円城寺あやがTVで裁判を見学に行って来た時の話をしてた。そういえば裁判所に出頭した事がある。行くまですんごくヤだった、恐ろしいというかコレで人生変わっちゃうのかーというか。初体験だし当然といえば当然か?!行く時の通り道、大通り公園の中を凄くゆっくりと歩き、ため息をひとつついてベンチに座った。I’m sitting on the fenceでなくてBENCH.イカス悪魔の訪れを待つというより最後の審判に臨む気分。これぞまさに「そして僕は途方に暮れる」。タバコに火をつけ、煙と一緒にまたため息。しばらくじっとしてた、ってか動けずにいた。すると見ず知らずの学生の軍団がやってきて「写真撮らせてください。大人というテーマで撮ってるんです」といって、はあ、かなんか返事したのかは忘れたけど瞬間撮られてた。今、自分はどんな顔してたんだろ?きっと自分としては鏡をその瞬間見たなら即座に作り顔で表情を変えたに違いない。自分で納得してる顔なわけないのだから。もう10年くらい前の事かな。大人の顔って人それぞれイメージするものもあるんだろうけど、あの時のヒト達は大人イコール疲れてる感じ、だったのかなー。今振り返るとあの時の私は、とにかく何にも知らなすぎる、全てに関して知らない事=恐いだけのバカな子供そのものでした。その後、裁判所で取り交わされた事のあまりにも事務的な速さ、淡々とした感じ、むしろやる気あんのかよ感。拍子抜けだった。ゲロ吐くほどの不安はなんだったんじゃい。人生において大したこたあない事だったんだとつくずく思った。あの件、確かMちゃんに電話かけて相談したんだった。Mちゃんはお仕事柄なれてるのかそんなこたあたいした事は無いとの返答で腹の据わったヒトだと感心したのを記憶してる。SO WHAT?ほんとビビりでやんなる。昔RYUHEIが言った「どんな事でも命とられるこたあない」を思い出した。その後座右の銘となった。

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