日本書籍の取り寄せ補助制度で買った本。基本的にはビジネス本。面白かった順。
『賢い人がなぜ決断を誤るのか?』オリヴィエ・シボニー(日経BP)
意思決定におけるバイアスとその対策についての本。元々学者さんではなく、ビジネスコンサルタントだったそうで、企業あるあるに近い具体的な描写が絶妙。
「この本の題が『賢い人がなぜ判断を誤るか』ではなく、例えば『正しい意思決定の仕方』だったら、どれだけの人がこの本を手に取りましたか」という問いは秀逸。これも典型的なバイアス。
『世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学』近内悠太(NewsPicksパブリッシング)
資本主義と倫理学について新しい視点で語った本。学術書というよりも哲学的な随筆に近く、世の中の様々・雑多なことを『贈与』をキーワードにして読み解き、新たな理解を与えて
くれる。
『心理的安全性のつくりかた』石井遼介(日本能率協会マネジメントセンター)
「心理的安全性」が困難を乗り越えるチームに変える、「健全な衝突」がチーム・組織を変革する、と副題に書かれている通り、緩さとは違い、厳しさとも違う、何がチームを成り立たせるか、という本。罰は「〇〇しない」ようにするインセンティブしか生まない、という分析は当たり前のようで、当たり前のように忘れられている事実だと思います。
同じ会社の営業部隊だけど、日本とオーストラリアで私が経験しているチームは全くの別物です。その理由のいくつかがこの本に書いてありました。
『プレゼン思考』小西利行(かんき出版)
『それ、勝手な決めつけかもよ?』阿部広太郎(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

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