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2008/3/19

塔6月号  

   これで投稿した。さてどういう選を受けるか。

点滴を受けつつ君は眠りたり澱む憂ひを忘れたやうに

しゃばしゃばと湿つた神経逆撫でて春雨は降る 濡れてたまるか

検閲を二度受けたりし此の一年不幸な夢を見たくはないが

わたくしの潰されちまつたプライドは振り返られずただ捨てられる

○文学に才能のある人たちの不幸を思ひ通勤路につく

○そこそこに無名でありしランナーは浮き立つやうに独走をせり

○からころと空き缶ひとつ転がりてコンビニの灯が照らす街角

○高らかに人を殺める歓びを謳ひあげたり戦時歌謡は

○あさり貝が開き始めた鍋の中覗き込みつつ非戦を思ふ

ふるさとを離れて一人寝た夜の涙のやうな天井の滲み
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2008/4/1  23:55

投稿者:とんぼ

文学の歌、いいですね。
ある種の安逸がありますね。

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