今年の一週間休暇は娘の入院。付き添いながら、1日1冊(以上)の読書です。
「狛犬ジョンの軌跡」垣根涼介(光文社文庫)
狛犬が生きた生き物になり、大騒動を巻き起こす、軽やかなミステリーです。狛犬の心の声が面白い。
この作家さんの軽やかさは心地いい。あと、自分と同郷だから、その辺も何となく感覚が通じるところがある。
「幸せの条件」誉田哲也(中公文庫)
中小企業の新入社員である主人公が、長野の農家に入っていくお話。日本の農業を取り巻く現実とか東日本大震災とか、そして何より長野の半農の人間模様が確りと描かれていて、爽やかだけど濃い作品です。
何故、栂池や喜多美が自分にとって居心地が良かったのがが何となく分かった気がする。そんなことを考えました。
「幸福トラベラー」山本幸久(ポプラ文庫)
何とも爽やかな1冊。この作家さんは読後感が非常に良い。上野公園を散歩したくなりますね。
「第四次産業革命」クラウス・シュワブ(日本経済新聞)
1月のダボス会議で議論された第四次産業革命。インダストリアルインターネット(米国産業界の運動)やインダストリー4.0(ドイツの国家政策)とは厳密には違くて、AIとかIoTとかと、それらの社会/産業に与える変化全体を捉えたもの。
仕事上、色んな国際会議に、付いていけたり、色んな有名人の話を聞けたのは、この部署での役得でした。

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