2006/8/11

KOHALAへの旅 その5 Mo'okini Heiau  ビッグアイランド・ヒロで行く
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Mo'okini Heiauはマウイ島が見渡せる場所にありました。
そこはハワイ島の北の突端。
Pololu Valley からはすぐの所ですが、4WDの車じゃないと行けない悪路が途中にあります。
Hawiから西に270号線を少し走ると[Upolu Airport]のサインがあり、そこを海へ向かって下ります。風が強い場所ということで、発電用の巨大な風車がニョキニョキと丘に立っていて、奇妙な光景です。South Pointにも同じような場所がありますね。
Upolu Airportは管制塔も無い(見えなかったのかな?)1本の滑走路だけの空港。
でも、ちゃんと使われているそうです。
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空港に突き当たったら左折。そこからは、ゴロゴロの石と穴ぼこだらけの道。
Randyは慎重に車を走らせます。しばらく走ると左手の丘に向かってフェンスがありそこに「Mookini Heiau」と「Kamehameha Birth Site(カメハメハ生誕の地)」のサインがあります。
車を降りて徒歩でHeiauへ。真っ青な空をバックに緑の草原が広がり、その向こうに石の壁が見えてきました。

40mx80mの長方形の石積みの神殿。
緻密に積み上げられた石は3〜4メートルの高さにもなり、丘の斜面にのしかかるように建っています。この石は、先に訪れたPolplu Valleyから、20キロの道のりをバケツリレーのように、たった一晩で運ばれたのだそうです。
ちょうど私たちがメインの神殿に着いた時、ハワイアンのカップルが神殿から出てきました。男性は神殿に背を向けないように後ろ向きで頭を垂れて出てきたので、非常に緊張してしまいました。最大の敬意を表しているのでは?と思ったのです。
Randyに「ここには私たちは入るべきじゃないよ。」と言うと、彼は女性に話しかけて、神殿に入っていいか?と尋ねました。
彼女は親切に「大丈夫ですよ。」と言ってくれたので、私は少し不安があったものの、静かに神殿に入ってみました。

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神殿に踏み入れたとたん、時間がものすごいスピードで逆戻りしたような錯覚を覚えました。
石積みの壁に生えた銀色のコケに乱反射する太陽の光が、いやおう無く目に飛び込んできます。緑の草原、真っ青な海と空、その間に悠然と建つ黒の石垣。めまいを起こすほどのパワーです。
神殿の中には祭壇や古代の人々が祈りを捧げたであろう広間のような場所があります。
HeiauからはKohala Coastの輝く海が見下ろせて、空は濃い青。強い風が吹き上げるこの丘には古代からのHawaiian王たちのSpiritが残っています。
時間も空間も物理的な重みさえも、何か得体の知れない力に支配されているような感じがしました。
神殿から出ると、芝生の上にスプリンクラーが回っています。
思わず頭から水をかぶり現実の世界に自分を引き戻しました。

この場所を訪れるには、まったくの鈍感か、もしくは精神が強い人じゃないと耐えられないのではないか・・・と、普段、シックスセンスの鈍い私が思うほどのパワーを感じました。
Randyは「鳥肌がたって仕方が無かった。」と言っていました。
彼は先に出会ったハワイアンの男性と同じく、神殿に背を向けないように出てきましたから、私と同じように何か不思議な力を感じたのだと思います。
不思議なことですが、今、この文章を書いていても、あの時の重苦しい感覚が戻ってきます。

この場所で、私は写真を撮ることができませんでした。
なぜだか解りません。一つだけ撮った写真は、神殿から見えるマウイ島の風景。
その風景だけが心を落ち着かせる唯一の眺めでした。

帰国後、Mookini Heiauについていろいろと調べてみました。
ハワイアンにとってはとても大切な場所であったことや、一時は人身御供に使われていたこと、そして近年、1000年もの時を経て今もこのHeiauを守り続けるMo'okini Familyによって神聖な儀式が行われ、一般の人々に解放されるようになったことなどがわかりました。
以下のHPにも、写真などが掲載されていますので参考にしてください。

神「ロノ」「クー」が宿る神殿モオキニ・ヘイアウ Mookini Heiau

もし、この場所を訪れることがありましたら、日本の神社やお寺へと同様の敬意を払ってくださいね。

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