きのうのこと。
こーぢが休みなのでふたりで近くの大型スーパーへ買い物に行きました。
キャットフードのコーナーで缶詰を手に取り眺めていたら、
知らないご婦人から声を掛けられました。
「猫ちゃんがいらっしゃるの?」
知らない人、って苦手な私なのですが、
50歳前後かと思われるその方は、
柔和な笑顔が素敵だったので、気がついたら猫談議に花を咲かせていました。
犬がいれば、散歩などで知り合いもできたりするかもしれませんが、
猫って基本的にそうそう輪が広がりません。
その方も、猫好きに出逢えたのがうれしかったようです。
いろいろお話しをしました。
家に猫ちゃんが二匹と、通ってくる猫ちゃんが一匹。
外猫ちゃんはまだまだ警戒心が強く、なんとか手術だけ済ませ外に帰したのだとか。
それからは庭にトイレを作り、
ご近所にはその旨を伝え頭を下げて回ったそうです。
それでもやはり猫が嫌いな人は多いようで、
「どうして猫って嫌われるのでしょうねぇ」と寂しげに仰っていました。
心配事も尽きないので、できれば家に入れたい、とも。
うちにも元ノラちゃんがいますよ、と言うと、
とても嬉しそうに
「私もがんばってみようかな?家に慣れてくれるかな?」と、また素敵な笑顔。
なんだか、心がほかほかしました。
その他、私にとって嬉しい収穫は、
いい動物病院を教えていただけたこと。
もちろん行ってみないことには、うちの子達に合うかどうかわかりませんけれど、
その方は今までずいぶんあちこちに行ってらっしゃるようなので、
信用できそうな気がするのです。
今度何かあるときは利用してみたいな、と思います。
実は、うちからとても近いところにあって、
「うさんくさい名前の病院だなぁ」と思っていたのですが(笑)。
またそこでお会いできるといいなぁ。
そしてその病院の先生に聞いた話だそうですが・・・。
震災後、私の家の近くには仮設住宅が立ち並んでいて、
そこでは猫が爆発的に増えました。
でも数年後、仮設住宅が撤去されたあと、たくさんの猫が残されましたが、
そのうち少しづついなくなりました。
あの頃の私は、まだ何も知らない人間で、
猫たちはどうなったんだろう?くらいにしか思っていなかったのです。
それが実は、ある方がどこか(家の庭でしょうか?)にプレハブを建て、
猫たちを引き取ったらしいのです。
又聞きなので、真相はわかりません。
でも胸が熱くなりました。
私の住む街にも、そんな人がいるんだ!と。
できることは、人それぞれ。
まだまだ動物にとっては厳しい辛いことも多い世の中ですが、
ひとりひとりが少しずつでもがんばっていくこと、
それが何より大切なんじゃないかなと、あらためて思ったりしました。
ずいぶん長く書いてしまいましたが、
その方とお話ししているあいだ、
こーぢはもっと長い時間待ってました。
こーぢに免じてお許しください・・・なんか、おかしな文章だな。

0