前夜祭でサインをもらう時に、自分の名前がなかなか通じず
ついには手に書いて説明した師匠です。たった3文字なのに
どんだけ発音悪いの私!でもこのやり取りのおかげで、ライブ後にサインをもらったときに
覚えててくれてましたルルやん…アリガトーショコラ…
さあ、ついにルル・ゲンズブール初来日公演のスタートです。
当然のごとく最前列のテーブルについた私たちは、
ステージが近すぎて首筋が痛くなるほどの距離で堪能しました。
ルルさんも緊張されていた様子で、登場して音が鳴るまでの緊張感が
こちらにまで伝わってきました。もっと盛大に声をかけてあげればよかったわ
…なんてまた親戚のおばちゃん状態。
1曲目は「L'anamour」。
これはアルバム「from gainsbourg to Lulu」には収録されていないので嬉しい予想外です。
以下セットリスト。
1 L'anamour
2 Ballade de Melody Nelson
3 la chanson de Prevert
4 Manon
5 Black Trombone
6 L'eau a la bouche
7 Marilou sous la neige
8 Because
9 Lily Rose Melody
10 Je suis venu te dire que je m'em vais
11 Intoxicated Man
12 La noyee
13 La Javanaise(Kenzo Saeki)
14 Fresh News from the stars
15 Initials B.B
Encore: Couleur cafe(with Kenzo Saeki)
「雪の下のマリルー」は昨年秋にパリで開催されたコンサートでも披露されていて、
聴きたかった1曲です。パリでのこのコンサートはラジオで生中継され、
しばらくはインターネットのサイトでも聴くことができたのですが、
私はこれを録音しておいてこの来日公演までに何度も聴いてイメトレして本番に臨みました(笑)。
前夜祭のトークショーでサエキけんぞうさんが
会場のファンが持ってきていたバーキンとルルが一緒に写っている写真を見ながら
「バーキンとの関係を心配していましたがこの写真を見て安心しました」
とお話されていましたが、そんなトークを聴きながらまたこのコンサートを思い出していた私。
だってオープニングがいきなりバーキンとルルの「Ballade de Melody Nelson」だったんですよ奥さん!(←誰)
それからもうひとつ思い出していたのが
「私はbeforeであなたはafterね」なんて笑い話にしているというケイト・バリーとルー・ドワイヨン、
そして「みんなシャルロットのことばかり聞いて長女のケイトのことは聞いてくれない」と語っていたバーキンのインタビュー記事。
どうしても世間ではセルジュ&ジェーン、シャルロットが話の中心になってしまいますが
バーキン家の娘たち、ゲンズブールの子供たち、それぞれにみんな大好きなんですよ〜!
そりゃもちろん、入り口は「バーキンの娘」「セルジュの子供」「シャルロットの」だからかもしれないけれど
それだけではやっぱりここまで熱く追えないんじゃないかな?
やっぱりそれぞれにそれぞれの魅力があるから!
あなたにはその価値があるから!(by ロレアル)
話を大阪でのライブに戻します…
ルル・ゲンズブールの曲はピアノで披露された8,9,14の3曲。
「fresh news from the stars」はアルバムにも収録されていますが8と9は未発表曲。
「Because」はパリのコンサートの曲紹介でチェック済みでしたが、感動したのはその次の曲。
「友達の子供のために作った曲です」(同時通訳:リムベアウさん)
…と弾き始めた曲のタイトルはこの時点ではまだ謎のまま。
もしかして…と期待しつつのライブ終了後。セットリストをチェックしてくれたお仲間情報によると、
やっぱり!タイトルは「Lily Rose Melody」だったそうです。
このエピソードにはもうおばちゃん号泣…
ルルさん、素敵なコンサートをありがとう!
今度はマヌーシュ・ジャズのバンドと一緒に来日してくれないかしら?