最近、経済のお勉強を始めている。
アマゾンで色々と物色した所、マンキューという経済学者のマクロ経済入門書が評判良いようだったので、テキストはこれにした。
「読書」というよりは「お勉強」と言った感じなんで、正直楽しい作業ではない。
経済のお勉強ばっかりやってると肩がこってくるので、息抜きといっちゃなんだけど、ネット右翼麻生派の「経済理論書」であり、城内実さんもブログで絶賛しているようなので、とりあえず読んでみたのがこの本である。
なんでも三橋という人はプロフィールによると、本業は中小企業診断士で2ちゃんねるで経済論を語ってきたとか。
そのせいかどうかは定かじゃないが、この本はとても読みやすい。
この本で勉強になった事は、各国には各国なりの国家モデルがあり、一つの国家モデルを絶対視することは危険であるということと、マスコミが吹聴する経済論がいかにデタラメであるかの2点である。
ただ、終章で電気自動車購入者への税制優遇措置や日本企業の海外でのM&Aを推奨したりと、政府与党や財界寄りな感じがするし、内需減少の原因の一つとなっている失業者問題への言及があんまり無い所も気になる。
失業問題に言及すると、政府与党への批判に繋がりかねないからあまり積極的に言及したくないのかな?と性格のあんまり良くない私はつい下司の勘ぐりをしてしまうのである。

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