27歳になりました。立派なアラサーです。
充実した27年間です。家族始め、人生の中で関わった全ての人に感謝です。これからも、宜しくお願いします。
一般的には節目と呼ぶ歳ではないかと思いますが、公私ともに節目の年になりました。
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スキーについて
社会人になって4シーズン目ということで、大学4シーズンと同じ回数、冬を過ごしました。
振り返れば、グラシェールで過ごしたことは遠い思い出となり、スキーヤーとしての現在の方が強くなりました。

社会人1シーズン目は、卒業したてだったし、志賀でも栂池でも、チームから抜けてない、まだまだ大学生の延長て感じだった一方で、初めてスキーで衰えを感じたシーズンでした。
「あの頃を超えるには、あの頃を超えるしかない」と綴ったのは、自分への言い訳だったのかも知れません。

2シーズン目は、その衰えを挽回しようと、ただひたすらに滑ったという感じでした。何かに追われるように、何かを負うように。このシーズンは、過去の滑りを、過去の感覚を、取り戻そうともがいていたと思います。
「ただひたすらに」滑走量を求めて、練習量であの頃を超えようともがいていました。

3シーズン目は、意識して、過去から脱却しようとしたシーズンです。志賀にも行きませんでしたし、栂池でも割りと距離を置いていましたし、GWにスキーをしなかった年です。その一方で、一番色んなトコに行ったし、板を替えて滑りも変わり、「超える」手応えを感じ始めた年でした。
「過去には戻れない。だから、現在は全てを超えて」。全てとは、滑りも楽しさも、という意味だったのかと今は思えます。

4シーズン目は、何か気持ちが落ち着いたシーズンでした。前のシーズンに感じた手応えのせいかも知れません。ある意味避けていた現役の合宿にも連れていってもらいましたし、栂池技選で感じたのが「緊張」ではなく、「緊張感」だったのだと思います。日数としては最小でしたが、充実したシーズンでした。
このシーズンの栂池技選での、整地大回りと、整地小回りで得たのは、過去は超える対象ではなく、思い出だということ。それは、比較の対象でない、違う次元にいるという確信。
日数で言えば、365日以上も過ごしてるんじゃないかと思うスキー。これからも楽しくやっていきます。
○仕事について
公私の公の方も、4年間を過ごした自由が丘から、梅田に異動したということで、計らずも節目の年になりました。
スキー同様、いや、過去がないという意味ではスキー以上に、今に充実を感じているかも知れません。

社会人一年目は、無我夢中という感じで、文字通り、我が無かったように思います。あまり、仕事の意味を理解してなかったし、人間として、今よりもずっと未熟で、無垢だったのだと思います。
汗だくになって、もしくは寒さに震えて宝くじを売ったり、モノ捜しをしに野田や霞ヶ浦まで行ったり、ひらすらコピーをとったり、段ボールの扱いが上手くなったり、訳の分からん雑用をやったり。まだ遅くまで残業してた時代でもあったし、大変でした。
でも、先輩にはホントに良くしてもらい、一番朝帰りをした年だったかも。
二年目は、営業として挫折も味わったし、もう嫌だと思った年でした。当時、上司から怒られて、ムカついたり、悔しかったり、嫌だったりで、涙が滲んだりもした年でした。この仕事の矛盾ということにも向き合わされた時でした。上司の行動に違和感を感じて、折り合いも悪くなり、大好きだった担当先を外されたりもしました。
三年目は、支店長・副支店長が変わり、そして偶然にもリーマンショックが起きたことが、転機をもたらせた年でした。
ショックは、文字通りショックとして、自分の自由が丘での日々に、もしかしたら、この銀行員人生に刻まれる大きな2案件に引き起こしました。
この仕事は、一企業を相手にしているのではなく、社員一人一人、そしてその家族を相手にしているのだという本質を、題目ではなく、感覚として感じさせられた出来事でした。
また能力としても、周囲からの信頼・評価も、一段上がったのもこの年でした。
全てがハッピーエンドではないけれど、それが逆に、自覚というものを刻ませた年でした。
四年目は、それらが決着し、その結果が成果として、体現した年でした。会社のビデオニュースに出たり、職種公募に合格したりできました。一方で、一番信頼してた課長や、一緒に走ってきた同期が異動して、同時に自分の異動を色濃く意識した年でありました。
自由が丘でのリーダーとしての役割や、後輩の存在を意識した年でした。

そして、梅田の法人部に来て、名実ともに次のステージに来ました。自ら望んで勝ち取った場所ですし、自由が丘で送り出してくれた方々のおかげですし、またリーマンショックの裏返しが背中を押す形です。
それらは今、自分の力となり、良い意味での緊張感を持ち、日々を過ごしています。
目標を持ちそれに向かって頑張るのが大事だと言う考えはありますが、私は、あえて目標を持たずにも、日々を一生懸命やること、頑張ることが出来れば、新しい次元に行けると思うし、強いと思っています。
それは私の性格だったり、能力だったり、周囲に恵まれているからかも知れませんが、まだまだ先は長い人生の中で、長いけれども全力で、だけど息切れもせずに進んで行けるのではないかと思っています。
「頂上なんてないんだ。」そういうことでしょう。
the piilows『HAPPY BIVOUAC』
しかし、ブログって良いよね。色んな出来事や、その時にどんなこと思ったかが思い出せるから。
これからも、よろしくね。

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