花巻市西宮野目の道奥(阿部久美子社長)は、東日本大震災の復興支援ポロシャツを直売所の金婚亭で販売している。復興への思いを込めたシャツは全国から訪れるボランティアらに人気だ。
震災後、阿部社長は社員のユニホームとして「元気を出して頑張ろう」という思いからポロシャツを作った。これが同店を訪れたボランティアらの目に留まり、販売することに。
ポロシャツには、金婚亭の多田俊太支配人の妻で書家の靖子さんが書いた「立ち上がれ東日本!甦(よみがえ)れ岩手!」という言葉がプリントされている。
シャツは、靖子さんが勤める福祉作業所「ワークまほろば」(同市東和町)の利用者が一枚一枚手作業でプリントしている。
阿部社長は「ボランティアや観光客の方が多く訪れる。震災を風化させないこと、気持ちを一つに頑張ろうと伝えることも私たちの使命」と語る。
ポロシャツは1枚2100円(税込み)、1枚1600円(同)のTシャツもある。白、青、黄、黒など7色。販売額の10%を義援金にする。
【写真=力強い文字が並ぶ、道奥の復興支援ポロシャツ】

8/5岩手日報より抜粋

3