松原信者のお仲間に森英樹という男がいる。
その森が、とある掲示板でこんなことを書いている。
自己批判こそ道徳的 森英樹(本物) 2007/09/15 23:50
「理知的な人間は自国について、他の何事についてより厳しく批判する傾向がある。それで結構、そうすべきなのだ。それは自己批判でもある。一層知的に、一層十分に生きようとする道でもある」『ウォーレンと語る』
※松原正門下の留守晴夫著『常に諸子の先頭に在り』からの抜粋。
留守氏はウォーレンの文章に関して
「ウォーレン自身、優れて理知的な人間だったから、自国特有のリベラリズムの浅薄を痛烈に批判したが、同時に『アメリカが好きで堪らない』と屡々公言している。自国への批判と愛着は両立し得るのである(原文は正字・正仮名)」
「天才バカ板!」より一部抜粋
ご立派なご意見である。
要するに日本を痛烈に批判するボクちゃんは理知的な人間なんだと言いたいのだろう。
確かに留守氏の言うように、自国への批判と愛着は両立し得るとは思う。
だが、森英樹や木村貴氏などの人が行う「日本批判」は、自国を想えばこその発言というより、腕を組んでニヤニヤ笑みを浮かべながら「日本の後進性」を痛罵する日本の似非インテリ特有のスノビズムを感じるのは私だけだろうか?
ホント「愛国心」って便利ね。
彼らの「自国への痛罵」が「自国愛」になるんだったら、2ちゃんねるで盛んな「嫌韓厨」による「韓国叩き」も「隣国愛」になっちまうんじゃなかろうか?
ちなみに森が道徳的と宣う「自己批判」について、福田恆存はこう書いている。
自分の弱さを告白するといふのは、一見してしほらしいやうに見えますが、じつは一種の思ひあがりにすぎません。誠實さうに見えて、じつはずるいのです。
福田恆存「自己批判といふこと」より一部抜粋

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