アメリカのバイデン副大統領が日本を訪問したのち、中国を訪問して習近平主席と会談しました。
日本で安倍総理と約1時間半会談し、習近平さんとは5時間ぐらい会談したそうです。
日本のメディアも、政府発表も、あたかもバイデンさんが日米協力して中国の防衛識別圏設定を撤回させることで一致したようなことが言われていました。
しかし、終わってみれば習近平さんとバイデンさんの会談では防衛識別圏の話は少ししか出なかったことがしだいに明らかになっています。
アメリカの立場は、中国が防衛識別圏を設定するのはいいが、今回のやり方がよくなかったという話であるようです。
報道を読む限りでは、習近平さんと中国人民軍の間になにが齟齬があるのかどうかはわかりません。だから、軍が暴走したのかどうかは判断が分かれますが、要するにアメリカ政府は明らかに中国側に立っていることが分かります。
まあ、そんなことは最初から分かっていたことでありまして、バイデン副大統領としてはつまり日本に来たのは、日本が「暴走」しないように鎮めることが目的だったんでしょう。
まさか、安倍さんとか、外務省とかが本気でバイデン副大統領に期待したんではないでしょうね。そんな空気の読めないことはしないと信じておりますけど…

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