
「非常時向の國策料理 和洋一菜料理の作方三百種」
主婦之友十月号付録(昭和13年発行)
どやさ!
70年以上前の家庭料理は以外と豪華、盛り付けもおしゃれ!
平成23年度の我が家の食卓よりかなりレベル上です!
銃後の国民の健康は、栄養に適った一菜料理から―
私共が日々の献立を立てる場合には、
まづ栄養、経済、時間の三つを第一に考え、
非常時対策として牛肉や豚肉代用の鯨肉や兎肉を美味しく調理し、
安価で栄養価の多い魚を取り入れ、
どんなに切り詰めても体力を落すことなどないやう工夫したいものです。
毎日のお惣菜は、蛋白、脂肪、含水炭素の各栄養分に、
別頁「ヴィタミン含有食品早見表」を参照して、
各種ヴィタミンを適度に配分し、栄養が不足せぬやう、また偏しないやう、
魚や肉や野菜を上手に取り合わせて調理することが大切です。
またお子様方には発育に必要なカルシウムを、例えば小魚を佃煮にするとか、
砕いて骨ごと食べさせるやうにしたいものです。
ここにご紹介する一菜(一皿)料理は、
三四銭から十銭以内の毎日のお惣菜として、
一食一菜で充分栄養と味覚を満足させるやう、
それぞれ栄養料理の権威者が、工夫研究のうえお作りくださつたものです。
尚ほ御飯は、白米を止して、ぜひ胚芽米か七分づき、または半つき米にして頂きたいものです。

つらく苦しい時代でも、野菜を飾り切りにしたり
お皿とのコーディネイトを楽しんだり
昔の人はすごいなーと思いました。
この付録のお料理を読んで試して
食卓に出してきた世代の人たち
その料理で丈夫に育つことができた世代の人たち
のおかげで今の日本ができたんですね
WE WILL GET WELL SOON

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