかり書いてあります。この非鉄スラグ問題は廃棄物処理法上の問題である可能性が大ですので、今後の対応を注視してまいる所存です。

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム/有害非鉄スラグ調査班からの報告】

*参考資料*土壌汚染対策ガイドラインhttp://www.env.go.jp/water/dojo/gl_ex-me/
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1.1.1 土壌汚染対策法の目的
 土壌汚染対策法は、土壌の特定有害物質による汚染の状況の把握に関する措置及びその汚染による人の健康被害の防止に関する措置を定めること等により、土壌汚染対策の実施を図り、もって国民の健康を保護することを目的としている(法第1条及び通知の記の第1)。土壌汚染対策は、@新たな土壌汚染の発生を未然に防止すること、A適時適切に土壌汚染の状況を把握すること、B土壌汚染による人の健康被害を防止すること、の三つに大別される。これらのうち、新たな土壌汚染の発生を未然に防止するための対策は、有害物質を含む汚水等の地下浸透禁止(水質汚濁防止法(昭和45年法律第138号。以下「水濁法」という。))、有害物質を含む廃棄物の適正処分(廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号。以下「廃棄物処理法」という。))等により既に実施されている。したがって、残る二つの対策、すなわち、適時適切に土壌汚染の状況を把握すること及び土壌汚染による人の健康被害を防止することが、法の主たる役割となる。

ポイント:新たな土壌汚染の発生を未然に防止するための対策は、水質汚濁防止法、廃棄物 処理法等により既に実施されている。
⇒つまり、土壌汚染対策法が問題となるときには、汚染源について廃棄物処理法により対策されていて、その後の処理について土壌汚染対策法で対応することになります。
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