今頃になって、汚染水の海への流入が東電にはまかせられないと国がのりだし、原子力規制委員会の課題とした。
しかし、その東電は、柏崎原発再稼働の方に一所懸命。
東電にまかせれば、福島県民のくらしよりも東電の会社としての生き残りが優先になるのは目に見えていた。なのになぜ?
政府は、東電を前面に出して自分が矢面に立たつことを避けたいという気持ちが強かった。だから自ら乗り出すことに後ろ向きだった。
2年以上前にすでに地下水問題は想定されていた。あらかじめ、発電所のサイト全体を遮水壁で囲もうという議論があった。しかし、1000億円以上の予算がかかるからやらなかったという話もあった。
山側から流れてくる地下水の流れを認識しながらも意図的に遮断せずにいたことは間違いない。
それに加え、おそらく、地震による配管の破断が事故の原因であることをなんとしても隠したい気持ちが先に立っていたんだろうね。

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