「ひきこもりがちな若者」をもたれる家族の交流会 平成I9年6月1日(金)
I3:30〜17:10
場所:豊岡健康福祉事務所栄養指導室
I 開 会
2 あいさつ ひめじ若者サポ−トステ−ション所長
自己紹介
参会者 母親6名(出石・豊岡・日高・浜坂・出石・日高) 、若者1名(出石)
保健所職員3名
3 講 演
上山 和 樹 氏
ひきこもり一一「治す」から「交渉する」へ 07−06−01
◎「24時間オン」
承認された時間がないゆえに、ずっと「オン」になってしまう。
規範意識が強迫化し、かえって社会参加できない。【→不潔恐怖と洗浄強迫】
*「バイトができるようになって、かえって楽になった」(ある当事者)
*被災時の異様な自由凰「日常が壊れた」ことの両義性。(開放感もあった)
◎「異常」というよりも、「交渉弱者」という位置づけ
*本人にとっての執着点で交渉してみる。「言いなり」ではなく。
*「親がひきこもったら?」−対等な仝重さという観点からの検誌
*「働くべき」一一規範的要請と、経済的要請は峻別すべき。
*取り組みが続いていけばいい−「解決する」という時点はない。
◎鬼門であり、同時に鍵である「中間集団」
*対人距離の三段階−(1)家族、恋人(2)中間集団(3)通りすがり
*「労働」よりも「人間関係」が疎外要因となる。
◎長期化高年齢化−不登校業界とひきこもり業界に起きがちなすれ違い
不登校:「学校に行かないのも生き方のひとつだ」
ひきこもり:「このままでは死んでしまう」
※どういう形でもいいから、「元気になればいい」と考える。焦点はお金。
◎「非社会」の診断
(1)精神疾患(うつ病・統合失調症など)
(2)発達障害(アスベルガー症候群など)
(3)社会的ひきこもり(病気でも障害でもない)
*「病気でも障害でもない」がゆえに、社会保障の対象にならない。
*「自由の障害」という考え方。「新しい役割理論が必要だ」(いずれも斎藤環)
◎政策対象としての「ニート」と「ひきこもり」
ひきこもりには予算がつかないが、2006年度「若年雇用対策費」は761億円。
ニート:所属の問題【NEET(NotinEducanon,Employment,OrTraining)】
ひきこもり:基盤塵【「大学生のひきこもり」「主婦のひきこもり」もあり得る】
◎再帰性のループ化」一懐疑としてのひきこもり
*再帰性の苦痛とは、それまでは暗黙の前提だった必然性が見えなくなること。
社会学では、「古い社会では選択の前提だったものが、選択の対象になっている」状態。それがループ化するとは、「自分はこれでいいんだろうか」という問い詰めが循環化・強迫化、収拾がつかなくなること。「再帰性の底が抜ける」(宮台真司)。
*「自分の状態についての問題意識が高まれば高まるほど、勉強して病理に詳しくなればなるほど状態が悪くなってゆく。フロイトのモデルの逆」(斎藤環)
*既存のひきこもり支援は、再帰性を弱め、忘却させる方向を目指している。
◎ひきこもりにとっての「専門性」とは何か
*死亡事件のあったアイ・メンタルスクール(名古屋)の施設は、愛知県に認知されていなかった。
*医師・臨床心理士であればいいのか。CF「発達障害」という新しい範疇
*「専門家を養成するプログラムがないので、専門家は居ないと言うべき」(斎藤環)
4交流
5開会
※ 個別相談(4件)
厚生労働省委託事業(コムサロン21)**********************************
ひめじ若者サポ−トステ−ション 所 長 櫛 橋 行 雄
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電話 079-222-9151 FAX 079-222-9152
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