中国の不良債権問題は深刻で、そのうち日本のバブル崩壊のようなことが起こるゾ、と楽しげに語る人がいる。ホントに起こったら、日本も対岸の火事ではいられないと思うのだが???
しかし、こんな話もある。
中国の四大国有銀行である、建設銀行、中国銀行、工商銀行、農業銀行はそれぞれに別に資産管理会社を設立し、不良債権はそちらに移した。悪く言えば「飛ばし」みたいだが、一応合法的に移したようだ。
ところがそのうちで、建設銀行系の中国信達資産管理という会社は、なんと業績好調で香港で上場するまでに成長した。
そして工商銀行系の中国華融資産管理のほうは、これも上場間近だそうで、ゴールドマンサックスと未公開株ファンドのウォーバーグ・ピンカスもしっかりこの会社に投資していて、「不良債権ビジネス」で利益を上げたらしい。
ウォーバーグ・ピンカスは、元財務長官のガイトナーによって経営されている。
まあいろいろあっても中国はまだ7%は成長しているし、アメリカの金融ビジネスもしっかり中国に食い込んでいるというか、「癒着」している。リーマンショック後に中国政府は、四兆元もの財政出動をしていて、それが不良債権ビジネスを後押しした形になったようだ。
なかなか日本の会社はここまで食い込めていない。こんな事を書くと、またアタシはさる筋から「反日」と呼ばれてしまうんでしょうか???ふふふ・・・。

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