劇場:チネチッタ川崎C番スクリーン
はい!行ってきました〜♪公開初日舞台挨拶つき上映に

舞台挨拶は上映後だから、その様子は最後にね。
この作品は、とある一家の後継であった長男の何回めかの法事でバラバラに暮らしている次男夫婦(最近子連れ女性と結婚)と、親の介護を表向きの理由で実家で楽して暮らそうと考えている長女家族、そして大事な長男が溺れていた子を助けて死んでしまったという、心に深い傷を負ってしまった夫婦のお話。
すご〜く単純なやりとりで始まる冒頭。普通の生活をこうも飽きることなく映像化できるなんて、すごいな〜なんて思ったけど、いや、この物語は私の好きな故向田邦子先生の作品に通じるものがあると思った。深い!なかなか深いです。食卓など普通の生活風景が繋がっていて、物語に大きな盛り上がりがあるわけではないから、こんな抽象的な感想しか出てこないけどすごく面白い!とても懐かしい思いで観ることができましたね。「あ〜うちの田舎ではこうだぞ〜!」って比較してみてもいいです。
舞台挨拶で監督の是枝裕和さんが「今日は恋人と来た人も今度は家族と来て観てください。きっとまた違う印象を受けると思います。」とおっしゃっていましたが、今回私はいつものように一人でしたが、これは母親を誘って観に行ってもいいな〜なんて思いました。
それから、阿部ちゃん!いやぁ〜こういう普通の男の人の役って珍しい(笑)。自分でも話していたけど「いつもは普通じゃない役が多いから、こういう役を演じさせてくれてありがとうございます」って言っていた。うん、すごく普通で素敵でした。それに阿部ちゃんってテレビやスクリーンで観るのと全く変わらない人なんだね。でかいのはでかいけど(爆)
阿倍ちゃんの相手役となった夏川結衣ちゃんは可愛い。髪もすご〜く綺麗で女優さんを観たぞ!って感じです。彼女も演技上手いよね〜!・・・って、阿部ちゃんと夏川さんのコンビ・・・あ!「結婚できない男」だぁ〜!と心の中で笑っていた私でありました。
それから舞台挨拶には二人の息子役を演じた子も上手いし可愛い。いい役者になるね!彼は。
さて、阿部ちゃんとYOUの両親が原田芳雄さんと樹木希林さんでしたが、いや〜希林さん、素晴らしい演技でした。淡々とした演技の中にそれでもやっぱり愛しい後継の命を奪った男の子への恨みが・・・痛いほど分かります。
そっか〜タイトルの「歩いても 歩いても」は、名曲「ブルーライト・ヨコハマ」からだったのか。そう、希林さん演じるお母さんの思いでの曲がこの歌謡曲。女にはいくつになっても「心の奥にしまいこんでいる内緒のこと」があるもんです。