昔は自民党の族議員がいて、確かに利権にまみれていた場合もあったが、特定の分野に関する知識は持っていた。派閥や、族議員の勉強会が自民党本部で役人を呼んで頻繁に開かれていた。
ところが今の自民党は、派閥も昔と比べて弱くなっているから、議員の教育がなかなかできない。得意分野・専門分野がないという議員もザラにいる。
これは小選挙区制の弊害でもあるようで、当選回数が少ない議員は地元回りが優先される。
そして、特定の業界の固定票を取るよりも、幅広く受けを狙い、浮動票を取った候補者が勝つ時代になった。
あわよくば、マスコミなんかで派手に顔を売ることを狙ったりする。
それが、薄っぺらい政治家が増えた大きな原因のようである。

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