今年の秋にはまった作家です。TVドラマ『池袋ウェストゲートパーク』の原作者です。あの
窪塚洋介、いいですよね。彼もかなり好きな俳優です。『GO』とかも良かった。眼がいいですよね。
『池袋ウェストゲートパーク』
『少年計数機』『骨音』『電子の星』と続くシリーズです。番外編の
『赤・黒』もあります。ドラマの影響で長瀬智也と窪塚洋介と妻夫木聡が頭の中で動くのですが…それでも十分に楽しめるストーリーと、まさに感性としか言いようがない文章です。
ドラマ化や映画化がされると大概興醒めするし、見た後で原作を読んでも「ドラマを見なきゃ良かった」と思うことしばしば。
小説(原作)は、やはり読者の
無限の想像力と、文字・文章という力がある分、果てしない可能性があると思う。そんな読者の想像力に比べれば、映像というものはとても難しいものだと思います。莫大な制作費と膨大な手間と演出でしか魅せられないと思う。
最近、ドラマ化や映画化が盛んだけど、やっぱり小説に勝つものはないと思う。ま、小説を読まずに、ドラマだけを楽しむだけなら、結構楽しいものだけどね。(TV壊れて見てないけど…。)
『うつくしい子ども』
触法少年(要は14歳以下の犯罪者)の兄の物語です。刑事政策ゼミで少年法を扱うことが多く、また「切れる14歳」「17歳の凶行」を同世代として過ごして来た自分にとっては結構衝撃的な作品でした。この後、神戸少年A事件の加害者の両親の手記『少年A−この子を生んで』も読みました。
『波の上の魔術師』
夏に東北を旅行中に盛岡かどっかで電車の退屈しのぎに買った本。最初に読んだ石田衣良の小説です。テンポやアイディアが良かった。
『LAST』『スローグッバイ』
短編集。大沢在昌並に短編が上手いと思った。やっぱ大沢在昌が一番だけど。でも石田衣良の短編小説もかなり良い!
以上、この一ヶ月に通学電車の中で読んだ最高の息抜きでした。

寒い季節に重宝する狸の
スリッパです。結構昔からあります。

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