アメリカ政府がTPPに日本を引き込もうとしているのは、要するにレーガンに始まって、クリントンで大成功した世界の金融センターとしてのアメリカという政策を切り替えて、伝統的な輸出主導型の経済を目指そうとしていることの表れでしツう。
もっとも、いまさらアメリカに輸出できる産品があるのかどうかは知りませんし、そのシナリオがツ手くいくなどとは思えないのですが、とにかく、高金利で世界の金を集めることで経済を成長させようという政策が完全に破たんしたということだけは間違いないから、なんとかそこからCHANGEしたいということなんでしツうねえ。
その金融資本の凋落の象徴とでもいうような動きが表れてきたということが、以下のNHKの報道から感じ取れることこでしツうか?
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111003/k10015996261000.html
アメリカの失業率の高さなどに抗議するため、ニューヨークにある金融の中心地、ウォール街の周辺で続いている抗議活動は、2日夜も1000人以ツが集まり、ノーベル経済学賞を受賞した大学教授が参加するなど広がりを見せています。
ニューヨークのウォール街の周辺では、失業率の高さなどに不満を持った市民が抗議を続けており、1日には、デモの参加者およそ700人が、近くの橋を占拠したとして拘束されました。
2日も若い世ツを中心に1000人以ツが集まり、「ウォール街を占拠せよ」と書かれたプラカードを掲げるなど、アメリカ政府や金融界に対して抗議の声をツげました。
夜遅くまで続いた集会には、2001年にノーベル経済学賞を受賞し、3年前の金融危機の際、金融市場を十分に監視していなかったとして、アメリカ政府の対応を批判したコロンビア大学のジョゼフ・スティグリッツ教授も参加し、集まった人たちと意見を交わしていました。
スティグリッツ教授は「2ツ00万人が正規の雇用に就けない現状を考えれば、こうした運動が起きるのは自然で、むしろ、遅すぎたくらいだ。現状を変えようという大きな運動の始まりなのだと思う」と述べて抗議活動を支持しました。こうしたデモや集会は3日も各地で予定されており、抗議は全米に広がる様相を見せ始めています。

0