「レスラー」見てしまった。
しばらく映画もみない生活だったため、しこたま見たいものだらけでハシゴも考えたがやっぱ同日はやめにした。
変なのー?!DVD借りてくるときは4本は平気なのになー。
ふとコレに決めてしまった。
以前「王様のブランチ」でリリコがあんなに泣くのって
なんなんだ?と気になって
…こんな理由もおかしな話なんだが。
イタイ・・・
すごいモノ見てしまいました。
ミッキーロークって、
ニヤやけた、
声のちいちゃそうな、
優男丸出しー、
ナインハーフの印象がやはり大きいからか、
大人の男ってかんじで、その後忘れていた。
ボクサーに転身とかでそういえば話題になってたんだったのを、見終わってから思い出した。
しっかし、こんなにも変わるもんかぁ・・・
老化、っちゃあみもふたもない言い方になるけど、顔、体つき。
しかもリアル老レスラーそのもののだぶつき加減、
一時いい時もあった現ドサ周りレスラーとその周辺。
補聴器に老眼鏡、いちいち唸るテーピング
ステロイドにやられ心臓イカレちまってもう引退しかない、
けど結局レスラーはレスラーなんだ。
こいつはこのまま死にたいんだな…
いやー…ヤバい、胸が苦しくなる。
そのほんの小さな彼の生活周辺が、もうどうしようもないほど彼をそこに留めてしまう。
マジにショウを作り上げるレスラー達の作戦会議の会話、
偉大な先輩は老レスラーでしっかりと、そしてまさに体を張った試合と生傷。
映し出される会場は見渡せるほど小さい。
嗚呼
苦しそうにやんだ胸を押さえて彼はいった、
引退を決めることが出来るのはファンだ、と。
ニコラスケイジだかになるかもしれかったらしいが、ミッキーロークで正解と思う。彼の生き様とかぶるかのように思い起こさせるのも含めて、そんなことを思われるであろう彼自身がそんなものをかなぐり捨てた
本というより、まさに映像!だと思った。
泣けた。せっかくの2種付けマスカラ、オールオーバー…
悲しいんじゃない
この馬鹿な人生、馬鹿は死ななきゃ直らない?
そんなもんなんだと思いつまされるように泣くのだ。

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