カメラを向けるとポージングしてくれる可愛いなっち。


ふふ、でも君はこれから大嫌いなシャンプーをされるんだよ?
オグリの目線がちょっと意地悪?
前にもブログに書いた事があるかもしれないけど、
実家の近所にとても性格の良い
わんこがいる。
その子は可愛そうに、誰かに足を切られて大怪我をした。
飼い主がスーパーで買い物をしている間、外に繋がれてたんだが、
その時にやられたらしい。
足は見るも無残にブラブラ状態だった!
なのに飼い主は「治療代がもったいないから。」と病院へも連れて行かない。
飼い主は貧乏ではないし、ケチでもない。
近所づきあいも悪くない。
でも、犬になんか金を掛けれるか!という奴なのだ。
それでそのままその犬は、ブラブラの足でひょこひょこと散歩に連れて行かれていた。
飼い主は自分判断で、数日休養後、犬を毎日、散歩させていたが、
見ている方は可哀想で痛々しいのでかなわない!
近所でも「可哀想よね」と言う声は上がっていたが、
誰も直接言ったりしないので、ワタシが言った。
「病院へ行かないなんて、ひどい飼い主だよね!」
それでも飼い主に改心の兆しはなく、
そのままいつも犬は足ブラブラ、ひょこひょこ状態で歩いていた。
これが一年以上も続いていた。
誰もがあの犬の足は腐り落ちてしまうだろうと思えた。
それくらい、酷い状態だったのだ。
動物を飼っている人間は直視したくないくらい…。
しかし二年近く経ち、なんと犬が足をちゃんと着いて歩いているのだ!
あれが、治るのか!?
と、誰もが驚いた。
動物の治癒能力の凄さを思い知った。
「だったらさ、ちゃんと病院へ行けばもっと早くに治って、
犬も苦痛に我慢しなくて済んだのにね。」
近所の友人はそう言った、その通りだと思った。
まったくもって、酷い飼い主だ。
しかし、まるきりそうとも言えないかもしれない。
飼い主は毎日の散歩を欠かさず、
昼間は外で犬と日向ぼっこをしてたりもする。
そこだけ見れば良い飼い主なのだ。
ともかく犬は元気になったようだし、
何より、犬の方は飼い主が大好きだろうし。
この犬は、実はよそから貰われて来た子で、
二人目の飼い主となるのだが、
ちゃんと懐いて、とても大人しい可愛い子で、
近所でも評判の犬だ。
よその犬とも仲良く出来るので言う事なし!
正直、見た目は良くない。毛色が汚いし、洗われた事もなさそうだ。
なのに誰もに可愛がられる子なんです。
ワタシも、正直とても可愛い♪
しかし、飼い主をどうしても許せなくて、
もう丸二年、ずーっと無視し続けている。
目が合えば、睨みつけている。
話し掛けられたら殴りそうだ(笑)
それくらいキライだが、
でも、
やはり飼い主は、完璧に悪い飼い主ではないのだ。
ちゃんと、犬を飼っている。
散歩させて、ごはんあげて、甘えさせて。
それは当たり前な正論だが、
実際にはもっと悪い飼い主は腐るほどいるのだ。
足の治った犬は幸せそうだ。
犬は飼い主が大好きそうだ。
なのにワタシだけが飼い主を恨んでいる、許せないでいる。
ごめんね、わんこ。
ワタシにいつも無視されて気にしているのを知ってても、
ワタシはあんたの飼い主に挨拶なんか出来ないのよ。
まだまだ精進が足りないの。
でも、わんこは大好きだからね!
誰もが「汚い〜」と言うが、
誰もが「あの子なら飼ってもいい。」
そう言われている不思議な
わんこです。

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