「寝る前、2時間以内は食事をしてはいけない」という話は本当らしい。
理由は2つある。
まず、寝る前に食べると、食べたものが消費されていないので、寝ている間に消化管が活発に活動する。睡眠をとっているはずが、身体が休まらない。
もうひとつの理由は、寝る前に食事をすると「成長ホルモン」が分泌されなくなるから。
「成長ホルモン」とは、運動した後と睡眠中に分泌されるホルモンのこと。脂肪を燃焼させ、筋肉を作り、身体の臓器や細胞を回復させたり修復を助けたりし、免疫力を上げる。
寝ている間に「成長ホルモン」が分泌されないと、身体が修復されない。身体的の回復が行われないと、疲れは回復せず、ストレスとして蓄積される。
「成長ホルモン」は、血糖を上げる。血糖値が低いと分泌されやすく、血糖値が高い状態ではほとんど分泌されない。寝る前、2時間以内に食事をとると、ちょうど布団に入る頃に血糖値が高い状態になる。そのため、「成長ホルモン」が出なくなる。
「成長ホルモン」は、自然治癒力を高めるホルモンなので、「成長ホルモン」が分泌されないと、人間が本来持っている免疫力や治癒力が発揮されない。そうした生活が続くと、病気の原因となりやすい。
寝ている間に成長ホルモンが分泌れされると、脂肪燃焼が進む。寝る前2時間以内に食事をすると、寝ている間に脂肪燃焼はおこらなくなる。
したがって、寝る前、2時間以内は食事をすると、脂肪燃焼が進まず、免疫力も落ち、疲れやすくなり、ストレスがたまる。だから、寝る前2時間は食事をするなということは、非常に正しいのだそうだ。

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