スキーチームの後輩と結成した『登山部』企画。何回目になるでしょう、という開催っぷり。今年2回目の
登山部です。
今回も都民の里山・奥多摩です。首都圏の原風景(←本日のキーワードの一つ。毎回、他愛も無いキーワードが会話の中で発生します。原風景…良い言葉です)。
朝5時半にガバッと目覚め、GWに親にもらったチルドのシュウマイと、久々に登場のアルファ米の炊き込みご飯で朝食。しっかり食べて、本日の行程に備えます。今回は厳しい登山が予想されます。
久々の南武線で川崎から寝っぱなしで、立川に到着。武蔵五日市線で後輩を発見し、一緒に終点の武蔵五日市駅まで。同じ電車に皆乗っていました。今回は
登山部史上最多の6人が集まりました。それぞれ自分と一コずつ学年が下な感じです。一番下は自分とは現役時代がかぶっていませんが、栂池の孫弟子です。今後、会社の後輩になります

駅から路線バスに乗り、軍道というところへ移動。8時半過ぎに、そこから登山道に入ります。
ちょっと不安だったのは、いつも登山道付近で別のパーティーに会ったり、追い抜いたりするのですが、今回は山頂までほとんど人と会わなかったこと。
軍道から、まずは高明山・馬頭刈山に一気に登ります。標高200bから一気に800bまで駆け上がります。
森の中は直射日光はありませんが、風が吹かないので、空気が止まって、蒸しました。自分は、休憩のたびに首のタオルをジョーっと絞っていたので、後輩達が目を丸くしてました。新陳代謝が半端無く、良い昨今です。

途中、結構急なアップダウンがあり、かなりハードな道のりです。こんな階段(=はしご)や、岩場もありました。
転んでしまった後輩に軍手を貸したり、声をかけたりしながら、もうただ必死に登ります。実は、1人だったら、確実に気持ちが折れていました。そう見えなかったのは、見せなかっただけです。


馬頭刈山で、予想行程(いつもレジュメを作って持って行く隊長です)よりも1時間遅く、夕方からの雨も想定していたので、ちょっと焦りつつも、大岳山山頂直前で、奇跡のショートカット(ほぼ四つん這いで草を掻き分けた)により、予定時間ちょうどの2時前に山頂に到着。なんとスタート地点より1000bも駆け上がっています。
今回の
大岳山は、奥多摩三山の一角で、やっぱりとってもハードでした。奥多摩三山は、
登山部創成期に登った御前山と、三頭山とこの大岳山です。
頂上にはやはり人がたくさんいましたが、おじいちゃん・おばあちゃん達の方が、自分ら若者よりもよっぽど元気で、キャピキャピしてました。年の功と鍛錬は恐るべし。
雲が灰色に重くなってきたので、昼食を食べて、記念写真を撮ったら、出発。
登山部レギュラーの3人(シニア?)は先頭で、もうしゃべりっぱなし。全員B型なので、3人が3人しゃべりっぱなし。登山には持ってこいの性格かも知れません。会話が飛んで飛んで飛んで、戻って…の繰り返し。

尾根に出ると、遥か遠方に街並みが見えてからが、もう一勝負。山はツンデレ(いつものキーワード)ですので、自戒しつつ、ひたすら下ります。
下りもアップダウンで、3時間かけて、鋸山まで下りても、たったの200bしか下れてなかったり。ここまで来ると疲れもピークになり、下りはかなりペースが落ちました。しかし、写真でも分かるとおり、日はとっくに傾いており、皆に気づかれないように、秘かにペースアップ。

ルーキーを先頭のシニア組で挟んで、励ましつつ、ひたすらしゃべりつつ踏ん張ります。
八ヶ岳の時の大先輩の教えを守り、急なところは1人ずつ見守ります。
盛り上げるべく、写真を撮ったり。
日が暮れるトラウマを頭から振り切りつつ、頑張りました。
5時半に愛宕山の天狗様のところを通過。

いよいよ暗くなる中で、舗装路ではなく、神社の石段を選択し、今回2回目のショートカットに成功。6時には愛宕神社で、今回の登山の無事のお礼のお参りをして、目のくれるような石段を駆け下りました。
6時半に登山道から、街に下りて来ました。10時間の登山もとうとうゴールです。登山部史上最長の行程でした。最後は、下りてきた順に、ハイタッチをして、ゴールしました。
この後、登山道ゴールからすぐの温泉に行きました。我ながら、最高のプランニングです。
奥多摩温泉もえぎの湯は、ちょうど混雑が終わったぐらいで、入ったのか、お客さんが少なく、ゆっくり疲れました。足がとろけそうでした。
露天風呂は緑に包まれ、空気がとっても良かった。お湯もちょっとぬめりがあり、気持ちよかったです。
温泉の2階で涼んだあと、奥多摩駅まで歩き、帰りの電車に乗りました。
とっても贅沢な一日でした。また次回、要ご期待。
最後は愛宕の天狗様と記念撮影の絵。

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