
今年もやってきました、
栂池スキー技術選手権大会です。社会人になってからのスキーシーズンの目玉というか節目というか、一年の集大成のような存在です。
当然、このために、冬の有休を温存していた(10月くらいから次長のスケジュールに書き込んでいた)のですが、先月の風邪により思いがけなく消費してしまいました。
最近の尋常でない仕事疲れもあり、技選出場も半ば諦めてましたが、後輩から栂池行くのを誘われたこともあり、行かないと行かないで精神的に仕事も投げやりになりかねないので、思い切って出ることにしました。英断です!
金曜の仕事終わりに閉店間際のスーパーでお弁当を買い込み、着替えながらお腹に叩き込み、荷物を抱えて、新大阪駅へ。2年ぶりか、ひっさびさの夜行バスです。尋常じゃない窓のギシギシ感と運転の下手さに耐えつつ、京都・大津まで下道でダラダラと行き、高速へ。高速に乗ると運転が安定するので、ニットバイザーとパーカーのフードを被り、就寝。起きたら白馬村の南端まで着きました。いつの間にか周囲の人も降りてたので、悠々ともうひと眠りしました。

同じく東京から夜行バスで来た後輩と合流し、スキー学校へ受付&ご挨拶。もう辞めて5年になりますが、1年に一回の技選の時にはきちんと挨拶に行っています。
皆さん、いつも温かく迎えてくれます。「今年は赤いウェアの目撃情報がないぞ?」とか言われて、大阪にいる近況などを報告しつつ、懐かしく談笑しました。

大会中は、前走を務める全日本選手に「頑張って下さい」と声をかけ、「お前が頑張れよ!」と返されたり。
技術的なことは別に書きますが、大会もとても楽しかったです。参加人数が減ったため、ほとんど待たずに済みました。
後輩がずっといたので一緒に滑ったり、滑りの感想を聞いたり。初日4種目が終わってもリフト終了まで駆け回りました。

混雑回避のため、夕食時に温泉に入り、街中の定食屋さんで夕飯食べてると、なんと配膳してきたのが喜多美の女将さんでした。その定食屋さんに手伝いに来てたらしく、後輩を驚かそうと思って出てきたところ、僕がいたので、向こうも驚いたようです。(後輩は、栂池に来ること自体は連絡してあったそうです)
そのあと、喜多美に行き、子どもらとしばし戯れました。喜多美のご夫婦も、今年から宿はやらずに、林業&手伝いをしており、自分も後輩もなかなか遊びに行けなくなったので、久々でした。自分はもとよりグラシェールの面々の近況を報告したり。
子どもらもGWぶりですが、また大きくなっていました。何度行っても、初めの瞬間ははにかんだりするのは変わりませんね。
とても穏やかな、そして緩やかな時間を過ごしました。

大会自体も楽しかったですし、ホームゲレンデでのスキーも最高でした。そして、喜多美もスキー学校も、自分のことを覚えていてくれ、会えるのを楽しみにしてくれている暖かい人の存在に改めて感謝した一日でした。

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