「菅義偉官房長官は10日午前の記者会見で、横浜地検川崎支部から容疑者が逃走し、逮捕された事件について「住民の安全、安心が損なわれたことは誠に遺憾だ」とし、「関係当局において事実関係を徹底調査の上、再発防止に努めるよう強く求めたい」と語った。
谷垣禎一法相は記者会見で「近隣住民、国民に多大な迷惑と心配をかけたことを心からおわび申し上げたい」と謝罪した。」(時事通信の記事から)
この容疑者が逃走した経緯は次のようなものだったようだ。
容疑者は6日に逮捕され、7日午後に送検後、地検支部6階の取調室で弁護士と接見。
途中でトイレに行き、腰縄を再び締めた後の午後2時15分ごろ、「腰縄が緩くなった」と訴え、50代の男性巡査部長が背後に回った瞬間、腰縄を下ろして未施錠のドアから階段を駆け降りて逃げた。
逃走直前に検察事務官が所用のため取調室を出たため、取調室には当時、杉本容疑者のほかには、男性巡査部長と弁護士の2人しかいなかった。
(「横浜地検川崎支部でから逃走した容疑者、横浜市内で身柄確保」夕刊フジの記事参照)
しかしねえ、弁護士の接見をするなら、本来は拘置所でするべきだろう。なぜ地検の取調室なのか。拘置所なら専用の接見室があるはず。そう、あのアクリル板の壁越しのやつ。この失態、代用監獄制度のせいなんじゃないの。

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