マスコミは俗に「社会の木鐸」などと言われてるけど、自分に言わせれば笑止千万である。
マスコミが明治の御代に誕生して以来、「社会の木鐸」の役割を果たしたことなど如何ほどあっただろうか?
日露戦争のおり、ポーツマス条約締結に反対の論陣を張り、国民を煽りに煽ったのは他でもないマスコミである。
以前にも書いたけど、日本の報道機関は「記者クラブ」という「護送船団方式」によって政府と持ちつ持たれつの関係に堕落している。
マスコミは、「官」から平等に情報を頂くかわりに、「官」にとって都合の悪いことは絶対に記事にしないのである。
記者クラブ制度を根底で支えているのは、彼らマスコミ人士が口を極めて罵っている「競争原理の否定」「和を以て貴しとなす」といった日本的価値観である。
マスコミ人士は日本的価値観を痛罵し、アメリカ産の市場原理主義を称揚するが、それならば自分たちが生息するマスコミ業界にも市場原理を持ち込み、記者クラブ制度を廃止しようと主張すべきである。

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