申八歌壇俳壇例会情報
花冷えの嘘つきの日に報されし新元号のきもちのわるさ みんなのプロフィールSP

2006/6/24

北限の締切  北限

 『北限』の締切だ。今回はちょっとつらい。あまり極私的なものは好きではないのだが、『北限』は母の入っている結社で、母に誘われて入った結社である。会の方々にも母の現況を知ってもらってもいいのかもしれないと思って、始めて母の病状を含めて投稿した。

死なぬやう食道を閉ぜしその日より母よ豊かに生きておはすか

物喰はぬ日が半年余続きをり母の好める苺は終はる

繰り返し家に帰ると訴へる母の眼差しそつと逸らせり

こんこんと眠れる母よ枕べにしばしの暇告げて帰りぬ

身体が弱りてゆける病ゆゑ微妙に母はうつろひてゆく

毎日が恙なくあるやと信じ日日の快楽に吾は逃げ込めり

九州にて北海道の母案ず歯痒きことはその距離にして

不安定な日もあるさあと電話では泰然として妹の言ふ

母がまた危うくなつたときの措置電話通して確認しあふ

母を看る受話器の向かうの妹にすまないなあと繰り返し言ふ

見舞ひには行けさうにないと呑み込みぬ忙しきこと言ひ訳にして

忙しきとは何だらう母よりも重き仕事はどれとどれかい

復活!と母の様子のメールあり予定はすべて順調であれ

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2006/6/15

散髪  新作吟味

散髪に行きたくなりて二週間嗚呼けふもまた行きそびれしや


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2006/6/11

赤煉瓦短歌会6月歌会  赤煉瓦歌会

本日のお題は「夢」でした。
今回はカッコつけて二首ずつ出しました。

  題詠 夢

微睡みの中で妖しき人の言う目が覚めたなら街に出ようよ

政権の夢を持てない政治家が反対ばかりの見解を述ぶ


  自由詠

逢ひたいといふ君のためやりかけの仕事を一つ明日にまはせり

居酒屋の隅で小さないさかいを年の離れた男女が始む


いかがなものでしょうか。自由詠二首目は先般のもつ鍋屋での出来事です。

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2006/6/11

赤と黄と  新作吟味

赤と黄と同じ車を見比べてああ赤がいいとひとりごちたり

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2006/6/10

016:せせらぎ(新谷休呆)  題詠ブログ

絶え間なきせせらぎの音副菜に蕎麦啜りゐる山あいの里
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2006/6/10

015:秘密(新谷休呆)  題詠ブログ

お手製のカレーの中にゴキブリが一度落ちたは秘密なりけり
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2006/6/10

黒きスーツ  新作吟味

 ろくな歌が作れない。忙しいというのは言い訳で、頭が短歌から離れている。人間としてダメになりつつあるのかも。

閑散となりゆく午後のシンポジウム眠れる人の息は重かり

銀行の重き扉を押し開けてわずかばかりの支払いをする

沈鬱な影崩さずに密談を黒きスーツで始めゆくけふ

義理じゃなく動員じゃなく人権の集会に来る人何人だらう

夢を見る余裕も消えてせはしなく事務処理をする手当のゆゑに

微睡みの中に妖しき人のあり語れることはまことらしかり

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