一番痩せているサンデーだけど、
お尻から写すとけっこうなおデブ?
お尻デーン!
失礼ニャ

シック可愛い飾り籠を頂きました♪
本当は小さなお花を生けて飾りたいんだけど、
こちらは今日も「おぉ、寒〜っ!」なので、
暖かくなったら生けますヨ♪
それまではうちのプリティ選抜隊を
ところで昨日、迷い犬を保護しました。
昨日のレースは大荒れでしたが、枠連を押えて当たり、
まぁまぁの配当に「うひょひょ〜♪」と上機嫌で、
いつもより少し早めに家を出てカラオケの仕事場へ。
早く着いてもする事ないんだよな〜と思いながら歩き、
もうそこに仕事場が見えたところで、一匹の小さな犬を発見!
リードは着いてないけど胴輪はしている、
ひと目でポメラニアンと分かり、近くに飼い主らしき姿は無し、
これは脱走して来たか!?
と、ポメちゃんに近づくと、そこへお散歩中のマメ柴がやって来た。
ポメちゃんは自分よりずっと大きなマメ柴を何するものぞと追いかける。
二匹はしばらくグルグル回る、逃げる柴、追うポメ。
マメ柴の飼い主さんのおじさんは困った顔。
相手はノーリード、このままだとずーっと着いて行きそうだもんね。
なのでワタシは声を掛けた。
「どこのワンちゃんでしょうね?この辺りで見掛けた事ないですか?」
「いや、分からない〜、どうしようかねぇ、」
おじさんも困った風に苦笑い。
そこは車の通りが多くて、見ているだけで危険で心配になるのだ。
ほらほら、今にも轢かれそうだよ!
これは何とか保護しなきゃならん、
そう思い、走って目の前の仕事場へ飛び込んだ。
仕事場には看板犬ララちゃんのリードが確かあったはず…。
勤務時間にまでは、まだ余裕があった。
フロントに居た社長の息子に手短に訳を話し、
ララのリードを探して貰ってそれを手にし、急いで外へ。
しかしてそこにはもうポメちゃんの姿はなかった。
そう遠くへはまだ行っていないだろうと探し回ると、
看護学校のところで若い女の子に抱かれているポメちゃんを見つけた!
あれ?もしかしたら、飼い主さんかも…?
そう期待しながら近づくが、やはり彼女は看護学生さんで飼い主さんではない。
でもかなり人懐っこい子だ。
胴輪に簡単にリードが着けられ、まずは一安心。
ところでここまでの間に、ワタシはちょっと思い出していたのだ。
ポメちゃんをお外に繋いでいたお家の事を、
それもそこからそう遠くは無い家だった。
それに確か青いリードが着けられていたような…、
胴輪が青ならリードもきっと青いはず。
ワタシはポメちゃんを歩かせてみると、どうやらその方角に向いて歩いてくれる。
いや、ワタシはそちらに歩いているから従っているだけかもしれない。
ポメちゃんは楽しいお散歩よろしく楽しそうに歩いている。
ワタシはドキドキしてたけどね。
もしも思っている家の子じゃなかったらどうしようと。
警察に連絡しなきゃならないけど、
警察では保護しないのだ。一旦、保健所へ置かれるのだ。
それでも直接保健所へ連絡するのと警察に連絡するのでは、
犬の保護期間が大きく違う、
警察の方が猶予期間が長いのだ。
もちろん、ワタシには連絡しても保健所へ連れて行く勇気などない。
誰かに預かって頂くか、
自分の家に置かねばならないのだ。
しかしてうちには猫がいる。
さて、どうしよう、どうしたものか…。
もしかしたらうちの(カラオケの)社長ならひと目見て、
「うちに置く」と言ってくれるかもしれない。
可愛いワンちゃん大好き人間なのだ。
しかして、飼い主が見つかって引き取られると、
社長夫妻は悲しい思いをする事になるのだ。
彼らはすぐに情を移すから何とも哀れになる。
以前にも、そんな事が何度かあり、目の当たりにしていた。
などと色々考えながら歩き、目当てのお家に着いた。
家のドアの前には青いリードだけが繋がれてあった。
ワタシは「やっぱり!」と嬉しい期待をしたが、
まだそうだと確定したわけではない。
しかして家人は留守だった。
ドアは開くけど、そこから居間のドアまで開いているのが見えるけど、
何度呼んでも誰も出て来ないのだ。
家の周りに居るかもしれぬと探すも見えず、
もしかしたらこの子を探しに鍵も掛けずに出ているのか?
それならもう少し待っていたいのだが、
そろそろ仕事の時間である。
少しくらいなら遅れても構わないけど、連絡はしなきゃ。
「うぅ〜ん」と心の中で唸りながら待っていると、
遠くの方からおばあさんが歩いて来るのが見えた。
何だか、こちらの方を見ている。
「飼い主か?飼い主なのか!?」
おばあさんの歩みはかなり遅い、止まっているのか動いているのか分からんくらい。
しばらく遠目にワタシと向き合い、
するとようやくおばあさんが声を出した。
「シロちゃん?」
おぉ!シロちゃん!そうそう、この子はそう呼ぶにふさわしい毛色だ!
良かった〜♪
やっぱりこのうちの子だったのだ!
いつもボケているワタシの不確かな記憶力も見捨てたもんじゃない。
まだまだイケる?ワタシ♪
それにしてもおばあさんの歩みは遅い、
笑顔で待っているこちらの顔も疲れてくるほどだ。
あぁ、これじゃぁ、追い掛けても無理っちゅうもんだわと納得。
おばあさんは何度も頭を下げ、
「しょっちゅう、脱走するのよ、困った子なのよ。どうして外れるかねぇ」
どうやらリードの金具が甘く、外れやすいようだ。
「出て行ったら自分で戻って来んのよ、前も警察に…」
そうか、ではやはり保護してよかったのだね!
「よくうちの子だと分かったねぇ」と、面識の無いワタシに聞いてきた。
ワタシは人の顔や名前はすぐに忘れちゃうんだけど、
ワンちゃんや猫ちゃんの可愛い子ちゃんは忘れないのだ。
まぁ、確実ではないが、少々の特徴くらいは覚えているくらい?
それでもこのポメちゃんは記憶に残りやすい。
だって、外に繋いでいるポメラニアンなんて他では見かけないもの。
夜には家に入れるそうだが、昼間は外に出たがるので外に繋いでいるようだ。
ポメちゃんの家はワタシの実家とカラオケに近く、
しょっちゅうこの辺りは通るので、何度も見ていた。
「車に轢かれちゃいそうで怖かったよ。」と言うと、
「そうなのよ、ドキドキなのよ。」とおばあちゃん。
何度も頭を下げながら見送るおばあちゃんを後にして仕事場へ戻ると、
時間はいつもの5分前、
充分に間に合った。
不思議だよね、
いつも通りに家を出ていたら、絶対にポメちゃんには出会わなかったのだ。
いつもはほとんど買わない枠連を押えて馬券が当たり、
浮かれて早めに家を出たのだが、
でも歩きながら「どうしてこんなに早く家を出る事にしたんだろう?」
って自分でも不思議だったのだ。
早く着いても時間を持て余すからちょっと後悔しながら歩いていた。
そして都合よくも職場にはリードがあり、
ワタシにはこの子の記憶さえあった。
まるで神様がポメちゃんを救うべくワタシを動かしたようで、
何とも不思議な気分〜(−−;)でした。

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