コタツから出たてのサンデー。
触るとホカホカで気持ちいいです。
朝ごはんにバター醤油まぜまぜご飯を食べていると、
オグリが欲しがって邪魔をする。
あんまりしつこいから、マーガリンを食わせた。
ちょぴっとだけね。
これで気が済むだろう。
動物性より植物性の方がよろしかろう、と。
あぁ、それにしても、こんな風な貧しい食い物が
死ぬほど旨いわ!
バターたっぷし、味の素少々、醤油ちょろっと。
炊きたて飯の露気で溶け、あぁ旨し。
卵かけごはんもしかり。
ダイエット中でなけりゃいくらでも入るわ!
今日は弟も仕事休みなので、
近場の温泉へ連れて行ってくれると言う。
やさしい弟だ。
うちは両親がそれぞれ子供を捨てて蒸発した経歴がある、
ハードな家庭だったので、弟はワタシが育てたと言っても、
過言ではない(かもしれない)
だから姉思いの良い子に育った。
蒸発して連れ戻された母も付いてくる(笑)
同じく、その数年後に蒸発して連れ戻された父は、
朝早くから遊びに出掛けていない。
で、三人で温泉へ。
ところでこの二人(両親)は揃って運がない。
母は逃亡中に盲腸炎で緊急入院し、居所がばれ、
父も逃亡中に物凄い偶然で見つかった。
祖父母の執念が届いたかのように。
まあ、もう何十年も昔のことだし、
ワタシも弟も寂しい思いをした訳ではないからイイ。
母の実家が金持ちで、何不自由なく暮らしていたから。
子供の頃って、忙しいからね。
遊んだり、遊んだり、遊んだり、で。
親が居ないことに寂しがっている暇などないのだ。
遊んで、食って、寝てりゃ幸せ。
あ、今も変わらないね。
ともかくやさしい弟のおかげで温泉を堪能できた。
そして帰りに弟はクリスマスプレゼントにと、
母に羽根布団を買ってやる。
イイ子だ。
感激した母も弟にプレゼントを買うことにした。
八月の誕生日に母とワタシとで眼鏡を贈ったばかりだが、
弟はまた眼鏡が欲しいと言った。
かなり高価な眼鏡なので、割り勘にしたのだが、
これが良すぎて勿体無くて、仕事で使えないと言うのだ。
だから仕事用に欲しい、と。
「前のよりうんと安くていいんだ。」
その言葉に安心したものの、いざ選ぶとなると、
腕利き店員にそそのかされること一時間。
結局高いものを気に入る。当たり前だ。
偏光レンズにそそのかされた。
紫外線で黒く変わるやつ。
車の運転をなさる方には最適なのです。
だろうね。
そして支払いで母がそっと呟く。
「お姉ちゃん、お金が足りない。」
エエカッコしいの母は結局ワタシに頼るのだ。
結局、ワタシが偏光レンズ分を出した。
それにしてもこんな田舎町の眼鏡屋にも、
世界中の高級ブランドが揃っているとは!
ブランド業界には客を選ぶプライドとか無いんかい!
さて、十五日に年金が出たばかりの母が、
何故に金が足りないのか、
とゆーと、これまた呆れる。
昨日、すでにやつは
十万もするコートを買っちまったらしいのだ。
ババア、なかなか香ばしい性格だよ。
あんたら親子の生活を支えている父には何も買わないのかよ?
結局、ワタシが父に買うことになる。
まあ、酒さえ与えときゃご機嫌だからイイけどね。
つまみに教えてもらったばかりの
アボカドマグロわさびマヨあえを出す。
父、超ご機嫌!
これは本当に旨いです。
ワタシは日帰り600円の温泉へ行くだけで良かったのに、
何でか帰って来たら財布が空になってたの。
さて、この不慮の事故とも言うべき散財を
無しんこにしてくれる神様にお願いしよう。
愛知杯
調教バツグンの三番、ウインシンシアと
同枠四番、スカブーの子ブーケフレグランス、
ここから八枠へ勝負だ!
神様、来週は有馬記念です。
どうかそろそろ年末資金を下さりますように。

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