申八歌壇俳壇例会情報
花冷えの嘘つきの日に報されし新元号のきもちのわるさ みんなのプロフィールSP

2008/3/18

貝汁  とりあえず

高らかに人を殺める歓びを謳ひあげたり戦時歌謡は

日本軍のおかげで愉しい平和がと佐野周二は語る上海の街角

貝たちがのたうちまはる鍋の中見つめてをりぬ戦争はいやだ

あさり貝が開き始めた鍋の中覗き込みつつ非戦を思ふ

あさり貝が想定外の水温にのたうちまはる味噌汁の鍋

貝汁になる運命と知らずして抵抗もせずただ狼狽へる

ふるさとを離れて一人寝た夜の涙のやうな天井の滲み

はじめての異郷の住まゐ孤独には耐へてみろよと赤ワイン抜く

身辺の整理をつけていくごとに離郷の重さ身に応へけり

堂本と次長課長は似ていると気づいたときに血の疑惑あり

短歌のことなら休呆書店
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2008/3/20  0:12

投稿者:shinya

少年の日に家を出てからずっと旅をしている。天井の滲みは心の地図だ。

2008/3/19  23:51

投稿者:とんぼ

貝汁になる運命も知らないのだ
いいですね
一人寝の天井にしみついた孤独は今もそのままでしょうか。

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