2006/11/1
講談社の「テレビマガジン」略して「テレマガ」。創刊35周年だそうです。
その12月号と言えば、毎年恒例の歴代ヒーロー特集です。
本誌の特集ページとして、または別冊付録の形で「テレマガ」に掲載された数多くのヒーロー達が大集合します。
その紹介の形式は大体3つ。
@…年代別
読んで字の如く。トップバッターは創刊時のメインキャラクターたる仮面ライダー。
『「アクマイザー3」と「キョーダイン」ってどっちが先だっけ?』みたいな読者にも安心の構成。
A…カテゴリー別
“変身ヒーロー(等身大)”“巨大ヒーロー”“ロボットヒーロー”といった分け方。「天才バカボン」等のバラエティ系は“おもしろヒーロー”みたいな分け方になったり、場合によってはばっさり切り捨てられたり。
ライダー、ウルトラ、戦隊、ガンダム、トランスフォーマー等はシリーズとしてひとまとめにして、1ページ、若しくは見開き2ページで紹介されたりも。
別パターンとして、“能力別トップ10”みたいな分け方もあり。
例えば、“必殺武器トップ10”とか“チームワークトップ10”みたいな形で、それに該当するヒーローを紹介。
ただこの形式、順位が数年後に入れ替わったりするので(新ヒーローが新規に入るのは勿論、以前ランク外だった過去のヒーローに取って変わられるコトすらあり)、データとして使用したい方は要注意(笑)
B…@とAの混成
基本は年代別ですが、Aで挙げた作品数の多いシリーズはそれだけ別にページを設ける形式。
これ、構成の都合もあるのでしょうが、多分にウルトラマンの存在が大きいのではないかと。
テレマガにリアルタイムで掲載されたウルトラと言えば「ザ☆ウルトラマン」が最初。現在はそれ以前のウルトラも掲載されていますが、これらも含めて年代別掲載にした場合、当然、「ウルトラマン」が「仮面ライダー」よりも前になってしまうワケですよ。
何の問題があるの?
あるのですよ。
テレマガ的にはこの手の特集のトップは、創刊時のメインであった「仮面ライダー」でなくては都合が悪いのですよ。分かりますね?
で、今月号の付録「超ヒーロースーパー年代記」は、@の形式。
ただ、今回は今までと違う点が1つ。
ヒーローの…と言うより、「テレマガ」としての年代記なのです。
トップはやはり「仮面ライダー」。
では、ウルトラはと言うと、「ウルトラセブン」が72年のページに初登場。『え、セブンって67年じゃ…』なんてコトは分かっています。この年にたくさんの宇宙人と共に特集されたそうなので、このページなのです。
“ウルトラマンれんさい開始”とされたページは88年、「イデオン」は特集したのは映画なので82年、「ゴレンジャー」は特集が組まれた93年と、あくまでも「テレマガ」掲載時にこだわっています。
また、今までは“全ライダー集合!”といったページに入っていた「仮面ライダーBLACK」も、放送当時は掲載権がなかった為、今回の付録には掲載されず。
何がそこまでさせたのか?
その情報は今のチビッコ達に必要なのか?
『おかーさん、ゴジラって54年生まれだけど、テレマガには72年に登場したんだよ〜』と自慢しようとでも言うのか?
…それはさておき、昔からのこの特集がなければ、私ももう少し違う人生を歩んだかもしれない。
だってこれがあったからだもん。見たコトもない「レインボーマン」とか「白獅子仮面」等の情報が、純な頭に入っちゃったのは(笑)
ところで、この手の特集における「トランスフォーマー」って、テレビシリーズ以外も紹介されているのは嬉しいんだけど、「合体大作戦」だけ毎回抜け落ちているのよね。
いつぞやなんか、「バトルスターズ」が“さいごのトランスフォーマー”だったもんな。
今回、「ロボットマスターズ」まで載っているのに…。
そう言えば、今月号の表紙を見ると、「たのしい幼稚園」は50周年だそうです。
この情報を得た全国の幼稚園児はどうすれば良いのでしょう?(^▽^;)

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