フィリピン人の不法滞在一家について色々取り沙汰されているので、私も一言意見を書いてみたいと思う。
こういう事を書くと冷血漢の誹りを受けるかも知れないけど、やっぱり家族全員国外に退去させるべきだった。
調べたところによると、はじめ法務省は全員退去の方針だったみたいだけど、マスコミや市民団体の圧力で「温情」の措置をとったとのこと。
このカルデロンご一家は、きわめて真面目な一家であり、娘さんが両親と離ればなれになるのは非常に可愛そうとは思うけど、政府はセンチメンタルな感情にほだされて(ていうか、選挙対策なんだろうが)正しい政治判断を歪めてはならない。
不法滞在を認可する前例をいったん認めると、次々に不法滞在を認可しなきゃならなくなる自体が出来しかねない。不法滞在者はカルデロンご一家みたいに善良な方々ばかりでなく、犯罪者予備軍みたいな輩も少なくないだろう。
ただ、カルデロンご一家の年端も行かない娘さんにデモを仕掛ける
キチガイ愛国者のご一行には嫌悪感を催す。
いくら不法滞在者だからといっても、娘さんには何の罪もないんだから。
デモを仕掛けるなら、むしろ特例を認めた法務省か法務大臣邸に仕掛けるのが筋であろう。
こんな手合いが「愛国者」だと言うのなら、私は「愛国者」でなくて結構である。

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