どうも最近、小林よしのり氏の迷走ぶりが著しい。
迷走その1
ゴー宣最新号の欄外で、検察の小沢秘書逮捕を全面支持し、小沢の金の問題を非難していた。
しかし小林氏は、安倍晋三に関するカネの疑惑が浮上した際に「金の問題ばかり追及するな」と言い、政治家にクリーンさばかりを求める世論を批判(批判それ自体については同感ではある)したはずだ。
スタンスが変わったというなら読者にちゃんと説明すべきだ。まさかネット右翼みたいに「安倍のような”愛国政治家”の金は綺麗な金、小沢のような”売国政治家”の金は汚い金」とでも言うのだろうか?
迷走その2
小林氏は、最近連載している「天皇論」の中で、「皇太子夫妻バッシング」を展開する保守派知識人を非難しているが、小林氏が槍玉に挙げるのはもっぱら保阪正康氏のみであり、「皇太子夫妻バッシング」の火付け役とも言うべき西尾幹二氏を何故槍玉に挙げないのかあまりに不自然である。

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