以前、木村貴氏とイジメ問題について意見交換をしたわけなんだけど、その中で腑に落ちない点を遅ればせながらピックアップしてみようかと思います。
何でも木村氏が言うには、公立学校を廃止して私立のみになれば
、「惡質ないぢめをやらかす不良を退學させる事も出來ない。いぢめられる子供が自由に轉校する事も出來ない」と云ふ制約が無くなるんだそうです。
なんでこれだけの事で公立学校を廃止しなけりゃならないのは、全く理解不能なんだけど、今回はあえてこれには触れない。
木村氏は、「
馬鹿だらうと優秀だらうと人間はいぢめが好きな動物ですからいぢめが無くなるとは思ひませんが」と認識しているにも関わらず、「悪質ないじめをやらかす不良」と書いてるわけなんですが、悪質ないじめをやらかすのは、何も不良に限った事じゃあない。
学校やPTAにも評判の良い優等生が悪質ないじめに走ることは充分にあり得る話なのである。
さらに木村氏は、いじめられっ子は転校させて逃げればよいという考えを持ってるようだけど、転校先でまたいじめに逢う可能性は無いとはいえない。
前にも書いたけど、人間関係の生じる所には必ずいじめが生じる可能性があるのである。
何が言いたいのかというと、転校という手段は、その場しのぎにはなっても根本的な解決手段にはならないのである。

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